私の愛した王子様

愛の稲妻迷宮編

パーティー結成

食堂には多くの貴族が食事をして

大広場では多くの貴族がダンスを踊る

その光景を見て喜ぶ二人の男女

今は昔の話

「マーガレット様」

「準備が出来ましたが・・・」

城を探検するには４人以上で向かう必要がある

「困ったわね」

キャサリンをいれても二人、後二人足りないそんな時

「貴方達？」

キャサリンは振り向く

「マドレーヌさん？」

「久しぶりだな」

「たしかタルトさん？」

ギルドの大会でマーガレットと対決した女性のマドレーヌと再会したのだ

「あらショコラさんお久しぶりね」

マドレーヌはショコラことマーガレットに話かける

「お久しぶりね」

軽く火花が散るがキャサリンが止める

「お二人はどうしたのですか？」

「タルトが宝さがしをしたいみたいなのよ」

「マドレーヌが言い出したんじゃないか」

そんな二人を見てキャサリンは提案する

「一緒に行きませんか？」

マドレーヌは反発したが、タルトが二人では探検しに行けない事を、伝えマドレーヌは仕方なく同意した

「とりあえず四人そろったわね」

ぶつぶつ文句を言っているマーガレットを気にせずまとめる

「出発しましょうか」

キャサリンはマーガレット達に呼びかける

「そうね」

マドレーヌは文句を言うのを止める

「どっから行くのかしら？」

マドレーヌはタルトに話しかける

「分からない・・・」

タルトの言葉にため息をつくマドレーヌ

「こっちから入れるみたいですよ」

キャサリンは助け船を出す

「では案内して頂戴」

キャサリンは城の扉を開ける

お城の中は廃れ今にも崩れ落ちそうだ

「汚いな」

タルトは城に入ると言った

城の中には多くの冒険者が酒を飲んだり

食事を取りながら他の冒険者と会話をしている

「マーガレット様どうします？」

「そうね紅茶でも飲んで一服しましょう」

「はい」

キャサリンはカバンから茶葉を取り出しお湯を沸かす

「なんて自由な人たちだ」

マドレーヌはその光景を見て唖然とする

私を倒した魔法使いの一面を見た気がする

「お二人もどうぞ」

キャサリンはタルトとマドレーヌに紅茶を渡した

「これはどうも」

「ありがとうございます」

二人は紅茶を飲む

「あなたはショコラの使用人？」

「いえ私はショコラ様のメイドです」

「しっかりしているのね」

「良い嫁さんになるな」

タルトは笑いながら冗談を言う

「貴方私のメイドにならない？」

マドレーヌはキャサリンをスカウトするが

「ありがとうございます」

「ですが私はショコラ様に仕えておりますので」

「キャサリン紅茶のお代わりを頂戴」

「はい　ただいま」

キャサリンは紅茶のお代わりを準備する

「メイドが欲しいんですか？」

タルトはマドレーヌに質問する

「違うわよ」

「あのキャサリンと言われるメイド」

「ただ物じゃない・・・」