MINKU 時空を超えた物語

榊 直 (さかき ただし)

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3章 ペトンの町、盗っ人ジル

第10話 minku coffee 店

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 村人がたくさん歩いており、いろいろな店が見えてきた。
「うわー。美味しそうな物がありそう。ブヒブヒ。いい匂いがする」キューはお腹がすいてきた。
「まずはちいの服を買うぞ。今のは目立ちすぎる」コングは服屋を探した。
「コングさんはお金を持っているのですか?」キューが聞いた。
「いくらかはあるぞ」
 コングは小人のホビットが着る服を見つけた。「これでいいだろう」コングは服を買った。
「20ミンだよ。まいどあり~」元気の良い女店員が言った。
「そこの店の裏で着替えろ」ちいに言った。ちいはホビットの服が嬉しく、ワクワクした。
茶色の布の服だった。ちいは着替えた。
「元々の服は俺が持つ」コングは今まで着ていた服を預かった。
「にあう?」ちいが恥ずかしそうにしていた。
「とても似合うよ」キューも照れながら言った
「うぬ。さすがに喉が乾いたな。さっきは泉を見つける暇がなかったからな」
コングも喉がからからだった。
 「あそこにminku coffeeというのがあるよ」キューが店を指差した。
「うむ。入ろう」コング達は珈琲店こーひーてんに入った。

店の中はそんなに広くなく、カウンターにテーブル席が4つほどあった。
コング達は、テーブル席についた。
「俺はコーヒーにはうるさいぞ」コングはメニューを見た。
「うむ。ドルド地方とバラス大陸の極みブレンドを頼むか。ちいはカフェインレスにしたらどうか?」
コングが言った。
「わたしはフルーツジュースがいい」
「僕は夜空ブレンドをアイスで」キューが決めた。皆はそれぞれ注文した。
お店の人は異色の組合わせにびっくりしていた。
マウンテンゴリラに似たコングと、ブタのキュー、小さい女の子のちい。
飲み物が運ばれてきた。皆は夢中で飲んだ。
 「軽やかで飲みやすく、酸味、甘み、苦味のバランスが良い。さすが極みブレンド。うめぇ」とコング。
「僕の夜空ブレンドはコクがあって、深みがありとても美味しい」
隣の席の者が話していた。
「ピエール王国の王子がいなくなったそうだ」
「そのようだな。さっき、この町にも捜索していたぞ」
コングが聞いていた。さらわれたのか?とコングは思った。
「ブヒブヒ。どうしましたか?」キューが聞いた。
「うむ。ピエール王国の王子がいなくなったらしいが、不思議と思ってな」
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