僕の可愛い奥さんは……

麻沙綺

文字の大きさ
9 / 10
第1章 疫病と言う夫婦喧嘩

7

しおりを挟む


  その後、部屋を出る事になり、現村長と女性に今後の国としての方針(難しいことは解らない)と言われ、事細かく説明をし納得して貰い、後教師(領地経営学)を就ける事も取り付けた(村民の為でもある)。

「そう言えば、先程奥さまが "宰相様から言伝てが来た" と伺いましたが、それは真の事でしょうか?」
  僕は気になったことを口にした。
  すると、男は突然狼狽えだし。
「あ、あれは…、その……。私が、悪友に…頼んで……。」
  と言い出した。
  何か良からぬ事を企んでいた感じですね。
  横で聞いていた奥さまも驚いた顔をしてご主人を見ていますね。
  宰相様と偽って話をするとは、詐欺罪に値するんですが、罪の意識低すぎませんか。
「その行為は、罪に値します。貴方は軽い冗談で行ったようですが、それが宰相様のお耳に入れば罰せられますよ。」
  僕は淡々と彼の行為が愚かなことだと告げた。
「私は、そんなつもりでは……。」
  オロオロとしだす彼に。
「えぇ、誰だってそうですよ。ただ、偽った行いをすると何かしらの罰が下る事を肝に命じてください。今回は僕の処で止めておきますので。」
  僕は、最後の釘を射すようにして伝えた。
 
  この後この夫婦がどう変わるのか、楽しみでありますが、そこまで目を掛ける余裕は、僕にはないでしょう(主に仕事の性で)。


  村長宅を奥さんを連れて出たのは、陽も傾き始めた夕方。
  例年なら青々した麦畑に赤い夕日が差して、綺麗なのでしょうが、見る事が出来なくて残念です。
   真夜中に馬車を走らせるのは危険です。野党等に出くわしたくないですからね(奥さんを危険に巻き込みたく在りませんし)。
  という事で、王都手前の街で一泊することになりました。
  その街に着くまで、奥さんにお仕置きと賞して、終始僕の膝の上に座らせ、身体を弄ぶという拷問に近い事をする(宿では手を出さない)。
  家に着く頃にはグッタリとしていて、見るからに歩けるような状態ではなくお姫様抱っこで馬車から降りれば、子ども達が心配そうにジュリーを見つめ。
「お帰りなさい。母様、大丈夫ですか?」
  とユリウスに気遣われ。
「大丈夫ですよ。ご心配掛けました。」
  と気丈に返してはいるが、僕の腕の中からなので、締らなくて顔を赤らめて僕の胸に顔を埋めてくる。
  あぁ、なんて可愛いのでしょう。
  彼女を愛でていると。
「お帰り、リオ。その様子からすると……。」
  と野太い声が聞こえてきました。
  その方に目を向ければ、ジと目で口許を厭らしく緩めてニタニタと笑ってるではありませんか。
  まぁ、子ども達の前ですることではないので、語尾は消えていましたが。
  僕は、兄を睨み付けました。
  この兄は、何を口走るか解りませんから……。
  世間的に言わせて貰えば、所謂脳筋ですから、ね。
「僕は、このまま彼女を部屋に連れて行きますから、兄さんもう少しだけ子ども達の相手をお願いします。」
  そう告げるとさっさと中に入った。

  中に入れば、使用人に見られて恥ずかしくなったのか。
「リオ様、私歩けますわ。」  
  とジュリーが言い出してきましたが、膝がガクガク震えているのが腕に伝わってきてるんですよね。
  だから。
「大人しく抱かれていなさい。」
  僕は彼女の耳元で言い放ち、部屋に向かう。
  その間、ジュリーは僕の胸に顔を埋めたままだった。


  彼女を寝室のベッドの上に降ろす。
  子ども達も待ってるし、そのまま離れようとしたのだが、服の裾を引っ張られる。
  彼女を見れば、もじもじとしていて落ち着かないようだった。
「どうしたのですか? ゆっくりと身体を休ませた方がいいですよ。」
  旅の疲れもあると思いそう言ったのだが。
「リオ様が、私に、意地悪ばかりするから……。」
  と小声で言ってくる。
「僕が、意地悪ですか?」
  何が言いたいのか、何となく把握できてはいるのだが、気付いてない振りをする。
  彼女に言わせたいから……。
「私、リオ様に触れられて、身体が火照ってしまって…、この熱が、収まりそうに、無いのです。リオ様が、責任を持って、何とか、してください。」
  涙目で訴えてくるジュリー。
「それじゃあ、 "お仕置き" になら無いでしょ。」
  僕の言葉に "うっ……" と声が聞こえてきたが、僕は気にしない。
「なら、防音魔法を部屋に掛けて外に聞こえないようにしてから自慰すればいいじゃないですか。僕はここで見ててあげますよ。」
  と言って、近くに置いてあった椅子をベッドの傍に置き座る。
  やがて、ジュリーは防音魔法を掛けた後に恥ずかしそうな顔をしながら服を脱ぎ出した。

  散々馬車の中で僕が弄んだので、彼女の身体は、ほんのりピンク色に染まっていた。
  彼女の行為を見ている内にあの柔肌に触れたくなり、僕は限界を越えそうだった。

  僕の思ったことが解ったのか。
「リオ様。やっぱり、リオ様に触って欲しいです。」
  と甘えた声でおねだりされ。
「仕方ないですね。」
  僕は、彼女の願いを叶えることにした。
  ジャケット・シャツを脱いで彼女に近付きべッドに膝を立て彼女に覆い被さる。その際にギシッと音をたてる。
  ジュリーがすがるように抱きついてくる。
「リオ様。愛してます。」
  愛しい彼女の口から囁かれるように言われれば、僕はそれに答えるしかなく。
「ジュリー、僕も貴女を愛してますよ。」
  僕は、ジュリーの耳元で甘く囁き、ふっくらと僕を誘う唇に貪りついたのだった。








    
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

お兄様「ねえ、イケナイ事をしよっか♡」

小野
恋愛
父が再婚して新しく出来たお兄様と『イケナイ事』をする義妹の話。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

幼馴染の許嫁

山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。 彼は、私の許嫁だ。 ___あの日までは その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった 連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった 連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった 女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース 誰が見ても、愛らしいと思う子だった。 それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡 どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服 どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう 「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」 可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる 「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」 例のってことは、前から私のことを話していたのか。 それだけでも、ショックだった。 その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした 「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」 頭を殴られた感覚だった。 いや、それ以上だったかもしれない。 「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」 受け入れたくない。 けど、これが連の本心なんだ。 受け入れるしかない 一つだけ、わかったことがある 私は、連に 「許嫁、やめますっ」 選ばれなかったんだ… 八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。

処理中です...