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異世界迷宮

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 キスをした。
 砂の上に寝転んだまま、長い時間。
 触れ合うだけの優しいキス。しばらくすると、メイシアの唇がわずかに蠢いた。

「……もっと」

 ねだる言葉に、俺の全身はカッと熱くなる。
 舌先で唇を割ると、ぬるりとしたメイシアの舌が出迎えてくれた。お互いの吐息を呼吸して高まりあった俺たちは、激しく舌を絡めていく。

 歯茎をたどり、唇の裏を舐め、舌を吸う。メイシアからも同じことをしてもらう。

「じゅぷ……」

 溢れる唾液がいやらしい水音をたてて、夜の静寂に響いた。
 寝転ぶメイシアの体を抱き寄せる。ヌメヌメとした舌先を深く絡ませあっていると、脳が蕩けたようにボーッとしてきた。

「あふ、んく、じゅぱ、ジュル……」

 息継ぎをしながら、何度も何度もお互いの唇をむさぼりあう。

 俺の股間はすでに痛いほどに膨らんでいる。スカート越しに太ももへそれを押し付ける。
 俺の背中を抱いていた彼女の手が、体を撫でながらゆっくりと下に降りてきた。

 唇を離して、赤く上気したメイシアの顔を見る。

「硬い……です」

 股間に触れるメイシアは、熱を含んだ声で囁く。
 ローブの上からサワサワと優しく撫でられるたびに、甘くてしびれるような快感が腰の中に広がっていく。

「ああ、メイシア……」

「ピクピク、脈打って、つらそう、ですね。
 わたしのせい、ですよね……」

「ハアハアはあ……な、何を……」

「痛みを、癒さないと……ヌギヌギ、しましょ?」

 メイシアの手によって、ローブが脱がされていく。すっぽりと被る形状のそれを、万歳させられて剥ぎ取られた。俺はなされるがままに寝転んで、膝立ちのメイシアを見上げる。

 ツンと上を向いた乳頭から出る液体で、彼女が上半身に着た下着がグショグショに貼りついている。それが月明かりに透けて、裸でいるよりも妖しく見せた。

「ここも、脱ぎましょう、ね」

 メイシアは子供をあやすみたいに、俺のズボンを緩めていく。揃えた脚からズボンが下着ごと脱がされた。
 こもっていた熱を解放して、剛直は夜の空気に晒された。

「大きい。それに、凄く、熱い、です」

「あああ……」

 柔らかな指があてがわれる。
 上下にしごかれると、快感でさらに硬くなっていくのが自分で分かる。

「おちんちん、ビクビクしてる。先っぽから、お汁が、トロトロに、なってます、よ。気持ち、いい?」

「気持ちいい。凄く……」

「もっと、気持ちよく、なりたい?」

「うん、もっと、もっとして欲しい……」

「うふふ、じゃあ……ふむっ、ジュル……」

 陰茎が暖かな粘膜に包まれた。
 喉奥に届くほどに深く咥えこんでから、メイシアは唇をギュッとすぼめ、ゆっくりと引き抜いていく。
 口内でチロチロと蠢く舌が、裏の筋を刺激する。股間が溶けるような快感を感じる。

「ああああ……」

「チュプ……チュプ……チュプ……チュプ……」

 丁寧で愛おしむような口技。もどかしいような、でもずっとこのまま感じていたいような、そんな優しい動き。
 片手で陰嚢に触れて、持ち上げるようにして柔らかく揉んでくれる。
 もう片方の手が、尻の割れ目にモゾモゾと潜りこんでいく。

「あっ、メイシア、そ、そこは……」

「チュポンッ……ふふ、ここも、気持ちいいって、知ってますか?」

「あふっ、中に……ああっ、気持ちいい!」

「ちんちん、舐められて、お尻をくりくりされると、女の子みたいに、よがっちゃう、らしいです、よ?
 ほら、チュプチュプチュプチュプチュプチュプーー」

 尻穴の中に指先を入れられて、早い上下動の動きに変わると、腰から頭にビリビリとした快感の電気がはしる。快感が俺の脳に溜まっていくのが分かる。

「あああっ、出る、メイシア、出るっ、口に、全部、出るっ!」

「チュプチュプチュプチュプ、ジュルルルルルルルッ、んくっ、うんんんんっ、ングッ……」

 快感が全身の隅々まで広がって、特に熱くなった陰茎の先から液体となって飛び出ていく。口の中に全てを噴き出すと、メイシアは喉を鳴らして飲み込んでいく。しかし、十日以上溜め込んでいた吐精は、脈動と共に次々と子種を放出し、メイシアをゲホゲホとえずかせた。

「ゲホッゲホッ、ゲホッーー」

「ご、ごめん、メイシア、大丈夫?」

「ゲホッ、は、はい、大丈……ゴホッ」

 メイシアは微笑んで答えようとするが、口と鼻から精子を垂らして再びむせた。

「うう……苦いです……でも、美味しい」

 堪らない光景だった。ビンビンに乳首を立てた美女が、半裸の姿で母乳を滴らせている。俺の出した精子を飲み込んで、口から鼻からその残りを垂らしている。

 美味しいと言いながら、涙目になって微笑んでいる。

「あああ、もう、だめだ、エロすぎる」

「え? きゃっーー」

 覆い被さるように、俺はメイシアを抱きしめた。

「メイシア、メイシアメイシア! もう、俺はもうーー」

「ああっ、イワティ、いいですよ、きて下さい! 今度はわたしも気持ちよくしてくださいっ!」

 砂に仰向けで寝せて、下半身を包む長いスカートの中に顔を入れる。
 ガーダーベルトでタイツを吊った脚は、太ももの途中から生肌を晒している。
 紐のような面積しかない白の下着が、尻肉に食い込んでいる。中心は見て分かるほど、すでにグショグショに濡れていた。スカート中は、ムワッとした牝臭で満ちていた。雄の本能を刺激する淫靡な香りだ。

 指で下着を横にずらして、俺はそのまま秘芯にむしゃぶりつく。
 鉄のような味がするメイシアのまんこを、一心不乱に舌で舐め回す。
 太ももをガッチリと抱え込んで、快感に逃げそうになる腰を抑えつける。

「ああっ、あひっ、気持ちいい、身体が動いちゃう、止まらないの、あっあっあっ、グリグリされるの気持ちいい、あっ、あっ、んあ゛っ、腰抜けちゃ、あああ~、あ゛あ゛あ゛あ゛っ、中に舌入れちゃ、お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ、あっあっ、イグうううううううううーー」

 腰を跳ねさせながら、メイシアは卑猥な声音を出しながら絶頂した。
 初めての時もそうだったが、メイシアはひと度感じ始めると、清楚な普段からは想像もつかないほどに乱れる。

 この姿を直近で見れるのは俺だけだ。でも、この娘、前よりもずっとエロくなってないか?

「あふ……逝っちゃっ、た……気持ちよかった……わたし、ずっとこうして欲しかったの。イワティから、こうしてもらったあの日を、毎日想いだしていたの。想いだして、ひとりで慰めてた。それでね、それだけじゃどうしても、足りなくて……」

「え?」

 眼前のメス穴の中から、何かプヨプヨしたものが外に出てきた。暗くてよく見えないが、指先で触るこの感触はーー

「火照りが収まらなくて、いけないおもちゃ屋さんに相談したの。あんなお店に行くのは、とっても恥ずかしかったけれど、どうしてもアソコのうずきが止まらなくて……相談したら、いい物があるって売ってくれたのーーそのスライムを」

「こ、これは!?」

 見覚えのある紫色の体。女穴からニュルンと出たそれは、たちまちメイシアの股間全体を覆った。半透明のスライムの中で、女芯がキュウウっと吸い上げられていくのが分かる。

「はああああっ! そ、そのスライムは、お股に入ると、わたしを気持ちよくしてくれたの! な、なぜか、スライムに逝かされるとっ、イワティを、か、感じるの! お尻も、お豆も、子宮も、全部全部気持ちよくしてくれるの!」

「こ、これは俺が作ったスライムだよ! 魔力を使うとこのスライムが出来ちゃうんだ! でも、それがなんでバスタの店に……」

「やっぱり、やっぱりそのスライムは、あなたなのですね。あっあっあっ、あなたを感じるものっ、お股に入って、子宮を覆って、わたしと赤ちゃんを守ってくれてるのが分かるわ、あん、お尻にも入ってね、そうすると、トイレにいく必要もなくなるの! いっつも清潔にしてくれるの! あっあっあっーー」

 クリトリスを吸っていたスライムが、ニュルンと動いて女穴を越え、尻穴の中に入っていく。
 まるで、女穴は俺のために開けましたとばかりに。

 目の前で、パクパクと尻穴が蠢く。
 メイシアは尻肉にキュウウっと力を入れて、腰を浮かせたあと、スッと脱力してからピクピクと腰を痙攣させた。

 尻穴で絶頂したようだ。

「あ゛あ゛あ゛~、お尻、気持ちいい……ハアハア、女の店員さんから、色々と教わったの。男の人をどうすれば気持ちよくできるか。
 イワティを気持ちよくするのを想像しながら、スライムに犯されてると、どんどんどんどんエッチになっちゃう。
 わたしを、こんなにミダラにしたのは、イワティですよ?」

 スカートの中から顔をだして、メイシアを見る。
 愉悦に蕩けきった顔がそこにあった。

「おれ、もうーー」

 コクリとメイシアは頷いた。

「入れて、ください……でも優しく、お願い。赤ちゃんが……」

「ああ、そうだね。入れるだけだ。動かさないで、ずっとそのまま繋がっていたいんだ」

「はい。わたしも、イワティを感じたいの」

「入れるよ?」

「はいーーんっ」

 割れ目にあてがって、ゆっくりと腰を下すと、トロトロになっていたそこは何の抵抗もなく俺を迎え入れた。

「はあああっ」

 仰向けのまま、メイシアはのけ反って矯声をはりあげる。

「ああ、あったけえ……」

 グショグショの柔肉に包まれて、思ったまま声を出す。奥まで優しく突き入れると、中がキュウウっとしぼりあげてきてから、フワッと膨らんだ。

「んんんんん……」

 バルーン現象を起こして、メイシアは入れただけで絶頂したらしい。

 入れたまま抱き合って、俺たちはまたキスをした。
 朝までずっと、動かさず繋がっているだけで、メイシアは何度も果てた。

 膣内の蠢きだけの弱い刺激で、俺は最後の最後に膣内に射精したんだーー


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