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86:俺、参上…
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傭兵達の目的地には、森に囲まれた村があった。皇国の都市から離れた山脈の峰で、針葉樹と広葉樹が混ざり少し盆地のようになっている、その村は、太い丸太を組んで作られた丈夫そうな柵、所々石の柵も有るが、それらに被われており、内部には、物見櫓と田畑、建物は木造と土壁の家屋が幾つか建てられている。傭兵達の帰還を知った住人達が、ワラワラと集まり、団員達の無事と働きを労っている。どうやら此処は傭兵達の隠れ里の様な場所である。
ロゼは、村の中に居た者に軽く声をかけると、村の奥へとそのまま向かい、中央の大きめの建物で魔獣から降りると、魔獣の気配に気付いたのか建物の中から、若い男と一人の老人が出てきた。老人は、若い男に指示を出すと、その男が団長の騎乗魔獣を引き何処かに連れて行った。老人は、他の者より若干身なりが良く、ダンディーな老紳士的な外見で、長身(190)で種族は、バンパイア…ロゼに似てはいるが尻尾は無い。白髪はオールバックにしており、綺麗に整られた短い顎髭を撫でながらロゼ団長に声をかけた、
「無事帰還した様ですね?ロゼ団長…首尾はどうです?」
「あぁ…フェンブル副団長…例のモノは、無事奪取に成功した、ボルマから報告は聞いていないのか?」
「団長、私の事はセバスと名前でお呼び頂いて構いませんよ?今は貴女の部下なのですから…其から…彼でしたら報告もなく、奥で酔い潰れて寝ていますよ…まったく…」
「あ、あぁ…セバス…さん……其れにしても仕方の無い奴だな…そうだ、例のモノ何だが、やはりフェ…セバスさんの推察通り罠が掛けられている様なんだ…協力者の者が解除できると言っているが一応、同席してくれるか?」
「承知しました、しかし…その前に団長…貴女の横にいる方を紹介して頂けますか?」
「えっ?」
「えっ!?」
(あれ?バレてる!?)
思わず驚きの声を出してしまったソラは、辺りを見回し、他に誰も居ないか確認するが、該当する人物は自分しか存在しない。ロゼは何が何だが分からずキョロキョロ辺りを見回しているので、彼女には見えていないらしい。落ち着いたしょさであるが、隙は全く無く、鋭く睨む視線に観念して、ソラは自分を覆った結界の膜を広げ、二人を取り込むことで姿を現した。とは言え、始め結界を解除しようと思ったが、余計な者達にワラワラ集まられては面倒だと考え、取り敢えず今回は二人を結界内に入れる事にしたのだ。なので、実際には団長と副団長が突然消えた様に見えるのだが…二人からはソラが現れた様に感じている。
「何っ!?何だ貴様っ!!」
突然姿が現れ、ロゼが更に驚きの声を出すが、ソラは気にせず、見破った老紳士に声をかけた。
「何で分かったんだ?もしかして…やっぱりその魔眼か?」
「っ!…何故それを…」
「おいっ!!気を付けろっ!得たいの知れない奴め」
「待って待って…」
ソラは、両手を上に挙げて降参のポーズをとり、危害を加える気は無いよとアピールするが、ロゼは素早くロングソードを構えると、距離をとり。セバスと言う紳士の方は、武器を持っていないが一歩下がり距離を取った、警戒はしている様だが、ソラの魔眼発言に眉をピクリと動かした程度で、相変わらず落ち着いている。そして、そのセバスは、ジリジリとソラの後ろに回り込もうとしたロゼ団長に、制す様に言った、
「ロゼ団長、待ってください!この男は、此方に危害を及ぼす気は無いようです、取り敢えず話を聞きましょう。」
「しかしっ!……分かった…」
セバスの執り成しに、一旦武器を構えるのを止めたロゼは、ソラの前に移動した。
「あぁ…うん、悪気は無かったんだ…ちょとした好奇心で…着いて来ちゃった!」
「………」
「………」
沈黙が流れる…
「あぁ…え~と…始めまして、俺の名前はソラと言います。只の冒険者です。…一応…あなた達に敵対するつもりは有りません…本当です」
その時であった…建物の中から、ボルマがキョロキョロ辺りを見回しながら出てくると、
「くそっ…あいつら何処行った…俺様の盗み聞きに気付いたのか?さっきフェンブルの野郎何て言ったんだ?ロゼは驚いてたみてぇだが…此じゃ計画が実行できねえぇ……」
何やら独り言を言いながら、何処かに歩き去っていった。団長と副団長の二人は、突然の事で驚いた様子だが、ボルマが此方に全く気付いていない様子を察して、途中で声を掛けようとしたロゼをセバスが黙って様子を見るようにと彼から離れる様に仕草で其を制した。暫く様子を伺っていたが、ボルマが居なくなると、ロゼがソラに声をかけた、
「ソラと言ったか…奴には私達が見えていなかった様だが?」
セバスも頷き、ソラに説明を求めると言った表情で此方を見ている、
「え~と其は、俺が能力を解除したのでは無く、貴女達を能力の範囲に取り込んだからですよ、人が集まってきても面倒だったんで…あっ!勿論人が集まらない目立たない場所に案内していただければ解除しますけど?」
ソラの説明を聞いた二人は、顔を付き合わせこそこそと相談すると、セバスが提案をしてきた、
「実は、私共…急に用事が出来てしまったのですが、流石に貴方を放って行く事は出来ません、部屋に案内致しますので、少しそちらで待っていただくことは可能でしょうか?」
「えっ?別に構いませんが…別に俺は長居するつもりは…もしかして捕まったりしちゃいます?」
「流石に貴方をこのまま返すことは出来ないのですが…まぁ、私の見立では、貴方でしたら容易く姿を眩ます事は出来そうですが…待って頂けるのでしたら、客人としておもてなしさせていただきます…どうでしょう…御承知いただけますか?」
「おいっ!コイツは侵入者だぞ?」
「ロゼ団…ロゼさん、此処は私に任せてくださいませんか?貴女は早く彼方を…」
「クッ……分かった、任せる…」
「と、言う事ですので、話にのって下さいますか?」
「ん……まぁ…其なら…」
(この爺さん…只者じゃ無さそうだし…気になるから話を聞けるなら良いかな…)
「そうですか…其は良かった、そこでなんですが…この常態…人に見えなくする…」
「あぁ…因みに、声も外からは認識出来ないよ、其れで俺の結界が何か?」
「そうです、その結界とやらは、このままにして頂いても宜しいでしょうか?」
「別に構わないですけど?解除して良い時は言ってください!!」
「此は、有り難う御座います。其れでは申し遅れました、現在、この村の副代表をしております、わたくしセバスが御案内します。どうぞソラ殿、此方へ」
セバスは、自分を副代表だと名乗り、紳士らしい違和感無い一礼をすると、ソラを伴って其処とは別の建物に案内して歩き出した。ロゼは、セバスに軽く「行ってくる」と、一言、告げると急いで何処かに行ってしまった。
案内されたのは、セバスさんの住まいである建物で、奥さんと二人暮らしだそうだ。どうやら村の中では一番ましな家らしい、もう一人(ロゼ)の家は?と聞くと、とても客人をもてなす事が出来る場所ではないと、即答された。その時のセバスの眼は、察してくれと言っている様に感じた…
家に案内されると、奥さんは出掛けており留守だった為、セバスさんが入れてくれたお茶を飲みながらロゼが用事を済ませて、やって来るのを待つことにした。
□■□■□■□■□■□■
ロゼは、先程去って行ったボルマが何処に言ったのか、辺りを見回しながら先を急いでいた…あの時聞いたボルマの言葉は、何か企んでいるに違いない…以前から感じていた懸念が当たってしまったと、怒りが込み上げてくるが幸いな事に、事態が起こる前に知る事が出来た…何を企んでいるか迄は、未だ分からないが、兎に角、未然に防ぐ必要がある。
先を急ぐ中、何人かの村人と出会したが、自分に気付いて声を掛けてくる者が全く居なかったので、内心であの男の能力に驚愕したが…セバス副団長の機転にも驚いた。実は、セバスは副団長と言う立場ではあるが、実力ではロゼよりも数段高みの存在である、しかしその事を隠しているのは知っている…傭兵団結成時に、団長になって欲しいと、申し出たのだが彼は、矢面に立つのは避けたい、自分は裏方の仕事に徹したいと頑なに受け入れてくれなかったのだ。確か…以前は何処かの偉い人に遣えて居たとか…其が何か関係有るのだろうか…
ロゼは、村を走り田畑の間を突っ切り、予想していた場所迄来ると足を止めた。其処は皇国から奪った奴隷達の入った荷馬車を運び込んだ倉庫だ。倉庫の中を覗くと其処には、案の定、男数人とボルマの姿があった。見張りの為に倉庫の前に立っていた者にも気付かれる事無く、容易く倉庫の中に忍び込むと、彼等が何をしているのかと様子を伺った。
ボルマ達は、荷馬車の空いたスペースに食糧などを積み込んでおり、前の席には気絶したモーリスが寝かされている、ボルマが指示を出し男達に荷馬車を引く馬を繋がせている。そんな中、一人の男がボルマに声をかけた、
「なあボス、何があったんです?やっぱりバレちまったんですかい?」
「あぁん?バレちゃいねえが、爺と女が姿を消した…何かヤベ~感じがしたから取り敢えず、とんずらこくのよ…」
「消えた?どう言う事です?」
「知るかそんなもん…あの爺、力を隠してやがったのは知っていたが、姿を消すとか有り得ねえだろ…何と無く俺達の事に感付き始めた気はしてたが、あの場面で姿を消したって事は、完全に警戒してるにちげーねぇな……長居は無用だ!!お前らさっさとしろっ!」
どうやら勘違いしている様だが、此のまま見過ごす事は出来ない、作業している部下達の顔を確認すると、入団時期はバラバラだが全て人種の者達で、ボルマとは良くつるんでいた団員だ。
やはり…か…ロゼは意を決して、武器を構えて飛び出した。
「貴様ら其処までだっ!!」
しかし、誰もロゼに気付く事無く、黙々と逃走の準備を続けている…ロゼは、その事に気付いたのか少し顔を赤くして、考えを改めボソリと呟いた、
「貴様らが裏切ったのが悪いのだ、卑怯では有るが甘んじて受け入れろ…すまん」
ロゼは、村の中に居た者に軽く声をかけると、村の奥へとそのまま向かい、中央の大きめの建物で魔獣から降りると、魔獣の気配に気付いたのか建物の中から、若い男と一人の老人が出てきた。老人は、若い男に指示を出すと、その男が団長の騎乗魔獣を引き何処かに連れて行った。老人は、他の者より若干身なりが良く、ダンディーな老紳士的な外見で、長身(190)で種族は、バンパイア…ロゼに似てはいるが尻尾は無い。白髪はオールバックにしており、綺麗に整られた短い顎髭を撫でながらロゼ団長に声をかけた、
「無事帰還した様ですね?ロゼ団長…首尾はどうです?」
「あぁ…フェンブル副団長…例のモノは、無事奪取に成功した、ボルマから報告は聞いていないのか?」
「団長、私の事はセバスと名前でお呼び頂いて構いませんよ?今は貴女の部下なのですから…其から…彼でしたら報告もなく、奥で酔い潰れて寝ていますよ…まったく…」
「あ、あぁ…セバス…さん……其れにしても仕方の無い奴だな…そうだ、例のモノ何だが、やはりフェ…セバスさんの推察通り罠が掛けられている様なんだ…協力者の者が解除できると言っているが一応、同席してくれるか?」
「承知しました、しかし…その前に団長…貴女の横にいる方を紹介して頂けますか?」
「えっ?」
「えっ!?」
(あれ?バレてる!?)
思わず驚きの声を出してしまったソラは、辺りを見回し、他に誰も居ないか確認するが、該当する人物は自分しか存在しない。ロゼは何が何だが分からずキョロキョロ辺りを見回しているので、彼女には見えていないらしい。落ち着いたしょさであるが、隙は全く無く、鋭く睨む視線に観念して、ソラは自分を覆った結界の膜を広げ、二人を取り込むことで姿を現した。とは言え、始め結界を解除しようと思ったが、余計な者達にワラワラ集まられては面倒だと考え、取り敢えず今回は二人を結界内に入れる事にしたのだ。なので、実際には団長と副団長が突然消えた様に見えるのだが…二人からはソラが現れた様に感じている。
「何っ!?何だ貴様っ!!」
突然姿が現れ、ロゼが更に驚きの声を出すが、ソラは気にせず、見破った老紳士に声をかけた。
「何で分かったんだ?もしかして…やっぱりその魔眼か?」
「っ!…何故それを…」
「おいっ!!気を付けろっ!得たいの知れない奴め」
「待って待って…」
ソラは、両手を上に挙げて降参のポーズをとり、危害を加える気は無いよとアピールするが、ロゼは素早くロングソードを構えると、距離をとり。セバスと言う紳士の方は、武器を持っていないが一歩下がり距離を取った、警戒はしている様だが、ソラの魔眼発言に眉をピクリと動かした程度で、相変わらず落ち着いている。そして、そのセバスは、ジリジリとソラの後ろに回り込もうとしたロゼ団長に、制す様に言った、
「ロゼ団長、待ってください!この男は、此方に危害を及ぼす気は無いようです、取り敢えず話を聞きましょう。」
「しかしっ!……分かった…」
セバスの執り成しに、一旦武器を構えるのを止めたロゼは、ソラの前に移動した。
「あぁ…うん、悪気は無かったんだ…ちょとした好奇心で…着いて来ちゃった!」
「………」
「………」
沈黙が流れる…
「あぁ…え~と…始めまして、俺の名前はソラと言います。只の冒険者です。…一応…あなた達に敵対するつもりは有りません…本当です」
その時であった…建物の中から、ボルマがキョロキョロ辺りを見回しながら出てくると、
「くそっ…あいつら何処行った…俺様の盗み聞きに気付いたのか?さっきフェンブルの野郎何て言ったんだ?ロゼは驚いてたみてぇだが…此じゃ計画が実行できねえぇ……」
何やら独り言を言いながら、何処かに歩き去っていった。団長と副団長の二人は、突然の事で驚いた様子だが、ボルマが此方に全く気付いていない様子を察して、途中で声を掛けようとしたロゼをセバスが黙って様子を見るようにと彼から離れる様に仕草で其を制した。暫く様子を伺っていたが、ボルマが居なくなると、ロゼがソラに声をかけた、
「ソラと言ったか…奴には私達が見えていなかった様だが?」
セバスも頷き、ソラに説明を求めると言った表情で此方を見ている、
「え~と其は、俺が能力を解除したのでは無く、貴女達を能力の範囲に取り込んだからですよ、人が集まってきても面倒だったんで…あっ!勿論人が集まらない目立たない場所に案内していただければ解除しますけど?」
ソラの説明を聞いた二人は、顔を付き合わせこそこそと相談すると、セバスが提案をしてきた、
「実は、私共…急に用事が出来てしまったのですが、流石に貴方を放って行く事は出来ません、部屋に案内致しますので、少しそちらで待っていただくことは可能でしょうか?」
「えっ?別に構いませんが…別に俺は長居するつもりは…もしかして捕まったりしちゃいます?」
「流石に貴方をこのまま返すことは出来ないのですが…まぁ、私の見立では、貴方でしたら容易く姿を眩ます事は出来そうですが…待って頂けるのでしたら、客人としておもてなしさせていただきます…どうでしょう…御承知いただけますか?」
「おいっ!コイツは侵入者だぞ?」
「ロゼ団…ロゼさん、此処は私に任せてくださいませんか?貴女は早く彼方を…」
「クッ……分かった、任せる…」
「と、言う事ですので、話にのって下さいますか?」
「ん……まぁ…其なら…」
(この爺さん…只者じゃ無さそうだし…気になるから話を聞けるなら良いかな…)
「そうですか…其は良かった、そこでなんですが…この常態…人に見えなくする…」
「あぁ…因みに、声も外からは認識出来ないよ、其れで俺の結界が何か?」
「そうです、その結界とやらは、このままにして頂いても宜しいでしょうか?」
「別に構わないですけど?解除して良い時は言ってください!!」
「此は、有り難う御座います。其れでは申し遅れました、現在、この村の副代表をしております、わたくしセバスが御案内します。どうぞソラ殿、此方へ」
セバスは、自分を副代表だと名乗り、紳士らしい違和感無い一礼をすると、ソラを伴って其処とは別の建物に案内して歩き出した。ロゼは、セバスに軽く「行ってくる」と、一言、告げると急いで何処かに行ってしまった。
案内されたのは、セバスさんの住まいである建物で、奥さんと二人暮らしだそうだ。どうやら村の中では一番ましな家らしい、もう一人(ロゼ)の家は?と聞くと、とても客人をもてなす事が出来る場所ではないと、即答された。その時のセバスの眼は、察してくれと言っている様に感じた…
家に案内されると、奥さんは出掛けており留守だった為、セバスさんが入れてくれたお茶を飲みながらロゼが用事を済ませて、やって来るのを待つことにした。
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ロゼは、先程去って行ったボルマが何処に言ったのか、辺りを見回しながら先を急いでいた…あの時聞いたボルマの言葉は、何か企んでいるに違いない…以前から感じていた懸念が当たってしまったと、怒りが込み上げてくるが幸いな事に、事態が起こる前に知る事が出来た…何を企んでいるか迄は、未だ分からないが、兎に角、未然に防ぐ必要がある。
先を急ぐ中、何人かの村人と出会したが、自分に気付いて声を掛けてくる者が全く居なかったので、内心であの男の能力に驚愕したが…セバス副団長の機転にも驚いた。実は、セバスは副団長と言う立場ではあるが、実力ではロゼよりも数段高みの存在である、しかしその事を隠しているのは知っている…傭兵団結成時に、団長になって欲しいと、申し出たのだが彼は、矢面に立つのは避けたい、自分は裏方の仕事に徹したいと頑なに受け入れてくれなかったのだ。確か…以前は何処かの偉い人に遣えて居たとか…其が何か関係有るのだろうか…
ロゼは、村を走り田畑の間を突っ切り、予想していた場所迄来ると足を止めた。其処は皇国から奪った奴隷達の入った荷馬車を運び込んだ倉庫だ。倉庫の中を覗くと其処には、案の定、男数人とボルマの姿があった。見張りの為に倉庫の前に立っていた者にも気付かれる事無く、容易く倉庫の中に忍び込むと、彼等が何をしているのかと様子を伺った。
ボルマ達は、荷馬車の空いたスペースに食糧などを積み込んでおり、前の席には気絶したモーリスが寝かされている、ボルマが指示を出し男達に荷馬車を引く馬を繋がせている。そんな中、一人の男がボルマに声をかけた、
「なあボス、何があったんです?やっぱりバレちまったんですかい?」
「あぁん?バレちゃいねえが、爺と女が姿を消した…何かヤベ~感じがしたから取り敢えず、とんずらこくのよ…」
「消えた?どう言う事です?」
「知るかそんなもん…あの爺、力を隠してやがったのは知っていたが、姿を消すとか有り得ねえだろ…何と無く俺達の事に感付き始めた気はしてたが、あの場面で姿を消したって事は、完全に警戒してるにちげーねぇな……長居は無用だ!!お前らさっさとしろっ!」
どうやら勘違いしている様だが、此のまま見過ごす事は出来ない、作業している部下達の顔を確認すると、入団時期はバラバラだが全て人種の者達で、ボルマとは良くつるんでいた団員だ。
やはり…か…ロゼは意を決して、武器を構えて飛び出した。
「貴様ら其処までだっ!!」
しかし、誰もロゼに気付く事無く、黙々と逃走の準備を続けている…ロゼは、その事に気付いたのか少し顔を赤くして、考えを改めボソリと呟いた、
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