【R18】【BL】変態薬屋のクスリが持続期間めちゃくちゃ長過ぎて迷惑だ ~ some fragments of 'IF' ~

DreamingMeidenLady

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6.解けない ★

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 ……つもりだった。
 
 魔術師は少なくとも表面的には冷静さを取り戻したし、このまま皆がいる宿に戻れば、何も問題はないはずだった。
 
 問題なのは自分だ。
 さっき触れられた刺激のせいか、体が疼いて仕方ない。突っ伏して熱がひくのを待ったが、一向に止む気配がない。
 今夜はおさまったと思ったのに。1人ならまだしも、すぐ側に魔術師がいる。
 さっきの吐息が脳裏を掠めて余計に熱が増す。
 
「どうした?」
 
 さすがに挙動がおかしかったんだろう。魔術師が尋ねてくる。
 
「何、でもない」
「…………」
 
 この間みたいに魔法を使ってくれ、なんて、虫のいい頼みだろうか。一瞬、躊躇ためらった。

「言わなくていいのか? 解いてくれって」
「と、解いて……」

 苦笑した魔術師の言葉に、慌てて乗っかったのに、ぐるりと手の平を返される。

「嫌だと言ったら、どうする?」
「なん……っ……」 
「限界だって、言ったよな……」
 
 嫌だって言われたら……俺は……。
 
 月明かりの中、灰色の瞳と見つめ合う。吸い込まれてしまいそうだった。

 魔術師が腕を伸ばし、顎を掴んだ。目を閉じる。
 気がついたら互いに息のかかる距離で、夢中で唇を交わしていた。

 キスの音が部屋に響く。

 冷たい手が、頬を、首筋を、背中を撫でていく。背筋がゾクゾクして、思わず魔術師の手をとり身体を引き寄せる。

 魔術師の両手が、髪を撫でていく。舌を絡め、互いを求め合う。震えるぐらい気持ちがいい。
 上着に手をかける。月明かりに彼の白い肌が露わになる。抱き合うと、互いの熱が伝わってきた。
 
 魔術師が唇を耳元から首筋、胸へと寄せ、キスの雨を降らせていく。
 指先が、硬くなった突起を探り当てて親指で強く撫でられる。身を捩って声をあげる。
 
「もう、こんなになってる」
「……お前が……触る、から……っ……ぅん……っ」
「ここが、いいのか?」
 
 応えるように身体がビクンと跳ねる。
 
「ぁ……ッ……んん……!」
 
 細い舌が、同じ場所をザラリと舐める。
 
「……ん……ッ!そこ……やめ……ぅん……!」
 
 身をくねらせて抗議するが、それでも執拗に責められる。
 
「……ぁ、あぁ……んッ、」
 
 背中が弓なりになってビクビク震える。
 突き出した胸の突起を、魔術師の唇が咥えて吸い上げる。涙目に訴える。
 
「んんん……ッ、やり……すぎ……ッ」
「気持ちいいんだろ」

 髪を撫でられ、突起を強めに摘ままれ、声をあげる。 
 再びキスを交わして抱き合う。互いの身体が、吐息が、熱い。
 床の上に押し倒され、両手を繋いで、キスを交わす。ゆっくりと下半身にかたいモノが侵入してくる。
 
「ぅ……ん……っ」
「痛いか……?」
「んん……っ」
 
 首を振る。ゾクゾクするような熱が下半身から上がってくる。もっと欲しくて堪らない。

「きもち……い……」
 
 魔術師は、身体を沈ませ、耳元で囁く。
 
「……俺も……」
「……ッん!!」
 
 魔術師のモノが奥を叩いて、衝撃で一瞬頭が真っ白になる。魔術師の手を握り返す。
 そのままゆっくりモノが引き抜かれて、
 
「……ぅん……ッ……はぁ……っ」
 
 また再びゆっくりと侵入してくる。
 再び、奥に押し込まれて。
 刺激が繰り返され、速度が増していく。呼吸が荒くなり、汗が滲んでくる。
 腰が勝手に刺激を求めて揺れてしまう。
 
「んッ! あッ! ああッ!」
 
 再び奥まで挿し込まれて、キツく抱きしめられ、名前を呼び合い、キスを交わす。

 繋がったまま、彼は頬に沿えた手を胸へと這わせる。弱い部分を一撫でし、お腹を撫で、今度は俺のモノを撫でる。狂いそうな熱に襲われる。
 
「んッ、ぜんぶッ、きもち、よすぎ……っ」
 
 クチュクチュと撫で回されて、身体が仰け反る。快感に身体がピクピクと震える。
 
「あッ、あッ!」
「先に出して……いいぞ」
 
 頬にキスされ、モノを握られたまま腰を揺らされる。
 
「ぁ……ッ!!」
 
 中を掻き回される刺激と、外を擦られる刺激とが大きな波になって押し寄せる。
 あまりの気持ちよさに、悲鳴に近い喘ぎ声しか出てこない。
 
「ひ、ぁ……ッ、んんッ!もぅ……いッ……」
 
 身体が震えて、白いモノを吐き出す。身体が数度、痙攣して跳ねる。
 放心状態の俺の下半身が、そのまま軽く持ち上がる。

「あ、待て……ッ」

 身体中がゾクゾクして堪らない。今動かれたら、
 
「待てない……」
 
 さっきよりも深く、モノが穴の奥まで挿し込まれて肉壁を叩く。
 
「……は……ッ……」
 
 いい角度で入ったのか、痺れるみたいな刺激が全身に走る。
 
「ぁ……ぁぁ……ぁ……」
 
 身体がピクピク震えて、奥まで挿し込まれると同時に達するような感覚になる。叩きつけられる度に、何度も。

 膝立ちしてる魔術師の腰の位置にまで尻を持ち上げられて、いやおうなく繋がってる部分まで見えてしまう。
 硬くなった魔術師のソレが、ジュプジュプと穴の奥をかき回す。
 
「ぁ……ッ」
「もう、イク……ッ」
 
 一際激しく突かれ、震える刺激が身体を巡る。
 
「あ……ッ!!」

 2人同時に達し、冷たい床の上で互いの身体を抱き締めた。
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