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「エマの行方に心当たりは有るか?」
「わかるわけないじゃない…」
フィオナは力なく答えた。
「んや、そうだけど…なんかこう、そういう魔法とかないの?」
「わからないわ…私は主に攻撃魔法を使うから…あまり詳しくないの。そういう魔法には。」
「そうか…だよな。う~ん…」
そう言いながら、足を進めていく。
ガサッ!
足音が聞こえた。
「!!もしかしてエマかしら?」
「わからん。とりあえず構えろ!敵かもしれない」
「わかったわ。」
コツ…コツ…
足音に耳を澄ませながら警戒する。
しばらくして、フィオナに似た顔立ちの女性が現れた。しかし、髪色と目の色はちがう。表情も、覇気がなく、目が虚ろだ。
「アリアお姉様!?」
フィオナが叫んだ。
「お姉様、なぜここに?」
嬉しいような驚いたような声で尋ねる。
「誰?」
それに対する彼女の返事は、氷のように冷たかった。
「え?お姉様、私!私よ!あなたの妹よ!」
「へぇ…誰だかわからないけど、取り敢えず倒すわ。ルーア様の命令だもの。」
「お姉様!なんで…」
その言葉を遮るように、鋭い短剣が飛んできた。
俺はフィオナに当たる前に切り払った。
「おい、気持ちは察するが気を抜くな。戦いだぞ」
「でも、できない。お姉様を攻撃するなんて…」
「そうか。だろうな」
「ごめんなさい…」
「いい。しばらく休んでろ。ただ、自分の身だけは自分で守ってくれ。そこまで見きれん。」
「わかった…。ありがとう。」
さて、やりますか…!手に力を込めて、相手を斬る!
「おらぁ!」
あっさりと受け止められてしまった。
「あら、あなた、いたんですね。気づきませんでした。」
「はぁ?ナメてんじゃねーぞ!?」
「取るに足らない相手なのでね。もっと強くなってから出直してきては?まぁ、無理でしょうけど。なぜならここで死ぬのですから。」
話しながら剣戟を交わす。
「!?」
一瞬の隙をつかれた。このままじゃ、死ぬ……!?
「危ない!」
眼の前にバリアが張られた。
アリアの短剣が弾かれた。
「どうやらなかなかやばいようね。私も行くわ。たぶん、あのお姉様は偽物。それか操られている。気絶で済ませたいわ。」
「うし、やるか!フィオナ、ありがとうな!」
「こ、こちらこそ。」
そろそろバリアが壊れそうだ。
「行くぞ!」
「ええ!」
「わかるわけないじゃない…」
フィオナは力なく答えた。
「んや、そうだけど…なんかこう、そういう魔法とかないの?」
「わからないわ…私は主に攻撃魔法を使うから…あまり詳しくないの。そういう魔法には。」
「そうか…だよな。う~ん…」
そう言いながら、足を進めていく。
ガサッ!
足音が聞こえた。
「!!もしかしてエマかしら?」
「わからん。とりあえず構えろ!敵かもしれない」
「わかったわ。」
コツ…コツ…
足音に耳を澄ませながら警戒する。
しばらくして、フィオナに似た顔立ちの女性が現れた。しかし、髪色と目の色はちがう。表情も、覇気がなく、目が虚ろだ。
「アリアお姉様!?」
フィオナが叫んだ。
「お姉様、なぜここに?」
嬉しいような驚いたような声で尋ねる。
「誰?」
それに対する彼女の返事は、氷のように冷たかった。
「え?お姉様、私!私よ!あなたの妹よ!」
「へぇ…誰だかわからないけど、取り敢えず倒すわ。ルーア様の命令だもの。」
「お姉様!なんで…」
その言葉を遮るように、鋭い短剣が飛んできた。
俺はフィオナに当たる前に切り払った。
「おい、気持ちは察するが気を抜くな。戦いだぞ」
「でも、できない。お姉様を攻撃するなんて…」
「そうか。だろうな」
「ごめんなさい…」
「いい。しばらく休んでろ。ただ、自分の身だけは自分で守ってくれ。そこまで見きれん。」
「わかった…。ありがとう。」
さて、やりますか…!手に力を込めて、相手を斬る!
「おらぁ!」
あっさりと受け止められてしまった。
「あら、あなた、いたんですね。気づきませんでした。」
「はぁ?ナメてんじゃねーぞ!?」
「取るに足らない相手なのでね。もっと強くなってから出直してきては?まぁ、無理でしょうけど。なぜならここで死ぬのですから。」
話しながら剣戟を交わす。
「!?」
一瞬の隙をつかれた。このままじゃ、死ぬ……!?
「危ない!」
眼の前にバリアが張られた。
アリアの短剣が弾かれた。
「どうやらなかなかやばいようね。私も行くわ。たぶん、あのお姉様は偽物。それか操られている。気絶で済ませたいわ。」
「うし、やるか!フィオナ、ありがとうな!」
「こ、こちらこそ。」
そろそろバリアが壊れそうだ。
「行くぞ!」
「ええ!」
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