29 / 42
愛の稲妻迷宮編
噂話
しおりを挟む
キャサリンは紅茶を入れマーガレットの待つ部屋に急ぐ
突然天気が悪くなり洗濯物を急いで取り込んでいたのだ
「お待たせいたしました」
「遅かったはね」
「お茶菓子を選んでまして」
キャサリンは紅茶とクッキーを差し出す
マーガレットは紅茶を飲みゆっくりと息を吐く
「やはりこの紅茶は美味しいわね」
マーガレットが飲んでいる紅茶は謎の男からお土産として貰ったものである
「美味しいです」
キャサリンも紅茶を飲みながら一服する
「今日の夕食は何かしら」
「秘密です」
「美味しい物を作ってるんです」
キャサリンは美味しい紅茶を飲めて上機嫌であった
「何を読んでいたんですか?」
キャサリンはテーブルに置かれた紅茶新聞を見る
紅茶新聞とはマーガレットが購読している紅茶専門の新聞である
なんで幽閉されてる人が新聞なんて読めるのだろう
キャサリンは心に思っただけで口にしなかった
「面白い記事があるのよ」
マーガレットは新聞を指さす
「何ですか?」
キャサリンは新聞を手に取り新聞を読んだ
「なになに・・・」
ギルド探索隊20名消息不明⁉
古城の地下迷宮の恐怖
「何ですか?」
マーガレットは答えた
「ギルドの人間が宝さがしに行って戻ってこないのよ」
「宝?」
「そうよ」
何か嫌な予感がする
この場から離れよう・・・
外は大雨時々雷の音がする
「用事を思い出しました」
キャサリンは椅子から立ち上がる
「あらどこに行くの?」
マーガレットはキャサリンの腕をつかむ
「夕食の準備が・・・」
「大丈夫よ話だけでも聞いていきなさい」
「はい」
キャサリンは椅子に座りなおした
「エクレール伯爵ってご存じ?」
キャサリンは記憶の中を辿る
「たしか」
エクレール家は王国の貴族の一人
王国内の派閥プチフールを率いていた方
「たしか・・・」
「処刑されたはずでは?」
マーガレットは拍手する
「さすがキャサリン博識ね」
「ありがとうございます」
キャサリンは紅茶を口に入れる
「確かに処刑されたと記録には残ってる」
「でもね生きてるとしたら?」
「そんな事・・・」
キャサリンは黙り込む
処刑された人間が生きてるはずなのない
「そうそうこれは噂話だけどね?」
マーガレットはキャサリンの目を見て話す
「実は処刑されたと記録上はされてるけど」
「遺体は見つかってないのよ」
ゴロロ ドドーン
雷が塔に落ち部屋の明かりが消える
「うわぁぁ」
キャサリンは驚く
雷の明るさがマーガレットの顔を照らした
突然天気が悪くなり洗濯物を急いで取り込んでいたのだ
「お待たせいたしました」
「遅かったはね」
「お茶菓子を選んでまして」
キャサリンは紅茶とクッキーを差し出す
マーガレットは紅茶を飲みゆっくりと息を吐く
「やはりこの紅茶は美味しいわね」
マーガレットが飲んでいる紅茶は謎の男からお土産として貰ったものである
「美味しいです」
キャサリンも紅茶を飲みながら一服する
「今日の夕食は何かしら」
「秘密です」
「美味しい物を作ってるんです」
キャサリンは美味しい紅茶を飲めて上機嫌であった
「何を読んでいたんですか?」
キャサリンはテーブルに置かれた紅茶新聞を見る
紅茶新聞とはマーガレットが購読している紅茶専門の新聞である
なんで幽閉されてる人が新聞なんて読めるのだろう
キャサリンは心に思っただけで口にしなかった
「面白い記事があるのよ」
マーガレットは新聞を指さす
「何ですか?」
キャサリンは新聞を手に取り新聞を読んだ
「なになに・・・」
ギルド探索隊20名消息不明⁉
古城の地下迷宮の恐怖
「何ですか?」
マーガレットは答えた
「ギルドの人間が宝さがしに行って戻ってこないのよ」
「宝?」
「そうよ」
何か嫌な予感がする
この場から離れよう・・・
外は大雨時々雷の音がする
「用事を思い出しました」
キャサリンは椅子から立ち上がる
「あらどこに行くの?」
マーガレットはキャサリンの腕をつかむ
「夕食の準備が・・・」
「大丈夫よ話だけでも聞いていきなさい」
「はい」
キャサリンは椅子に座りなおした
「エクレール伯爵ってご存じ?」
キャサリンは記憶の中を辿る
「たしか」
エクレール家は王国の貴族の一人
王国内の派閥プチフールを率いていた方
「たしか・・・」
「処刑されたはずでは?」
マーガレットは拍手する
「さすがキャサリン博識ね」
「ありがとうございます」
キャサリンは紅茶を口に入れる
「確かに処刑されたと記録には残ってる」
「でもね生きてるとしたら?」
「そんな事・・・」
キャサリンは黙り込む
処刑された人間が生きてるはずなのない
「そうそうこれは噂話だけどね?」
マーガレットはキャサリンの目を見て話す
「実は処刑されたと記録上はされてるけど」
「遺体は見つかってないのよ」
ゴロロ ドドーン
雷が塔に落ち部屋の明かりが消える
「うわぁぁ」
キャサリンは驚く
雷の明るさがマーガレットの顔を照らした
1
あなたにおすすめの小説
【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜
高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。
婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。
それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。
何故、そんな事に。
優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。
婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。
リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。
悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
私は彼に選ばれなかった令嬢。なら、自分の思う通りに生きますわ
みゅー
恋愛
私の名前はアレクサンドラ・デュカス。
婚約者の座は得たのに、愛されたのは別の令嬢。社交界の噂に翻弄され、命の危険にさらされ絶望の淵で私は前世の記憶を思い出した。
これは、誰かに決められた物語。ならば私は、自分の手で運命を変える。
愛も権力も裏切りも、すべて巻き込み、私は私の道を生きてみせる。
毎日20時30分に投稿
悪役令嬢の涙
拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる