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7、とある腐女子の日記
②
しおりを挟むそして私は待った。一條さんとの写真を。しかし待てど暮らせどメールは来なかった。まぁきっとそれどころではないくらいイチャイチャしているのだろうと思い、明日会社で聞けばいいかと私は床についた。
だが次の日二階堂は会社に来なかった。正確にはまだ勤務時間じゃないけど、いつもならこの時間に出勤しているはず。失恋のショックとか?いやそんなことで仕事を休む人間じゃないし。昨日急いでて事故に遭ってたりしないよね?少し不安になり、私は二階堂に電話してみた。
「もしもし、二階堂?まだ会社来てないみたいだけどどうした?」
「あ、すみません。僕二階堂さんではなく…」
電話越しの人物は二階堂ではなかった。もしかして本当に事故った?どうしようかと悩んでいると、電話越しの人物がまた話し始めた。
「昨日二階堂さんは、軽い熱中症と過労で倒れまして、今隣で眠っています。」
「熱中症と過労?」
「はい、それでその、今日はお休みにしてあげて欲しいんです。」
やっぱり疲労が溜まってたんだ。とりあえず事故ではなくて安心したけど、過労で倒れたのは不安だ。そしてこの電話越しの彼の対応、どうやら病院でもなさそうだ。昨日あれから倒れて病院じゃないとするともしかしてこの電話越しの彼は…
「えっと…申し訳ないけど、あなたは?」
「あっ、そうですよね。名乗らずすみません。一條と申します。」
やっぱり!昨日会いにいってそれから倒れちゃったのか。そばに居るってことは成就だよね。私は自分のことのように嬉しかった。だからついつい一條さんにも「おめでとう」を言ったあげたくなってしまった。
「やっぱり一條さんだったんですね。二階堂から話は聞いていますよ。おめでとうございます。」
「えっ…あ…ありがとうございます」
照れたような声色でお礼を言う感じ、すごく母性本能をくすぐられるな。きっとこういうところにグッと来たんだろうな。なんて二階堂のことを思いながら、出社してきた人たちに二階堂のことを説明した。突然仕事量が増えるのをみんな嫌がると思っていたが、意外にもすんなり引き受けてくれた。
「なぁ佐藤、それ二階堂と繋がってるん?」
「繋がってるけど?」
「おーい二階堂ー今まで助けてもらった分返すからさ、任せておけよー」
「俺も!ゆっくり休んでください!」
「この前仕事変わってもらった分、今回は任せてください!」
みんな二階堂に対して激励を送ってくれた。
「きっと二階堂はみんなに迷惑かけたーって言うだろうから、フォローよろしくお願いします、一條さん」
「あはは、分かりました。伝えておきますね」
「それじゃ私も仕事に戻ります。二階堂のことよろしくお願いします」
物腰柔らかそうな人っぽ、いい人な感じが声だけでも伝わってきた。これで悪戯っ子って、すごい妄想とまらないなぁ。なーんて、明日来たら色々聞き倒すか。その話をご褒美に私は仕事に勤しむことにした。
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