109 / 150
第109話 竜騎兵団
しおりを挟む
「さっ、ナビー様、こちら、こちら!」
と、子供たちに手を引かれて、木製の椅子の前に連れて行かれる。
「ここで、私たちの訓練の成果を見ててください!」
「うん、ありがと……」
しょうがないので、その椅子に腰掛ける。
「おお……」
前後にぶらん、ぶらんする揺り椅子、ロッキングチェアみたいになっている……。
「ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんする。
「よーし、じゃぁ、みんな始めるよ!」
「気合入れていくぞ!」
と、あの最年長の、12、3歳くらいの二人組みの男女、確か、フェインとタジンと呼ばれていた子たちが、大きな声を出す。
「「「おお!」」」
「「「頑張ろう!」」」
そして、それに呼応して20人以上いる子たちが私の前に整列する。
横に5人、それが5列って感じかな。
「いくよ! 1、2! 1、2! 1、2!」
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
あの年長のフェインとかいう少女のかけ声で子供たちが一斉に素振りを始める。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
一生懸命木刀を振っている……。
「ぶらん、ぶらん……」
私はその間、揺り椅子を前後に揺らしながら、さらに、足を交互にぶらん、ぶらんさせながら、子供たちの素振りを見守る。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
でも、なんだろうなぁ、これ、剣道の素振りに近いか? 一歩前に踏み込んで木刀を振り、終わったら一歩後ろに戻り、そして、また、一歩踏み出して木刀を振る、その繰り返し……。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
うん、ダイナミックで躍動感のある素振りだね。
「ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんしながら、それを見る。
「やめぇい!」
フェインのかけ声で素振りが終わる。
「疲れたぁ!」
「ふぅ……」
「いっぱい振ったね!」
「すごく、よかった!」
子供たちが口々に感想を言い合う。
「それで、どうでした? 俺たちの実力は?」
と、最年長者のもう一人の男の子、タジンが目を輝かせて聞いてくる。
日に焼けた精悍な感じの子、大粒の汗を滴らせている。
「うん、いいよ、すごく強そうだったよ」
ぶらん、ぶらんしながら適当に褒めてあげる。
私は褒めて伸ばすタイプの指導者になったからね、鬼軍曹だったのは昔の話。
「ホントに、やったぁ!」
「頑張った甲斐があったね、みんな!」
「うん、嬉しい!」
大盛り上がり。
「じゃぁ、俺たちをナビー様の親衛隊にしてくれますか!?」
タジンが目を輝かせて聞いてくる。
「うん、いいよ、みんなは私の親衛隊だよ、ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんしながら言ってあげる。
まぁ、どうせ、子供のごっこ遊びだろうし、そのうち飽きるよ。
「やったぁ! 俺たち今日からナビー様の親衛隊だぜ!」
「うれしい!」
「すごーい! 本当になれると思わなかった!」
「頑張ったもんね!」
と、またまた大盛り上がり。
「じゃぁさ、じゃぁさ、ナビー様に決めてもらおうよ!」
「そうだ、親衛隊の名前!」
「まだ決まってなかったんだ!」
と、子供たちが私の周りに集まってくる。
「ナビー様に親衛隊の名前を決めていただきたいのです」
子供たちの代表で年長者のフェインが発言する。
「名前? ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんしながら聞き返す。
「そうです……、候補が三つあって、どれにするかで揉めていたのです……」
「ふーん、どれとどれ?」
「まず一つ目が、決死隊……」
吹きそうになった。
「次に、斬り込み隊……」
う、うーん……。
「最後に、駆逐戦隊……、どれがよろしいでしょうか……?」
えっと、親衛隊でいいんじゃないのかな……、だって、決死隊とか斬り込み隊、駆逐戦隊って別の役割を持つ部隊だよ、親衛隊のやることじゃないよ……。
「俺は斬り込み隊がいい! そして、斬り込み隊長になるんだ!」
「ええ、決死隊だよ、絶対!」
「斬り込み隊とか決死隊ってダサいよ、時代は駆逐戦隊よ!」
と、揉めだし、最後には、
「「「斬り込み隊!」」」
「「「決死隊!」」」
「「「駆逐戦隊!」」」
と、大合唱が始まる。
「「「斬り込み隊!」」」
「「「決死隊!」」」
「「「駆逐戦隊!」」」
止まらない……。
「このぉ!」
「いてぇ!」
男の子同士の喧嘩も始まる……。
「もう、やめなさい!」
「離れろ、離れろ!」
と、最年長の二人組み、フェインとタジンが喧嘩の仲裁をする。
「だから、ここはナビー様に決めてもらうの!」
「ナビー様、斬り込み隊、決死隊、駆逐戦隊、このうちどれが親衛隊の名前として相応しいでしょうか?」
さらに二人がそう言う。
「うーん……、そうね……」
私はぶらん、ぶらんするのをやめて少し考える。
「全部却下」
そして、そう言い放つ。
「ええ!?」
「そんなぁ、なんで、なんで?」
「どうしてですか、みんなで一生懸命考えたのに!?」
「ナビー様、私たちのことがお嫌いですか?」
と、フェインとタジンだけではなく、他の子たちも詰め寄ってくる。
「それはね、みんな……」
私はそっと目を閉じる。
「斬り込み隊、決死隊、駆逐戦隊、それぞれとってもいい名前なの、どれかひとつを選ぶなんて私には出来ない……、それに、例えどれかひとつを選んだとしても、やっぱり他がよかったって言う子も出てくる……、そしたらまた喧嘩になるよね、そうなるくらいなら最初から選ばないほうがいい……」
そうさとすように、ゆっくり優しく話す。
「じゃ、じゃぁ、どうすれば……」
「もう他の名前なんて……」
みんなが顔を見合わせる。
「名前無しで、親衛隊のまま……?」
「やだよ、そんなの……」
「かっこ悪いよ……」
そして、小さな子たちが泣きそうになる。
「うん、だからね、私が名前を決めてあげるの」
目を開け、ぶらん、ぶらんを再開する。
「ナビー様が!?」
「どんな、どんな!?」
興味津々に聞いてくる。
さらに大きくぶらん、ぶらんして、
「とう!」
と、ブランコの要領で前に飛んで、ピタッと着地する。
「それはね……」
子供たちの真ん中で、一周ぐるっとみんなを見渡し、
「ファーイースト・ドラゴンニック・コーア」
と、軽く笑顔を作り言い放つ。
「ふぁー?」
「ふぁーえい?」
「ふぇえーい?」
現地の言葉ではなく、そのままの言葉で言ったからうまく発音出来ないみたい。
「ファーイースト・ドラゴンニック・コーア」
もう一度ゆっくり言ってあげる。
「ふぁーいーすと?」
「どらごんにっく?」
「こーあ?」
と、なんとか復唱する。
「どんな意味?」
なんて説明したらいいか……。
ファーイーストは当然、極東、大昔、日本はファーイーストって呼ばれていたよね。
で、この辺りも帝国から見たら東の果て、極東にあたる。
それを訳すと……。
「東の果ての竜騎兵団、って意味になるんだよ、えへ」
と、現地の言葉で意訳してあげる。
「かっこいい! 竜騎兵団!」
「ファーイースト・ドラゴンニック・コーア!」
「すごく素敵な響き!」
「なんか、都会って感じがする!」
子供たちは大盛り上がり。
気に入ったみたい。
「よーし! 俺たちは今日から、ファーイースト・ドラゴンニック・コーアだ!」
「「「おお!!」」」
よかった、よかった……、と、私は揺り椅子のところに戻り、そして腰掛けて、再度ぶらん、ぶらんを始める。
「よーし! 鍛錬だ! 整列!」
「「「おお!!」」」
また素振りをするみたい。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
「「「えい、やあ! えい、やあ! えい、やあ!」」」
と、みんなで素振りを始める。
私はそれをぶらん、ぶらんしながら誇らしく眺める。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
「「「えい、やあ! えい、やあ! えい、やあ!」」」
ああ……、風通しも良くて、いい場所だなぁ……、ぶらん、ぶらん……。
これからもたまにここに来よっと……。
風だろうか、奥の、森の中の草むらから、ガサゴソ、という音が聞えてくる。
いや、風ではないなぁ……。
なんだろう、と、思いそちらに視線を送る。
下草、下枝が生い茂ってよく見えない……。
「きゃああああ!!」
と、その近くにいた子供が悲鳴を上げる。
「ここはどこだぁ!?」
「おめぇらは誰だぁ!?」
「おい、こらぁ!!」
森の中から男たちが飛び出してきた。
「きゃああああ!!」
「助けてぇ!!」
その男たちを見て子供たちが逃げ惑う。
その姿は……、まるで落ち武者……。
ボロボロの鎧姿、至るところに血の滲んだ包帯を巻き、顔や身体は泥だらけ……。
数は5人ほど。
「さ、山賊だぁ!!」
子供たちが、そう叫ぶ。
と、子供たちに手を引かれて、木製の椅子の前に連れて行かれる。
「ここで、私たちの訓練の成果を見ててください!」
「うん、ありがと……」
しょうがないので、その椅子に腰掛ける。
「おお……」
前後にぶらん、ぶらんする揺り椅子、ロッキングチェアみたいになっている……。
「ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんする。
「よーし、じゃぁ、みんな始めるよ!」
「気合入れていくぞ!」
と、あの最年長の、12、3歳くらいの二人組みの男女、確か、フェインとタジンと呼ばれていた子たちが、大きな声を出す。
「「「おお!」」」
「「「頑張ろう!」」」
そして、それに呼応して20人以上いる子たちが私の前に整列する。
横に5人、それが5列って感じかな。
「いくよ! 1、2! 1、2! 1、2!」
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
あの年長のフェインとかいう少女のかけ声で子供たちが一斉に素振りを始める。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
一生懸命木刀を振っている……。
「ぶらん、ぶらん……」
私はその間、揺り椅子を前後に揺らしながら、さらに、足を交互にぶらん、ぶらんさせながら、子供たちの素振りを見守る。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
でも、なんだろうなぁ、これ、剣道の素振りに近いか? 一歩前に踏み込んで木刀を振り、終わったら一歩後ろに戻り、そして、また、一歩踏み出して木刀を振る、その繰り返し……。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
うん、ダイナミックで躍動感のある素振りだね。
「ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんしながら、それを見る。
「やめぇい!」
フェインのかけ声で素振りが終わる。
「疲れたぁ!」
「ふぅ……」
「いっぱい振ったね!」
「すごく、よかった!」
子供たちが口々に感想を言い合う。
「それで、どうでした? 俺たちの実力は?」
と、最年長者のもう一人の男の子、タジンが目を輝かせて聞いてくる。
日に焼けた精悍な感じの子、大粒の汗を滴らせている。
「うん、いいよ、すごく強そうだったよ」
ぶらん、ぶらんしながら適当に褒めてあげる。
私は褒めて伸ばすタイプの指導者になったからね、鬼軍曹だったのは昔の話。
「ホントに、やったぁ!」
「頑張った甲斐があったね、みんな!」
「うん、嬉しい!」
大盛り上がり。
「じゃぁ、俺たちをナビー様の親衛隊にしてくれますか!?」
タジンが目を輝かせて聞いてくる。
「うん、いいよ、みんなは私の親衛隊だよ、ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんしながら言ってあげる。
まぁ、どうせ、子供のごっこ遊びだろうし、そのうち飽きるよ。
「やったぁ! 俺たち今日からナビー様の親衛隊だぜ!」
「うれしい!」
「すごーい! 本当になれると思わなかった!」
「頑張ったもんね!」
と、またまた大盛り上がり。
「じゃぁさ、じゃぁさ、ナビー様に決めてもらおうよ!」
「そうだ、親衛隊の名前!」
「まだ決まってなかったんだ!」
と、子供たちが私の周りに集まってくる。
「ナビー様に親衛隊の名前を決めていただきたいのです」
子供たちの代表で年長者のフェインが発言する。
「名前? ぶらん、ぶらん……」
ぶらん、ぶらんしながら聞き返す。
「そうです……、候補が三つあって、どれにするかで揉めていたのです……」
「ふーん、どれとどれ?」
「まず一つ目が、決死隊……」
吹きそうになった。
「次に、斬り込み隊……」
う、うーん……。
「最後に、駆逐戦隊……、どれがよろしいでしょうか……?」
えっと、親衛隊でいいんじゃないのかな……、だって、決死隊とか斬り込み隊、駆逐戦隊って別の役割を持つ部隊だよ、親衛隊のやることじゃないよ……。
「俺は斬り込み隊がいい! そして、斬り込み隊長になるんだ!」
「ええ、決死隊だよ、絶対!」
「斬り込み隊とか決死隊ってダサいよ、時代は駆逐戦隊よ!」
と、揉めだし、最後には、
「「「斬り込み隊!」」」
「「「決死隊!」」」
「「「駆逐戦隊!」」」
と、大合唱が始まる。
「「「斬り込み隊!」」」
「「「決死隊!」」」
「「「駆逐戦隊!」」」
止まらない……。
「このぉ!」
「いてぇ!」
男の子同士の喧嘩も始まる……。
「もう、やめなさい!」
「離れろ、離れろ!」
と、最年長の二人組み、フェインとタジンが喧嘩の仲裁をする。
「だから、ここはナビー様に決めてもらうの!」
「ナビー様、斬り込み隊、決死隊、駆逐戦隊、このうちどれが親衛隊の名前として相応しいでしょうか?」
さらに二人がそう言う。
「うーん……、そうね……」
私はぶらん、ぶらんするのをやめて少し考える。
「全部却下」
そして、そう言い放つ。
「ええ!?」
「そんなぁ、なんで、なんで?」
「どうしてですか、みんなで一生懸命考えたのに!?」
「ナビー様、私たちのことがお嫌いですか?」
と、フェインとタジンだけではなく、他の子たちも詰め寄ってくる。
「それはね、みんな……」
私はそっと目を閉じる。
「斬り込み隊、決死隊、駆逐戦隊、それぞれとってもいい名前なの、どれかひとつを選ぶなんて私には出来ない……、それに、例えどれかひとつを選んだとしても、やっぱり他がよかったって言う子も出てくる……、そしたらまた喧嘩になるよね、そうなるくらいなら最初から選ばないほうがいい……」
そうさとすように、ゆっくり優しく話す。
「じゃ、じゃぁ、どうすれば……」
「もう他の名前なんて……」
みんなが顔を見合わせる。
「名前無しで、親衛隊のまま……?」
「やだよ、そんなの……」
「かっこ悪いよ……」
そして、小さな子たちが泣きそうになる。
「うん、だからね、私が名前を決めてあげるの」
目を開け、ぶらん、ぶらんを再開する。
「ナビー様が!?」
「どんな、どんな!?」
興味津々に聞いてくる。
さらに大きくぶらん、ぶらんして、
「とう!」
と、ブランコの要領で前に飛んで、ピタッと着地する。
「それはね……」
子供たちの真ん中で、一周ぐるっとみんなを見渡し、
「ファーイースト・ドラゴンニック・コーア」
と、軽く笑顔を作り言い放つ。
「ふぁー?」
「ふぁーえい?」
「ふぇえーい?」
現地の言葉ではなく、そのままの言葉で言ったからうまく発音出来ないみたい。
「ファーイースト・ドラゴンニック・コーア」
もう一度ゆっくり言ってあげる。
「ふぁーいーすと?」
「どらごんにっく?」
「こーあ?」
と、なんとか復唱する。
「どんな意味?」
なんて説明したらいいか……。
ファーイーストは当然、極東、大昔、日本はファーイーストって呼ばれていたよね。
で、この辺りも帝国から見たら東の果て、極東にあたる。
それを訳すと……。
「東の果ての竜騎兵団、って意味になるんだよ、えへ」
と、現地の言葉で意訳してあげる。
「かっこいい! 竜騎兵団!」
「ファーイースト・ドラゴンニック・コーア!」
「すごく素敵な響き!」
「なんか、都会って感じがする!」
子供たちは大盛り上がり。
気に入ったみたい。
「よーし! 俺たちは今日から、ファーイースト・ドラゴンニック・コーアだ!」
「「「おお!!」」」
よかった、よかった……、と、私は揺り椅子のところに戻り、そして腰掛けて、再度ぶらん、ぶらんを始める。
「よーし! 鍛錬だ! 整列!」
「「「おお!!」」」
また素振りをするみたい。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
「「「えい、やあ! えい、やあ! えい、やあ!」」」
と、みんなで素振りを始める。
私はそれをぶらん、ぶらんしながら誇らしく眺める。
「「「1、2! 1、2! 1、2!」」」
「「「えい、やあ! えい、やあ! えい、やあ!」」」
ああ……、風通しも良くて、いい場所だなぁ……、ぶらん、ぶらん……。
これからもたまにここに来よっと……。
風だろうか、奥の、森の中の草むらから、ガサゴソ、という音が聞えてくる。
いや、風ではないなぁ……。
なんだろう、と、思いそちらに視線を送る。
下草、下枝が生い茂ってよく見えない……。
「きゃああああ!!」
と、その近くにいた子供が悲鳴を上げる。
「ここはどこだぁ!?」
「おめぇらは誰だぁ!?」
「おい、こらぁ!!」
森の中から男たちが飛び出してきた。
「きゃああああ!!」
「助けてぇ!!」
その男たちを見て子供たちが逃げ惑う。
その姿は……、まるで落ち武者……。
ボロボロの鎧姿、至るところに血の滲んだ包帯を巻き、顔や身体は泥だらけ……。
数は5人ほど。
「さ、山賊だぁ!!」
子供たちが、そう叫ぶ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ラグナロク 〜妹を探したいだけの神災級の俺、上位スキル使用禁止でも気づいたら世界を蹂躙してたっぽい〜
Tri-TON
ファンタジー
核戦争で死んだ俺は、神災級と呼ばれるチートな力を持ったまま異世界へ転生した。
目的はひとつ――行方不明になった“妹”を探すことだ。
だがそこは、大量の転生者が前世の知識と魔素を融合させた“魔素学”によって、
神・魔物・人間の均衡が崩れた危うい世界だった。
そんな中で、魔王と女神が勝手に俺の精神世界で居候し、
挙句の果てに俺は魔物たちに崇拝されるという意味不明な状況に巻き込まれていく。
そして、謎の魔獣の襲来、七つの大罪を名乗る異世界人勇者たちとの因縁、
さらには俺の前世すら巻き込む神々の陰謀まで飛び出して――。
妹を探すだけのはずが、どうやら“世界の命運”まで背負わされるらしい。
笑い、シリアス、涙、そして家族愛。
騒がしくも温かい仲間たちと紡ぐ新たな伝説が、今始まる――。
※小説家になろう様でも掲載しております。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる