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2章 「気」使い
僕は空「気」になりました
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気の使い方を学ぶため、僕はさまざまな空気と旅をした。「気」とは、手に取れぬもの、ゆらぎ漂いその存在を知らしめる或るもの。気が合う者同士は惹かれ合うのだろうか。この時間はたまらなく愉快で、卑猥で、焦ったい時間である。数多くの「気」を使いこなすには、それなりの勉強が必要だ。
空気として無になった僕が今さら勉強だなんて、笑ってしまう。先輩の空気Aは言う。「人を生かすも殺すも、その気になればどうにでもなる。空気は魔物だ。だから人は空気を入れ替えようと、『換気』というものを努力してきたのだ」と。
空気である僕たちから言わせれば、何をしても同じこと。「気」とは人それぞれに巣食う魔物。良く言えば妖精、天使だ。恋人同士にするには好気を使えばいい。別れさせたければ嫌気を使えばいい。子を誕生させるには生気、死なせるには殺気。大人として発散させるには淫気。これらを使いこなし、人々を操る空気になる。
ある少年の恋心に、少し悪さをしてみよう。夕方の音楽室。ピアノを奏でる少女が、夕陽に照らされ、レースのカーテン越しに幻想的に映る。恋に溺れた少年が、そっと彼女を見つめている。
少女の奏でる音色が響く。もしそれが「猫ふんじゃった」ならば、少年は我に返り、嫌気がさして下校してしまうだろう。だが、もし音色が「おにごっこ」(優里)ならば、幸気が心に温かな風を吹かせ、少年はスキップして下校するに違いない。
そして空気Bに殺しの極意、そう殺気を教えて貰う事になる
何度も言うが空気は「無」だ殴る事も、暴言を浴びせる事も出来ない
その場の空気を使って殺し合わせる、自死に追い込むしか方法はない
空気Bは簡単だよ、本当に試してみるかと言う、続けて空気Aも言う、殺してしまうと全てを奪ってしまう事だよ、悲しいよって
議論は白熱した、殺されたんだから復讐すべきだよ、復讐からは何も生まれない
等々、色々な空気達と白熱した議論をするが答えは出ない、そのまま他の空気達は
風に流されていった。僕には言えなかった数年前に戦場の空気として怒りに任せ殺気となり人々を殺戮した時の達成感をそして僕も風に流されゆらゆらと彷徨い始めた
空気として無になった僕が今さら勉強だなんて、笑ってしまう。先輩の空気Aは言う。「人を生かすも殺すも、その気になればどうにでもなる。空気は魔物だ。だから人は空気を入れ替えようと、『換気』というものを努力してきたのだ」と。
空気である僕たちから言わせれば、何をしても同じこと。「気」とは人それぞれに巣食う魔物。良く言えば妖精、天使だ。恋人同士にするには好気を使えばいい。別れさせたければ嫌気を使えばいい。子を誕生させるには生気、死なせるには殺気。大人として発散させるには淫気。これらを使いこなし、人々を操る空気になる。
ある少年の恋心に、少し悪さをしてみよう。夕方の音楽室。ピアノを奏でる少女が、夕陽に照らされ、レースのカーテン越しに幻想的に映る。恋に溺れた少年が、そっと彼女を見つめている。
少女の奏でる音色が響く。もしそれが「猫ふんじゃった」ならば、少年は我に返り、嫌気がさして下校してしまうだろう。だが、もし音色が「おにごっこ」(優里)ならば、幸気が心に温かな風を吹かせ、少年はスキップして下校するに違いない。
そして空気Bに殺しの極意、そう殺気を教えて貰う事になる
何度も言うが空気は「無」だ殴る事も、暴言を浴びせる事も出来ない
その場の空気を使って殺し合わせる、自死に追い込むしか方法はない
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等々、色々な空気達と白熱した議論をするが答えは出ない、そのまま他の空気達は
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