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プロローグ
目覚め
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熱い……とにかく熱い……息をすればのどが焼けるように熱くなる。そのあまりの熱さに私は目を覚ました。
ここはどこだろうか…ゆっくりと周りを見てみる。どうやら建物の中のようだ。炎に包まれていて、壁がどんどん崩れていく。
このままこの場所で寝ていれば私はいずれ瓦礫の下敷きになって死ぬだろう。
━━━━━それは嫌だ
私はなんとか体に力を入れて立ち上がる。私がこんなところに何故いるのかは分からない。とにかく今は生きるために前に進まなければならないだろう。
裸足で歩くたびに肉の焼ける音と共に足に激痛が走る。火にさらされ体中が火傷で酷く痛む。それでも私は歩き続けた。
どれくらい歩いたのだろうか……一向に出口は見えてこない……私は瓦礫に躓いて倒れる。もはや痛みも感じなくなってきた。私はここで死ぬのだろう……自分がなんでこんなところにいるのかも分からないまま私は死ぬのだ……私は諦めて目を閉じた。
「おい!!死なれると困るんだが!!」
私の耳元で何者かが叫んだ。そのあまりのうるささに私は目を開けた。目の前には古そうな本がふわふわと浮いていた。
「……本?」
今の声はこの本からだろうか?だとしたらどうやってしゃべっているのだろう。
「おい!!主!さっさと起きろ馬鹿野郎!死にてぇのか!?」
そんな疑問を抱いていると、その本は私に語り掛けてくる。しかし無駄だ…私には動く力なんてありはしない。
「諦めんな!!生きてぇなら俺を持て!!そしたら逃げれる!!生きれるんだぞ!!」
その言葉に少しだけ私の体に力が入る。生きれる……その可能性があるなら私は本にも縋りたい気持ちだった。私はゆっくりと本に手を伸ばす。
そして掴むと体が光に包まれ、傷が回復していき、力が巡るのが感じられた。これは何が起きているのだろうか?何も分からないことだらけだ。しかしこれならば……
「もう動けんだろ!?」
そう本は語り掛けてくる。この本の言う通り私は動けるようになり、立ち上がることが出来た。
「よ~し、主!律儀にこんな建物通ってやることはねぇ!壁ぶっ壊して大幅ショートカットと行こうぜ!!」
何を言っているのだろうかこの本は……
「動ける力は手に入ったけど……壁を壊すなんて……人間には無理……」
「あ~?主!俺の使い方忘れちまったのか!?」
先ほどからの違和感……この本の言葉で理解した。どうやら私は記憶が無いらしい。この本は私のことを主と呼んでいるが私はこんな本を持っていた記憶なんて無い、というより目を覚ます前の記憶が全て無い。
「申し訳ないけど私、記憶が無いみたい……」
ここは正直に言ったほうがいいだろう。すると本は……
「な、なあぁぁぁぁぁぁ!!?」
……かなり衝撃的なようだ。
ドゴォン!!
後ろの天井が落ちてきたようだ。この建物も長くないだろう。それを察したのか本も急に落ち着きを取り戻す。
「チッ!後で問い詰めるぞ主!!まず俺を開いて正面に向けろ!」
私はその指示に従い本を開いて前に突き出す。
「ちげぇよ!!開いたところを正面に向けろ!!今から朗読すんのかてめぇ!!」
……どうやら違ったみたいだが、正直この本の教え方も悪いと思う。
気を取り直して私は本の開いたところを正面に向ける。
「よーし、一発景気の良いの行くぜぇ!!」
すると本から発光する青っぽい球が発射された。それは壁にぶつかると同時に
ドガァン!!!
ものすごい音と共に大穴を作った。
「………すごい。」
この本は私が思っていたよりも凄いようだ。
「この調子で障害物全部ぶっ壊して外に出るぞ主!!」
「分かった。」
私は真っすぐ走り続ける。不思議なことにこの本に触れていると力があふれてくる。この本は何なのだろうか。というよりも私の知識がおかしいだけで本というのはこういうものなのだろうか。私はそんなことを考えながら走った。壁があれば全て本の力で壊して走り続けた。
そしてその時は訪れた。私が何度目かの壁を壊すと見慣れた景色ではなく、土が見えたのだ。
「外……」
私はそのまま走ると目の前には火に包まれた人工物などではなく星が無数に見える夜空が広がっていた。その景色に私が見惚れていると。
「油断すんな!!崩落に巻き込まれる危険性がまだあんだぞ!!見えなくなるまで走れ!!」
そう言われ私は走り続ける。建物の周りには無数のクレーターや何かの残骸が広がっていた。そして奥には森が見えた。
「あの森まで走れ!!」
言われるがまま走っていると。
バゴォン!!
後ろで大爆発が起きた。私が後ろを見るとあの建物が爆発したのだ。
「これ……は。」
私は爆風によって思いっきり吹き飛ばされた。そのまま森に突っ込み木に激突する。
「ぐうっ!」
鈍い痛みが背中に駆け巡る。私はそのまま地面に倒れた。
「油断すんなって言ってんだろ主!!俺が主の体強化してなかったら死んでたぞ!!」
どうやら私はこの本に守られたらしい。
「とりあえずもう少し離れろ。何があるか分かんねぇぞ?」
私は言われたとおりに建物から離れる。
かなり離れただろうか。私は岩にもたれかかって休憩する。
「よし、じゃあ主。質問タイムだぞ。本当に記憶がねぇんだな!?」
一息つく暇すらなく本がふわふわ浮きながら質問してくる。死にかけたのだから少しは休憩させてほしい。というか眠い。
「うん……私はあの建物で目を覚ます前の記憶が無い。」
私がそう言うと、本は大きくため息をつくような仕草をする。
「そうか、じゃあ主は俺が何なのか分かんねぇんだな?」
「そうだね。なんで本がしゃべるのか全然わかんない。」
本はもう一度大きくため息をつく仕草をする。なんでか分からないけど少しだけイラっとした。
「じゃあ主。ギフトって知ってるか?」
ギフト?初めて聞く単語だ。
「知らねぇっていう面だな。じゃあ一つずつ説明していくぞ。この世界には魔力っていうエネルギーがある。これは体を強化したりとか飛ばして攻撃することが出来るんだ。」
私は心当たりがある。
「じゃあ……」
「そう、主が動けるようになったのも、壁を壊したのも、あの爆風を受けて死ななかったのもこの魔力が原因だ。そんで魔力ってのは全ての生物が持ってて訓練次第じゃあほぼ誰でも使える。そしてここからが本題だ。魔力ってのはよく分かってねぇんだ、この魔力を自在に扱えるようになった奴からたまにとある存在が生まれる。それが覚者と呼ばれる奴だ。」
覚者……また意味の分からない言葉が出てきた。
「覚者っつうのはなさっき言ったギフトを使うやつらの総称だ。ギフトこれが重要だ。ギフトってのはな覚者それぞれ異なる特殊能力のことだ。例えば瞬間移動とか手から炎を出すとかな。」
「つまり……あなたは。」
「ああ、お前のギフトだ主。」
なるほど……私は覚者でそのギフトは……しゃべる本を出す……
「……他のギフトがどんなものか分からないけど地味だと思う。」
確かにこの本に命を救われたからいらないなどとは口が裂けても言えるはずもないし、そんなことは思わないがそれにしても地味だと私は思ってしまった。
「主……確かにそう思うのも無理はねぇ。こんな見た目だからな、だが俺の能力は別!!俺の名前はゼラ、別名を全知の本!その能力はあらゆる物体、事象の解析。そしてギフトのコピーだ!!」
「……つまり?」
「随分アホだな主……つまり主が疑問に思ったものは何でも俺を読めば分かるっつぅことだ。ギフトのコピーは実演する機会があったらそん時に改めて教えてやる!」
何でも分かる……その言葉に心が躍るのを感じた。
「じゃあ本……いやゼラ。私の記憶も分かるんじゃ……」
「おうばっちし分かるぜ!!って言いたいけどよ申し訳ねぇがその~」
ゼラが辺りをふわふわと飛び始める。まるで目を泳がせるように。
「解析ってのは記憶までは分かるはずねぇんだ。さらに俺にはその~主に召還される前の記憶が~」
「つまり……あれだけ言ってたのにゼラも私と同じ記憶喪失ってこと?」
「うるせぇ!!主よりは物知りだからいいんだよ!!俺は主のギフト……つまり主の一部みたいなものだからな、召喚されたときに主の記憶喪失に引っ張られたんだろ。」
どうやら私の記憶は戻りそうにないようだ……
「だが主、記憶取り戻すなら手っ取り早い方法があるぜ。」
「!!何?」
まともな方法なら知りたいものだ。
「旅をするんだ。主はこの世界の常識も忘れちまってるんだ。旅をしてこの世界に深く触れ続ければいつか記憶が刺激されて戻ってくるさ。それに記憶を戻すようなギフトを持っている覚者がいるかもだぜ。」
ゼラの言うことは最もだ。恐らく今の状況ではそれが一番いいだろう。
私は立ち上がる。
「ゼラ、旅に出よう。私の記憶を取り戻すために。」
「そうだな主!!思い立ったが吉日だ!そうと決まったらこんな森さっさと抜け出そうぜ!!」
そうして私たちは歩き始める。こうして始まったのだ……私とゼラの旅が……
私は睡魔と疲れを完全に忘れており、数歩歩いた時点で限界を迎えて気絶した。
ここはどこだろうか…ゆっくりと周りを見てみる。どうやら建物の中のようだ。炎に包まれていて、壁がどんどん崩れていく。
このままこの場所で寝ていれば私はいずれ瓦礫の下敷きになって死ぬだろう。
━━━━━それは嫌だ
私はなんとか体に力を入れて立ち上がる。私がこんなところに何故いるのかは分からない。とにかく今は生きるために前に進まなければならないだろう。
裸足で歩くたびに肉の焼ける音と共に足に激痛が走る。火にさらされ体中が火傷で酷く痛む。それでも私は歩き続けた。
どれくらい歩いたのだろうか……一向に出口は見えてこない……私は瓦礫に躓いて倒れる。もはや痛みも感じなくなってきた。私はここで死ぬのだろう……自分がなんでこんなところにいるのかも分からないまま私は死ぬのだ……私は諦めて目を閉じた。
「おい!!死なれると困るんだが!!」
私の耳元で何者かが叫んだ。そのあまりのうるささに私は目を開けた。目の前には古そうな本がふわふわと浮いていた。
「……本?」
今の声はこの本からだろうか?だとしたらどうやってしゃべっているのだろう。
「おい!!主!さっさと起きろ馬鹿野郎!死にてぇのか!?」
そんな疑問を抱いていると、その本は私に語り掛けてくる。しかし無駄だ…私には動く力なんてありはしない。
「諦めんな!!生きてぇなら俺を持て!!そしたら逃げれる!!生きれるんだぞ!!」
その言葉に少しだけ私の体に力が入る。生きれる……その可能性があるなら私は本にも縋りたい気持ちだった。私はゆっくりと本に手を伸ばす。
そして掴むと体が光に包まれ、傷が回復していき、力が巡るのが感じられた。これは何が起きているのだろうか?何も分からないことだらけだ。しかしこれならば……
「もう動けんだろ!?」
そう本は語り掛けてくる。この本の言う通り私は動けるようになり、立ち上がることが出来た。
「よ~し、主!律儀にこんな建物通ってやることはねぇ!壁ぶっ壊して大幅ショートカットと行こうぜ!!」
何を言っているのだろうかこの本は……
「動ける力は手に入ったけど……壁を壊すなんて……人間には無理……」
「あ~?主!俺の使い方忘れちまったのか!?」
先ほどからの違和感……この本の言葉で理解した。どうやら私は記憶が無いらしい。この本は私のことを主と呼んでいるが私はこんな本を持っていた記憶なんて無い、というより目を覚ます前の記憶が全て無い。
「申し訳ないけど私、記憶が無いみたい……」
ここは正直に言ったほうがいいだろう。すると本は……
「な、なあぁぁぁぁぁぁ!!?」
……かなり衝撃的なようだ。
ドゴォン!!
後ろの天井が落ちてきたようだ。この建物も長くないだろう。それを察したのか本も急に落ち着きを取り戻す。
「チッ!後で問い詰めるぞ主!!まず俺を開いて正面に向けろ!」
私はその指示に従い本を開いて前に突き出す。
「ちげぇよ!!開いたところを正面に向けろ!!今から朗読すんのかてめぇ!!」
……どうやら違ったみたいだが、正直この本の教え方も悪いと思う。
気を取り直して私は本の開いたところを正面に向ける。
「よーし、一発景気の良いの行くぜぇ!!」
すると本から発光する青っぽい球が発射された。それは壁にぶつかると同時に
ドガァン!!!
ものすごい音と共に大穴を作った。
「………すごい。」
この本は私が思っていたよりも凄いようだ。
「この調子で障害物全部ぶっ壊して外に出るぞ主!!」
「分かった。」
私は真っすぐ走り続ける。不思議なことにこの本に触れていると力があふれてくる。この本は何なのだろうか。というよりも私の知識がおかしいだけで本というのはこういうものなのだろうか。私はそんなことを考えながら走った。壁があれば全て本の力で壊して走り続けた。
そしてその時は訪れた。私が何度目かの壁を壊すと見慣れた景色ではなく、土が見えたのだ。
「外……」
私はそのまま走ると目の前には火に包まれた人工物などではなく星が無数に見える夜空が広がっていた。その景色に私が見惚れていると。
「油断すんな!!崩落に巻き込まれる危険性がまだあんだぞ!!見えなくなるまで走れ!!」
そう言われ私は走り続ける。建物の周りには無数のクレーターや何かの残骸が広がっていた。そして奥には森が見えた。
「あの森まで走れ!!」
言われるがまま走っていると。
バゴォン!!
後ろで大爆発が起きた。私が後ろを見るとあの建物が爆発したのだ。
「これ……は。」
私は爆風によって思いっきり吹き飛ばされた。そのまま森に突っ込み木に激突する。
「ぐうっ!」
鈍い痛みが背中に駆け巡る。私はそのまま地面に倒れた。
「油断すんなって言ってんだろ主!!俺が主の体強化してなかったら死んでたぞ!!」
どうやら私はこの本に守られたらしい。
「とりあえずもう少し離れろ。何があるか分かんねぇぞ?」
私は言われたとおりに建物から離れる。
かなり離れただろうか。私は岩にもたれかかって休憩する。
「よし、じゃあ主。質問タイムだぞ。本当に記憶がねぇんだな!?」
一息つく暇すらなく本がふわふわ浮きながら質問してくる。死にかけたのだから少しは休憩させてほしい。というか眠い。
「うん……私はあの建物で目を覚ます前の記憶が無い。」
私がそう言うと、本は大きくため息をつくような仕草をする。
「そうか、じゃあ主は俺が何なのか分かんねぇんだな?」
「そうだね。なんで本がしゃべるのか全然わかんない。」
本はもう一度大きくため息をつく仕草をする。なんでか分からないけど少しだけイラっとした。
「じゃあ主。ギフトって知ってるか?」
ギフト?初めて聞く単語だ。
「知らねぇっていう面だな。じゃあ一つずつ説明していくぞ。この世界には魔力っていうエネルギーがある。これは体を強化したりとか飛ばして攻撃することが出来るんだ。」
私は心当たりがある。
「じゃあ……」
「そう、主が動けるようになったのも、壁を壊したのも、あの爆風を受けて死ななかったのもこの魔力が原因だ。そんで魔力ってのは全ての生物が持ってて訓練次第じゃあほぼ誰でも使える。そしてここからが本題だ。魔力ってのはよく分かってねぇんだ、この魔力を自在に扱えるようになった奴からたまにとある存在が生まれる。それが覚者と呼ばれる奴だ。」
覚者……また意味の分からない言葉が出てきた。
「覚者っつうのはなさっき言ったギフトを使うやつらの総称だ。ギフトこれが重要だ。ギフトってのはな覚者それぞれ異なる特殊能力のことだ。例えば瞬間移動とか手から炎を出すとかな。」
「つまり……あなたは。」
「ああ、お前のギフトだ主。」
なるほど……私は覚者でそのギフトは……しゃべる本を出す……
「……他のギフトがどんなものか分からないけど地味だと思う。」
確かにこの本に命を救われたからいらないなどとは口が裂けても言えるはずもないし、そんなことは思わないがそれにしても地味だと私は思ってしまった。
「主……確かにそう思うのも無理はねぇ。こんな見た目だからな、だが俺の能力は別!!俺の名前はゼラ、別名を全知の本!その能力はあらゆる物体、事象の解析。そしてギフトのコピーだ!!」
「……つまり?」
「随分アホだな主……つまり主が疑問に思ったものは何でも俺を読めば分かるっつぅことだ。ギフトのコピーは実演する機会があったらそん時に改めて教えてやる!」
何でも分かる……その言葉に心が躍るのを感じた。
「じゃあ本……いやゼラ。私の記憶も分かるんじゃ……」
「おうばっちし分かるぜ!!って言いたいけどよ申し訳ねぇがその~」
ゼラが辺りをふわふわと飛び始める。まるで目を泳がせるように。
「解析ってのは記憶までは分かるはずねぇんだ。さらに俺にはその~主に召還される前の記憶が~」
「つまり……あれだけ言ってたのにゼラも私と同じ記憶喪失ってこと?」
「うるせぇ!!主よりは物知りだからいいんだよ!!俺は主のギフト……つまり主の一部みたいなものだからな、召喚されたときに主の記憶喪失に引っ張られたんだろ。」
どうやら私の記憶は戻りそうにないようだ……
「だが主、記憶取り戻すなら手っ取り早い方法があるぜ。」
「!!何?」
まともな方法なら知りたいものだ。
「旅をするんだ。主はこの世界の常識も忘れちまってるんだ。旅をしてこの世界に深く触れ続ければいつか記憶が刺激されて戻ってくるさ。それに記憶を戻すようなギフトを持っている覚者がいるかもだぜ。」
ゼラの言うことは最もだ。恐らく今の状況ではそれが一番いいだろう。
私は立ち上がる。
「ゼラ、旅に出よう。私の記憶を取り戻すために。」
「そうだな主!!思い立ったが吉日だ!そうと決まったらこんな森さっさと抜け出そうぜ!!」
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