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取り調べランチ
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本の世界は不思議がいっぱい
旅に出ることも、空を飛ぶこともできる
出来ない事は一つだけ・・
町の中は私がいる世界と似ている、それがルミナの感じた事だった
「とりあえず 取り調べの為に私たちの職場に行こう」
ハヤカは町の中央にある大きな建物を指さす、大きさで言えば私の住んでいる2階建ての自宅を三倍にした所だろう
「おっきいですね」
「うん?」
ルミナは首をかしげ周りの男たちが笑う
「え おかしな事を言いましたか?」
「悪い 悪い」
「あの建物の横の建物が俺たちの仕事場だ」
改めて大きな建物をよく見ると確かに横に小さな建物がある
「あそこですか?」
「あぁそうだ」
ハヤカが胸を張る
「そうですか・・」
小さな建物は学校のトイレと同じぐらいの大きさで、お世辞にも綺麗と言えない・・台風が来たら吹き飛んでしまうのではないか、そんな心配をするぐらいの建物であった
「よし行こう」
ハヤカの後ろに私たちはついていく
「ここが私たちの職場だ」
まじかで見るとその建物だしき物の酷さが際立っている、トイレと例えたが、実際はプレハブ小屋の方があっている
小屋には看板が立てかけており【自治体警備課】と書いてある
ガラガラ
「ぬ・・」
どうやら扉が上手く開かないようだ
「こうして こう」
ハヤカが扉を開けたり引いたりしている
「よし 空いたぞ」
先ほど私に薬をくれた水沢と呼ばれる男がルミナの肩に手を置きルミナに話かける
「この扉はよハヤカにしか開ける事ができないだぜ」
「そうなんですね」
ルミナはその言葉はどうでもいいと思いスルーした
「さぁ 入ってくれ」
プレハブ小屋の中は意外に整理されており外見よりは綺麗だった
「ここに座ってくれ」
木製の椅子にルミナは腰を掛ける
「疲れただろう?」
ハヤカがお茶の入ったお茶をルミナに渡す
「はい」
他の男たちが甲冑を外していく
「俺は水沢ケンイチだ」
「先ほどは薬をいただきありがとうございます」
「俺は水沢ゴロウだ」
「えーと・・もしかしたら」
「そう ケンイチは俺の兄貴だ」
水沢ケンイチとゴロウは兄弟のようだ、兄のケンイチと弟のゴロウは並ぶと確かに兄弟のようで似ている
「あら 客人かしら」
部屋の奥から一人の女性の声がする
「そうだ、怪しい女がいたから連れてきた」
一人の少女が水色の髪をかき分けながらルミナに近づいてくる
「私は森野アミコ よろしく」
「私は本谷ルミナです」
ルミナは思った、綺麗な女性だ彼女がこのプレハブ小屋にいればそこは貴族の舞踏会の会場に早変わりする、水色の瞳を見つめれば男も女もにやけてしまう魅力が備わっている
「アミコさんもここで働いているんですか?」
「違うわ」
アミコが顔を横に振る
「私は向こうの建物から出向してきただけ」
「向こうの建物?」
「そうよ」
向こう建物はギルドと呼ばれる自治体組織のようだ、化け物退治から飼い犬の探索や用心棒からなんでも請け負ってくれる、働き手と依頼者と結ぶ施設のようだ
「そこでは働いてるんですか?」
「そうよ」
「なぜここに?」
「ここの警備課が人が足りないからよ」
「アミコは頭が良いからな」
後ろで着替えている水沢ケンイチが声にする
「そうね そのおかげでこの部屋で一日中働いているわ」
アミコはため息をつきながら答える
「どんな仕事をされているんですか?」
アミコさんは自身の仕事について説明してくれた
アミコさんは二ホンス第一種試験に合格し自治体連合の総合業務課で働いていて、国や自治体に雇われ各自治体のギルドの業務を円滑に進める事が彼女の仕事のようだ
「すごいですね」
「大した事ないわお給料も安いし」
本来各ギルドで仕事を受ける人達は自分のしたい仕事を請け負っている、アミコさんたちは国や自治体のギルドから直接仕事を貰っている代わりにお給料は安くこき使われているようだ
「(公務員みたいだ)」
ルミナは出されたお茶に口をつける
「さて飯ができたぞ」
ハヤカが大きな鍋をもってくる
「おいしそう」
鍋の中は白色のスープが入っている、ルミナが普段食べているシチューを連想させる
「ハヤカは料理が上手だからな」
水沢ケンイチがスープを皿によそいながら口にする
「はいよ ルミナ」
「ありがとうございます」
「さぁルミナ食べてくれ」
ハヤカがルミナに食事を勧める
「はい いただきます」
「美味しいです」
「よかった」
ハヤカは笑顔をルミナに向ける
「うまい うまい」
「まぁまぁね」
周りの人達もハヤカの作った食事を食べ始める
「所でルミナあんな場所で何をしていたんだ」
ハヤカの眼付が変わる
「あ えーと気が付いたらそこにいました」
「本当か?」
「うん」
「そうか・・」
「はい」
ハヤカは手を顎に当て考える
「本来あの場所は魔物たちが出る可能性が高く危険なんだ」
「そうなんですか?」
ルミナの言葉に反応して水沢ゴロウが答える
「あの場所は魔物が出るからギルドに加入していない奴らは近づかないんだ」
「危ない場所ですか?」
「そう 俺たちは警備であのあたりを探索したり様子を見に行くことはあるが・・」
「・・・」
ゴロウの言葉にルミナは震える、その様子を見たアミコは語る
「昔からあの場所は治安が悪かったんのよ、今はギルドや私たちがいるからまだましだけどね」
「狂暴な獣や盗賊たちも少なくなったわ」
「それでもあの場所には近づく人は少ないわ」
「はい」
「別にルミナが悪いわけじゃないだろ」
ハヤカは声を大きくし周りに告げる
「ハヤカ」
ルミナはハヤカの方に目を向ける
「ルミナ危ない場所にはいかないようにしろ」
「うん」
ルミナも周りの人も気づいているルミナは悪くはないと、しかし危ない場所にいた事は事実だ
「ルミナ私のそばにいろ、こう見えて私は三段級ハンターだ」
「三段級ハンター?」
ルミナは首をかしげる
「そんな事言ったて分からないわよね」
スープを飲むのをやめて、アミコが声にだす
「ギルドが認定する強さの基準の事よ」
「ギルドが決めるんですか?」
「そうよ」
「三段級って強いんですか?」
「わりかしね」
その言葉に水沢ゴロウが反応する
「ハヤカさんは強いぞ」
「俺は一段級だ」
謎のガッツポーズを決めるゴロウ
「水沢ケンイチさんは?」
「俺は二段級だな 今の所は」
「今の所?」
「今年の昇格試験に参加するつもりだ」
年に一度ギルドで行われる昇段試験はギルドに所属している面子にとっては一大イベントである、去年の実績や最近の仕事の成果をギルドが評価する、もしギルドに定める規定に合格すれば、昇段することが出来る、仮に昇段できなくとも第三者適正評評価委員会に審査のやり直しを求める事ができる仕組みになっている、
「私もギルドに入れました?」
ルミナは手を上げる
「ルミナはギルドに入りたいの?」
アミコはルミナに声をかける
「私は皆さんに助けてもらい食事やいろんな事を教えてもらいました」
「皆さんのように何かの役に立てればいいなと思ったんです・・」
ルミナ言葉にハヤカが答える
「危ない目にあうんだぞ?」
「はい・・」
ルミナがハヤカの眼を見て答える
「うーん」
ハヤカが悩む、そんなハヤカを見てアミコが助け船を出す
「いいんじゃないの?」
「しかし」
「人がいないのも事実でしょ?」
「そうだが・・」
「どうせ査問中と言ってもこうしてお話してるだけでしょ?」
「・・・」
「ハヤカさん良いんじゃないですか?」
水沢兄弟もアミコに同調する
「お前らまで・・」
ハヤカは周りに押され決心する、本当ならルミナを危険な目に合わせたくないと思ったがルミナの目を見てルミナの好きにさせ、自分がルミナを守ると決めた
「分かった一回本部に報告に行こう」
本部と言うのはハヤカ達の所属する警備課の本部の事である、ギルドの二階にあり、町の警備管理を行う組織である、組織と言っても町からの依頼なので報酬が少なく仕事を引き受けてくれる人がいないのでギルドに所属しているいメンバーたちが持ち回りで警備をしている
「ルミナ一緒に来てくれ」
「はい」
続く
旅に出ることも、空を飛ぶこともできる
出来ない事は一つだけ・・
町の中は私がいる世界と似ている、それがルミナの感じた事だった
「とりあえず 取り調べの為に私たちの職場に行こう」
ハヤカは町の中央にある大きな建物を指さす、大きさで言えば私の住んでいる2階建ての自宅を三倍にした所だろう
「おっきいですね」
「うん?」
ルミナは首をかしげ周りの男たちが笑う
「え おかしな事を言いましたか?」
「悪い 悪い」
「あの建物の横の建物が俺たちの仕事場だ」
改めて大きな建物をよく見ると確かに横に小さな建物がある
「あそこですか?」
「あぁそうだ」
ハヤカが胸を張る
「そうですか・・」
小さな建物は学校のトイレと同じぐらいの大きさで、お世辞にも綺麗と言えない・・台風が来たら吹き飛んでしまうのではないか、そんな心配をするぐらいの建物であった
「よし行こう」
ハヤカの後ろに私たちはついていく
「ここが私たちの職場だ」
まじかで見るとその建物だしき物の酷さが際立っている、トイレと例えたが、実際はプレハブ小屋の方があっている
小屋には看板が立てかけており【自治体警備課】と書いてある
ガラガラ
「ぬ・・」
どうやら扉が上手く開かないようだ
「こうして こう」
ハヤカが扉を開けたり引いたりしている
「よし 空いたぞ」
先ほど私に薬をくれた水沢と呼ばれる男がルミナの肩に手を置きルミナに話かける
「この扉はよハヤカにしか開ける事ができないだぜ」
「そうなんですね」
ルミナはその言葉はどうでもいいと思いスルーした
「さぁ 入ってくれ」
プレハブ小屋の中は意外に整理されており外見よりは綺麗だった
「ここに座ってくれ」
木製の椅子にルミナは腰を掛ける
「疲れただろう?」
ハヤカがお茶の入ったお茶をルミナに渡す
「はい」
他の男たちが甲冑を外していく
「俺は水沢ケンイチだ」
「先ほどは薬をいただきありがとうございます」
「俺は水沢ゴロウだ」
「えーと・・もしかしたら」
「そう ケンイチは俺の兄貴だ」
水沢ケンイチとゴロウは兄弟のようだ、兄のケンイチと弟のゴロウは並ぶと確かに兄弟のようで似ている
「あら 客人かしら」
部屋の奥から一人の女性の声がする
「そうだ、怪しい女がいたから連れてきた」
一人の少女が水色の髪をかき分けながらルミナに近づいてくる
「私は森野アミコ よろしく」
「私は本谷ルミナです」
ルミナは思った、綺麗な女性だ彼女がこのプレハブ小屋にいればそこは貴族の舞踏会の会場に早変わりする、水色の瞳を見つめれば男も女もにやけてしまう魅力が備わっている
「アミコさんもここで働いているんですか?」
「違うわ」
アミコが顔を横に振る
「私は向こうの建物から出向してきただけ」
「向こうの建物?」
「そうよ」
向こう建物はギルドと呼ばれる自治体組織のようだ、化け物退治から飼い犬の探索や用心棒からなんでも請け負ってくれる、働き手と依頼者と結ぶ施設のようだ
「そこでは働いてるんですか?」
「そうよ」
「なぜここに?」
「ここの警備課が人が足りないからよ」
「アミコは頭が良いからな」
後ろで着替えている水沢ケンイチが声にする
「そうね そのおかげでこの部屋で一日中働いているわ」
アミコはため息をつきながら答える
「どんな仕事をされているんですか?」
アミコさんは自身の仕事について説明してくれた
アミコさんは二ホンス第一種試験に合格し自治体連合の総合業務課で働いていて、国や自治体に雇われ各自治体のギルドの業務を円滑に進める事が彼女の仕事のようだ
「すごいですね」
「大した事ないわお給料も安いし」
本来各ギルドで仕事を受ける人達は自分のしたい仕事を請け負っている、アミコさんたちは国や自治体のギルドから直接仕事を貰っている代わりにお給料は安くこき使われているようだ
「(公務員みたいだ)」
ルミナは出されたお茶に口をつける
「さて飯ができたぞ」
ハヤカが大きな鍋をもってくる
「おいしそう」
鍋の中は白色のスープが入っている、ルミナが普段食べているシチューを連想させる
「ハヤカは料理が上手だからな」
水沢ケンイチがスープを皿によそいながら口にする
「はいよ ルミナ」
「ありがとうございます」
「さぁルミナ食べてくれ」
ハヤカがルミナに食事を勧める
「はい いただきます」
「美味しいです」
「よかった」
ハヤカは笑顔をルミナに向ける
「うまい うまい」
「まぁまぁね」
周りの人達もハヤカの作った食事を食べ始める
「所でルミナあんな場所で何をしていたんだ」
ハヤカの眼付が変わる
「あ えーと気が付いたらそこにいました」
「本当か?」
「うん」
「そうか・・」
「はい」
ハヤカは手を顎に当て考える
「本来あの場所は魔物たちが出る可能性が高く危険なんだ」
「そうなんですか?」
ルミナの言葉に反応して水沢ゴロウが答える
「あの場所は魔物が出るからギルドに加入していない奴らは近づかないんだ」
「危ない場所ですか?」
「そう 俺たちは警備であのあたりを探索したり様子を見に行くことはあるが・・」
「・・・」
ゴロウの言葉にルミナは震える、その様子を見たアミコは語る
「昔からあの場所は治安が悪かったんのよ、今はギルドや私たちがいるからまだましだけどね」
「狂暴な獣や盗賊たちも少なくなったわ」
「それでもあの場所には近づく人は少ないわ」
「はい」
「別にルミナが悪いわけじゃないだろ」
ハヤカは声を大きくし周りに告げる
「ハヤカ」
ルミナはハヤカの方に目を向ける
「ルミナ危ない場所にはいかないようにしろ」
「うん」
ルミナも周りの人も気づいているルミナは悪くはないと、しかし危ない場所にいた事は事実だ
「ルミナ私のそばにいろ、こう見えて私は三段級ハンターだ」
「三段級ハンター?」
ルミナは首をかしげる
「そんな事言ったて分からないわよね」
スープを飲むのをやめて、アミコが声にだす
「ギルドが認定する強さの基準の事よ」
「ギルドが決めるんですか?」
「そうよ」
「三段級って強いんですか?」
「わりかしね」
その言葉に水沢ゴロウが反応する
「ハヤカさんは強いぞ」
「俺は一段級だ」
謎のガッツポーズを決めるゴロウ
「水沢ケンイチさんは?」
「俺は二段級だな 今の所は」
「今の所?」
「今年の昇格試験に参加するつもりだ」
年に一度ギルドで行われる昇段試験はギルドに所属している面子にとっては一大イベントである、去年の実績や最近の仕事の成果をギルドが評価する、もしギルドに定める規定に合格すれば、昇段することが出来る、仮に昇段できなくとも第三者適正評評価委員会に審査のやり直しを求める事ができる仕組みになっている、
「私もギルドに入れました?」
ルミナは手を上げる
「ルミナはギルドに入りたいの?」
アミコはルミナに声をかける
「私は皆さんに助けてもらい食事やいろんな事を教えてもらいました」
「皆さんのように何かの役に立てればいいなと思ったんです・・」
ルミナ言葉にハヤカが答える
「危ない目にあうんだぞ?」
「はい・・」
ルミナがハヤカの眼を見て答える
「うーん」
ハヤカが悩む、そんなハヤカを見てアミコが助け船を出す
「いいんじゃないの?」
「しかし」
「人がいないのも事実でしょ?」
「そうだが・・」
「どうせ査問中と言ってもこうしてお話してるだけでしょ?」
「・・・」
「ハヤカさん良いんじゃないですか?」
水沢兄弟もアミコに同調する
「お前らまで・・」
ハヤカは周りに押され決心する、本当ならルミナを危険な目に合わせたくないと思ったがルミナの目を見てルミナの好きにさせ、自分がルミナを守ると決めた
「分かった一回本部に報告に行こう」
本部と言うのはハヤカ達の所属する警備課の本部の事である、ギルドの二階にあり、町の警備管理を行う組織である、組織と言っても町からの依頼なので報酬が少なく仕事を引き受けてくれる人がいないのでギルドに所属しているいメンバーたちが持ち回りで警備をしている
「ルミナ一緒に来てくれ」
「はい」
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