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塔の中の魔女
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いくら夏場と言え雨は降る
「うーん雨が続くな」
キャサリンはため息をついた
「キャサリンどうした?」
先輩カラメールが声をかけた
「天気が悪いんです」
洗濯ものが乾かない
キャサリンは窓から空を見上げる
「天気ばっかりは・・無理だね」
「そうですよね」
カラメールはキャサリンにモップを渡す
「上に行ってきます」
「お願いします」
モップを持ち階段を上る
階段を上り終え最上階の扉を開く
「はぁ疲れた」
「あらキャサリンごきげんよう」
「おはようございます」
マーガレットは何時ものように優雅に廊下を歩いている
「今 紅茶を用意します」
「よろしく」
紅茶をいれる間キャサリンは考えていた
もしかしたらマーガレット様なら雨をやますことが出来るのでは?
一回聞いてみよう
「失礼します」
マーガレットの部屋に入る
マーガレットは水晶玉を眺めている
「マーガレット様」
「どうしたのキャサリン」
水晶玉を眺めながらマーガレットは答える
「天気が悪いですね最近」
「そうね」
マーガレットは水晶玉を眺める
「何を見ているのですか?」
横からキャサリンは水晶玉を見る
「国王が体調が悪いのよ」
「昨日の夕方から体調が悪いみたいですね」
マーガレットはにやにやと笑う
やはりマーガレット様が呪いをかけているのだ
婚約破棄の原因の一人だから
ぐったりとしている王を水晶玉から眺めたキャサリンは思う
「死ぬのですか?」
「大丈夫よ」
「ただの風邪よ」
「マーガレット様の呪いですか?」
恐る恐るマーガレットに聞いた
「そんな訳ないでしょ」
キャサリンの耳元で静かに答える
耳の中に冷気が感じた脳まで凍える寒さ
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
キャサリンはひっくりかえる
「おとと」
キャサリンが投げ飛ばしたカップを掴む
「死ぬかもしれないと思いましたよ」
はぁはぁ
キャサリンは身体を震わせる
「王でもすぐに殺せるけどね」
マーガレットは紅茶を飲む
「マーガレット様が呪っているのではないのですか?」
「あれはただの風邪よ王はすぐに風邪を引くのよ」
「元気な印象しかありませんが」
国民の前に現れる王は威厳があり強い王の印象があったキャサリンは首をかしげる
「私が体力を底上げしてたのよ」
「こんな風にね」
キャサリンの頭を撫でる
「あれれ」
なんだろうやる気が満ち溢れてくる
「掃除に行ってきますーーーーー」
キャサリンは部屋を出て無我夢中で掃除を始める
「今の私は無敵ですーー」
「身体が羽のように軽い」
「お掃除終わりました」
床をピカピカにしてキャサリンは帰って来た
「ありがとう」
マーガレットは指を鳴らす
「あれ何だか疲れてきました」
「今のを王にかけておいたのよ」
「そうなんですか」
身体が重い
「はぁはぁそれを解除したのですか?」
「そうよ」
「王は疲れているでしょうね」
「もしかして王が毒を飲んで平気だったのは」
「私が魔法を使っていたからよ」
「死ぬのですか?」
「今は大丈夫」
「今は?」
「そう今はね」
その言葉を聞いてキャサリンは身体が冷えてしまった
先程耳に冷気が当たった感触とはまた違う
女の冷たさを感じた
「うーん雨が続くな」
キャサリンはため息をついた
「キャサリンどうした?」
先輩カラメールが声をかけた
「天気が悪いんです」
洗濯ものが乾かない
キャサリンは窓から空を見上げる
「天気ばっかりは・・無理だね」
「そうですよね」
カラメールはキャサリンにモップを渡す
「上に行ってきます」
「お願いします」
モップを持ち階段を上る
階段を上り終え最上階の扉を開く
「はぁ疲れた」
「あらキャサリンごきげんよう」
「おはようございます」
マーガレットは何時ものように優雅に廊下を歩いている
「今 紅茶を用意します」
「よろしく」
紅茶をいれる間キャサリンは考えていた
もしかしたらマーガレット様なら雨をやますことが出来るのでは?
一回聞いてみよう
「失礼します」
マーガレットの部屋に入る
マーガレットは水晶玉を眺めている
「マーガレット様」
「どうしたのキャサリン」
水晶玉を眺めながらマーガレットは答える
「天気が悪いですね最近」
「そうね」
マーガレットは水晶玉を眺める
「何を見ているのですか?」
横からキャサリンは水晶玉を見る
「国王が体調が悪いのよ」
「昨日の夕方から体調が悪いみたいですね」
マーガレットはにやにやと笑う
やはりマーガレット様が呪いをかけているのだ
婚約破棄の原因の一人だから
ぐったりとしている王を水晶玉から眺めたキャサリンは思う
「死ぬのですか?」
「大丈夫よ」
「ただの風邪よ」
「マーガレット様の呪いですか?」
恐る恐るマーガレットに聞いた
「そんな訳ないでしょ」
キャサリンの耳元で静かに答える
耳の中に冷気が感じた脳まで凍える寒さ
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
キャサリンはひっくりかえる
「おとと」
キャサリンが投げ飛ばしたカップを掴む
「死ぬかもしれないと思いましたよ」
はぁはぁ
キャサリンは身体を震わせる
「王でもすぐに殺せるけどね」
マーガレットは紅茶を飲む
「マーガレット様が呪っているのではないのですか?」
「あれはただの風邪よ王はすぐに風邪を引くのよ」
「元気な印象しかありませんが」
国民の前に現れる王は威厳があり強い王の印象があったキャサリンは首をかしげる
「私が体力を底上げしてたのよ」
「こんな風にね」
キャサリンの頭を撫でる
「あれれ」
なんだろうやる気が満ち溢れてくる
「掃除に行ってきますーーーーー」
キャサリンは部屋を出て無我夢中で掃除を始める
「今の私は無敵ですーー」
「身体が羽のように軽い」
「お掃除終わりました」
床をピカピカにしてキャサリンは帰って来た
「ありがとう」
マーガレットは指を鳴らす
「あれ何だか疲れてきました」
「今のを王にかけておいたのよ」
「そうなんですか」
身体が重い
「はぁはぁそれを解除したのですか?」
「そうよ」
「王は疲れているでしょうね」
「もしかして王が毒を飲んで平気だったのは」
「私が魔法を使っていたからよ」
「死ぬのですか?」
「今は大丈夫」
「今は?」
「そう今はね」
その言葉を聞いてキャサリンは身体が冷えてしまった
先程耳に冷気が当たった感触とはまた違う
女の冷たさを感じた
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