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愛の稲妻迷宮編
憶測
しおりを挟むエクレール城に入りをパーティー結成した四人は輪になりエクレール城について語り合っていた
「エクレール城にはどんな宝があるんだ?」
タルトは宝について三人に質問した
「紅茶があるのよ」
ショコラは一言告げる
「紅茶?」
タルトとマドレーヌは首をかしげる
「サディモールの事ですね」
「サディモールっておとぎ話じゃないの?」
マドレーヌが疑問に思う
「私はサディモールが欲しいだけ」
「それ以外は興味ないのよ」
「だったら宝は俺たちが貰っていいよな?」
タルトが話す
「好きにしたらいいわ」
ショコラは軽く流す
「お宝に興味がないみたいね?」
マドレーヌが質問する
「そうよ」
マドレーヌは自身の魔法の強化を願い
それと同時に
お宝が手に入れば、自身の家の財産になると考えていた
「キャサリンさんはお宝に興味がないの?」
「私はショコラ様が望む物が手に入れば幸せです」
「貴方良い人間ね」
キャサリンの答えにマドレーヌは答える
「本当だよな」
タルトはマドレーヌの言葉に同調する
「いつ出発する?」
タルトは今にも出発したそうにうずうずしている
「明日の朝からにしましょう」
ショコラは答えた
「遅くないか?」
「他の奴らに先こされるぞ」
タルトは答える
今は危険
ショコラが言葉を発せようとした瞬間
助けてくれぎゃぁぁぁぁああ
どこからか誰かの叫び声が聞こえた
その言葉に多くの者は動揺し、武器を構える
「何かしら今の悲鳴」
マドレーヌは辺りを見渡し声を出す
「魔獣か化物でも出たんでしょう」
ショコラはつぶやき紅茶を口に入れる
「猛獣?」
「化物?」
マドレーヌとタルトはお互いの顔を見る
「貴方たち知らなかったの?」
「・・・」
二人は黙りこむ
「はぁ~」
「キャサリン」
「はい」
ショコラはため息をつき、キャサリンに説明するように、アイコンタクトを送る
その昔
エクレール伯爵は魔獣の研究を行い
数々の魔獣を飼育していた
エクレール伯爵のいなくなった今も
多くの魔獣たちはそのまま生息しており
新しい生態系を維持している
エクレール伯爵以外にも、多くの魔法使いや、獣使いが技術の向上の為と、研究の為に実験を繰り返し
新種の化物が地下には生息しているのだ
「俺たちならなら倒せますよね?」
不安に駆られたタルトはマドレーヌに同意を求めた
「大丈夫よきっと」
マドレーヌは大丈夫と言ったが目は沈んでいる
「しっかりしなさいよ」
ショコラは告げる
「ショコラ様気を付けてくださいよ」
キャサリンはショコラを気遣う
「大丈夫よあれが出てこなければね」
「あれって何ですか?」
キャサリンは聞き返すとショコラは、キャサリンの耳元である、単語を発する
その言葉を聞きキャサリンは青ざめる
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