君がいる日常〜君が見つけてくれた日常

夢至 彼方

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第一章

19.とりあえず行動する事は大事だと思う

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「あ、そう言や昨日は上手く行ったんだな。昨日降臨なされた魔王は静まってもう居なくなってたしよかったよな!あれマジで怖かったしな」

「うん。いつもの歩君に戻ってくれてよかったよ。昨日ケーキ屋に着くまでの間はずっと2人っきりだったから息もしづらくて凄く怖かったよ。正直お化け屋敷の方がまだマシだと思う。それも結構本格的な方」

「ぷはっ!た、確かにめっちゃ怖かったもんな。もう圧迫感凄かったし」

 響君は笑ってるけど当事者の僕からしたら全然笑えないんだよね

 正直あの時の事はあまり思い出したくない。ケーキ屋までの道のりがなにかがいる気配を感じる心霊スポットを歩かされてる気分だったし。

いや、それよりも怖いかも。だって直ぐ隣にとてつもなく怖い存在が分かってるんだし。

 いや、でもこういうのって存在が確定してない方が怖いのかな?いるかもしれないって思う方が不安になりやすそうだし。

 でもあの時の僕は怖くて隣ないる歩君の事を見れなかったし結局同じなのかな?

 いや、やめておこう。人間知らない方が幸せな事って沢山あるよね

「まぁ、でも本当にいつも通りの教室になってよかったよ。というか響君怖かったとか言ってるけどなんか結構余裕そうに見えたけど?」

「………え?」

 僕がそう聞くと響は直ぐには何も言わず固まった。

 そして第一声を放つ共に目を見開き口を開けてポカーんとする。そして直ぐに動き出したらら首を傾げて心底不思議そうな顔をして口を開いた

「俺そんな風にみえたのか?」

「うん」

「えー?どこら辺が?」

「うーん。上手くは言えないんだけどなんとなくかな。なんとなく他のみんなと違って体がガチガチに固まってないような気がしたんだ」

 なんていうか響君だけは楽そうなに見えた。顔色は明るくはないんだけど体の方はなんとなく自然な感じがしたんだよね。

 今まで教室で誰かと話してるところをよく見かけたけどそれよりもずっと自然体に感じた。それなのに同じような動きをしてどこか合わせてる様に感じだんだよね。

 まぁ、僕の勝手想像なんだけど。

「へぇー空にはそう見えてたのか」

「あ、あくまでも僕には何となくそう見えただけだから間違ってるかもだから気にしないで」

 僕の話を聞いた響君は特にいつもの雰囲気と大して変わらない。けど楽しそうな顔で喋りかける

「ってことはもしかしたら俺は意外とストレスとか圧に耐性があるのかもな!」

「えっ、あ、そうなのかな」

「多分な!」

 何か違う気がしたけど、今回はここまでにしておく事にした。無理に話を聞いて嫌われても嫌だから。それにせっかくできたBLの話をできる人を失いたくなかった。

「あっそういえば悠真と海斗大丈夫か?なんああの2人だけまだびびってるよな。実弘だけは割と余裕そうだったけど」

 そう実は悠真君と海斗だけはまだ昨日と同じような感じだった。うーん。歩君がいつも通りになってもあの状態って事は怒らせた原因があの2人って思った方がいいのかな?まぁでも

「あ、うん。明日になれば多分大丈夫だと思うよ。今日の帰りに僕と同じ道を辿る事になった見たいだから」

「あっ、察したわ」

「そう。実は教室で今朝歩君が弘くんと昨日食べたケーキの感想を喋っていたんだ。それでその時悠真君と海斗もたまたまそばにいたんだけどそしたら急に2人が自分達も今日ケーキ屋に行くから歩君も一緒にどう?って誘ったんだ。あの反応からしてやらかしたのは多分」

「あーまぁ、あの2人しか考えられないよな」

 そう言えば2人と違って弘君は昨日も他の人よりは余裕があったような気がする。何となくヤッベェ、どうしよう。って言う感じで困ってはいるんだけど割と余裕があるような気がした。

 ほんの些細な事だから多分殆どの人は気づいていないと思うんだよね。

 僕が気づけたのだって響君の方は早くBLを渡したくて何度も響君の方を見ちゃったからだし。

 弘くんの方は響君の違和感に気づいて教室にいる他の人と比較していたら弘君もなんだか違和感を感じたからだし。

中学が一緒だって言ってたからもしかして前にも似たような事があったのかな?

……まぁ、いいっか。そんな細かい事はそれにそろそろ。……あっ、やっぱり

「響君そろそろ昼休み終わるし、教室に戻ろう」

そう言って僕は今自分で見ていた携帯の時計が見えるように響君に向ける。

「あっ、本当だな。んじゃ戻るか。」

「うん。そうしよう」

 そうして僕達が立ち上がると響君は何かを思い出したように

「あっそうだ!」

「どうしたの?響君」

「俺がバイトしてること口が軽い奴には言わないでくれよ。他の奴には言ってないんだ」

「え、そうなの?どうして教えないてないの。響君がカフェでバイトしてるなら響君目当てにお客さん増えるんじゃない?」

 そうすれば時給とかも上がりそうだし、それに響君は友達が多いからその方が良さそうなのに。

「いやだって暇な方が楽でいいだろ。それに今の落ち着いた店の雰囲気を壊さないようにする為にもその方がいいかと思ってな」

「なるほど。色々と考えてるんだね響君は」

 この前も思ったけど響君ってやっぱり大人だなぁ。うーん。でもそうなると難しいかな。いや、聞くだけ聞いてみよう

「あのさ響君」

「ん?どうした」

「響君のカフェに行く時ってさ海斗達も連れて行っていい?」

「んー大丈夫か?あいつら騒いだりしそうで心配何だよな」

「それは大丈夫だと思う。もしそうなっても歩君と僕で抑えるから!それにしばらく大人しくなってるだろうから大丈夫だと思うよ」

 2人とも歩君にかなり怖がらされたからしばらくは歩君が睨みを利かせるだけで大丈夫ど思うんだよね。

「まぁ、それもそうか。」

「じゃあ!」

「あー、そうだな。犬伏と伏見が嫌がらせ なかったらいいぞ。いやいや来てもお互い良くないだろ」

「うん。分かった!」

 響君は仕方ないなぁという感じで僕の提案を承諾してくれた。

 よかったぁ。断られたらどうしようかと思ったけど聞いてみるだけ聞いても見てよかった。弘君、歩君と響君が何で仲が良くないかは分からないけど友達同士が仲悪いのは見てて悲しいから何とかしたかったんだよね。

 まだ何ができるか分からないけど準備はできた。とりあえず行動してみよう。

「それでいつ来る?俺は別に今日でもいいぞ」

「いや、今日は無理だよ。悠真君と海斗が歩君に貢物を捧げに行くからね」

「あっ、そうだったな。ってか貢物って。ぷっ、あははっははっ」

 響君は僕の貢物というセリフが結構面白かったようだ。結構笑ってる

「いやぁ、だって魔王様のお怒りを鎮める為のものを買いに行く訳だし、貢物じゃない?」

「ぷっ、はははっ。確かにそうかもな」

「でしょ」

 よかった。弘君と歩君を連れて行っていいか聞いて雰囲気が悪くならないか心配だったけど今の響君の様子からしてそれが杞憂だった事が分かってホッとした
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