瑠璃唐草

風枝ちよ

文字の大きさ
1 / 1

瑠璃唐草

しおりを挟む
君のことが好きです。
君のことが好きです、大好きです。
僕の小説を読んでくれる君が好きです。
僕の言葉で笑ってくれる君が好きです。
ずっと話してくれる君が好きです。
好きなものをずっと喋ってる君が好きです。
全部好きです。
全部全部大好きです。
どこが好きなの、って、なんで好きなの、って聞かれてもすぐには答えられないのです。
そういうものは深い深い思考の末に答えが出るもので、僕はまだ考えているのです。
かわいいから好きです。
好きだからかわいいのです。
好きだから好きです。
君に大好きだよ、って言われたその瞬間の幸福が、僕のちいさな体では受け止めきれずに溢れ出すのです。
君の声が好きです。
ふわふわしててかわいくて好きです。
ずっと君と喋っていたいです。
ずっと君の声を聞いていたいです。
笑い方が好きです。
笑ってる時に引き笑いになるのが好きです。
僕の言葉で君が笑ってくれる時間が幸せです。
一緒にいたら飽きなくて楽しいって言ってくれるのがすごく嬉しいです。
話し方が好きです。
いっぱい話した後で素に戻るのが好きです。
歌が好きです。
眠い時の声が好きです。
その声を僕だけが聞けるのがたまらなく幸せです。
朝おはよって言った時におはよって返してくれるのが好きです。
あと10分だけ寝る、って眠そうな声で言ってるのが好きです。
朝起きててから寝るまでの間ずっと君のことだけを考えています。
最近では4時間のバイトも長く感じてしまってしょうがないのです。
僕は本当は早く帰って君と話したいです。
君の声が聞きたいです。
全然内容のある話じゃなくていいのです。
ちゅ、って言ったらちゅーって返してくれるだけで僕の心は舞い上がってしまうのです。
君の顔が好きです。
目が大きくてきらきらしてるのがすごくかわいいです。
鼻が好きです。
唇の形が好きです。
綺麗なお化粧が好きです。
白い肌が好きです。
細い腕が好きです。
君は自分のこと太いって言うけれど全然太ってないです。
太ってたとしても君は綺麗です。
すごく綺麗です。
僕の世界にいる君は、世界でいちばん綺麗です。
胸が好きです。
おっぱいが好きです。
おっぱいが大好きです。
お尻も好きです。
脚が好きです。
お腹が好きです。
髪の毛が好きです。
君の全部が好きです。
君の全部が欲しいです。
ずっと、ずっと僕のものになって欲しいです。
僕だけのものでいて欲しいです。
私は君のものだよ? って言ってくれたその言葉を心の中に大事にとっておいて毎日眺めているのです。
大好きって言ってくれるから好きです。
大好きです。
君のことが好きです。
虫が好きっていっぱい話す君が好きです。
アイドルが好きって言う君が好きです。
しっかりしなきゃ、って頑張ってる君が好きです。
でも嫌なことがあった時に抱え込んで泣いちゃう君が好きです。
それを僕にちゃんと話してくれる君が好きです。
好きって言ったら大好きって返してくれる君が好きです。
大好きって言ったらあいしてるって返してくれる君が好きです。
あいしてるって言ったら照れて笑って嬉しいって言ってくれる君が好きです。
ダイエット頑張ってる君が好きです。
でも美味しいものいっぱい食べちゃう君が好きです。
毎朝大好きだよって言ってくれる君が好きです。
いってらっしゃいって言ってくれる君が好きです。
頑張ってね、気をつけてねって言ってくれる君が好きです。
お仕事めんどくさいって言う君が好きです。
でもお仕事頑張ってる君が好きです。
仕事中にLINEくれる君が好きです。
終わった時にLINEしてくれる君が好きです。
僕がバイトで遅い時悲しいって言う君が好きです。
遅くても待っててくれる君が好きです。
待ってた時はすぐ寝ちゃう君が好きです。
眠いとふにゃふにゃしちゃう君が好きです。
朝むにゃむにゃしてる君が好きです。
1日中ずっと君のことが好きです。
君だけが大好きです。
頭のてっぺんから足の爪先まで好きです。
全部好きです。
全部全部大好きです。
僕は君と出会えてすごく幸せです。
いつも僕が欲しい言葉をくれる君が好きです。
君の言葉が好きです。
君の考え方が好きです。
僕と一緒にいると楽しいって笑ってくれる君が好きです。
面白いね、って言ってくれるのが嬉しいです。
僕の言葉で笑ってくれる君が好きです。
ずっと笑っていて欲しいです。
僕が君を幸せにしてあげたいです。
面白いね、って言われると僕の全てを肯定されている感じがして暖かくなるのです。
僕の今までの過去の蓄積が全部肯定されていて安心するのです。
生きていてよかったと思えるのです。
生きてきてよかったと思うのです。
ずっと一緒にいよう? って言われるとずぶずぶと沼に沈んでいきそうになるのです。
もうきっと沼の中で溺れているのだけれど。
君の中に落ちていきそうなのです。
僕が君に救われてるみたいに、君が自分の嫌いなところもコンプレックスも全部愛せたらなと思うのです。
そうやって君を救ってあげたいなんて烏滸おこがましいことを考えてしまうのです。
僕の歪んでいるところも、人と違うところも、そういうとこも好きだよって言ってくれる君が好きです。
そういうとこが好きなんだよ、って言ってくれる君が好きです。
他の人に嫌われても、君に好きと言ってもらえるならそれだけでいいのです。
君に好きでいてもらえるなら、それでいいのです。
それだけがいいのです。
君に好きって言ってもらえるから僕は生きていけるのです。
大げさなことを言うと、僕は君がいるから生きたいと思うのです。
僕は君のために生きたいのです。
僕の一生涯をかけて君を幸せにしたいのです。
僕の全てをかけて君を幸せにしたいのです。
僕には収入も未来も何もないけれど、そんなのなくても好きだよって君が言ってくれるなら、
気持ちだけで一緒にいてくれるだけで嬉しい、って君が言ってくれるなら。
僕は君とずっと一緒にいたいです。
僕の全部で、君を愛したいのです。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

蝋燭

悠十
恋愛
教会の鐘が鳴る。 それは、祝福の鐘だ。 今日、世界を救った勇者と、この国の姫が結婚したのだ。 カレンは幸せそうな二人を見て、悲し気に目を伏せた。 彼女は勇者の恋人だった。 あの日、勇者が記憶を失うまでは……

私、お母様の言うとおりにお見合いをしただけですわ。

いさき遊雨
恋愛
お母様にお見合いの定石?を教わり、初めてのお見合いに臨んだ私にその方は言いました。 「僕には想い合う相手いる!」 初めてのお見合いのお相手には、真実に愛する人がいるそうです。 小説家になろうさまにも登録しています。

【本編,番外編完結】私、殺されちゃったの? 婚約者に懸想した王女に殺された侯爵令嬢は巻き戻った世界で殺されないように策を練る

金峯蓮華
恋愛
侯爵令嬢のベルティーユは婚約者に懸想した王女に嫌がらせをされたあげく殺された。 ちょっと待ってよ。なんで私が殺されなきゃならないの? お父様、ジェフリー様、私は死にたくないから婚約を解消してって言ったよね。 ジェフリー様、必ず守るから少し待ってほしいって言ったよね。 少し待っている間に殺されちゃったじゃないの。 どうしてくれるのよ。 ちょっと神様! やり直させなさいよ! 何で私が殺されなきゃならないのよ! 腹立つわ〜。 舞台は独自の世界です。 ご都合主義です。 緩いお話なので気楽にお読みいただけると嬉しいです。

婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ

青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。 今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。 婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。 その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。 実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。

セラフィーネの選択

棗らみ
恋愛
「彼女を壊してくれてありがとう」 王太子は願った、彼女との安寧を。男は願った己の半身である彼女を。そして彼女は選択したー

包帯妻の素顔は。

サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

【完結】狡い人

ジュレヌク
恋愛
双子のライラは、言う。 レイラは、狡い。 レイラの功績を盗み、賞を受賞し、母の愛も全て自分のものにしたくせに、事あるごとに、レイラを責める。 双子のライラに狡いと責められ、レイラは、黙る。 口に出して言いたいことは山ほどあるのに、おし黙る。 そこには、人それぞれの『狡さ』があった。 そんな二人の関係が、ある一つの出来事で大きく変わっていく。 恋を知り、大きく羽ばたくレイラと、地に落ちていくライラ。 2人の違いは、一体なんだったのか?

処理中です...