がんばり屋の森本くん

しお子

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一がんばり目~えっちな先輩~

第1話 入学式

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「えぇー!どうしてないんですか!?」


桜ヶ丘高校に入学した森本 空汰もりもと そらたは職員室で大声を上げていた。


「君、うるさい…どうしてと言われても、この学校はサッカーと野球、そして陸上に強い学校だ。そんなことも知らずに入学したのか?」


「で、でも!普通ありますよね?バスケ部!メジャーなスポーツじゃないですか!」


勢いに顔をしかめながら担任の杉野すぎのは、入学したてとはいえあまりに無知な森本へ答える。


「野外スポーツに力を入れている我が高校だが、もちろんバスケ部や卓球部などの屋内スポーツも以前はあった。しかし、成績や部員数によって部費は変わっていき屋内スポーツはどんどん予算を削られ、合宿もろくに出来なくなっていったんだ。そうしている内に結果を出せなくなり、入部する者も現れなくなった。そしてそういった部は廃部へ。バスケ部もな」


特に思い入れも無さそうに話す杉野に対し落ち込んでいく森本。


「そんなぁ…俺、高校入学したら絶対バスケ部入るって決めてたのに…。

そうだ!バスケ部作れないんですか?」


「…作れないことは無いが、この学校で部を作ると言うのは思った以上に大変だぞ」


飽きれ気味に言う杉野だが、何度も頷いている森本を見て溜め息をつく。
そして、職員室内の書類が入っている引き出しから一枚の紙を出した。


「部の申請書だ、バスケットをするのに必要な人数を集めこの用紙に書き込め。あと顧問も自分で見付けるんだぞ」


「はい、がんばります!」


バスケットをするのに必要な人数…5人。

自身を含めてあと四人と、顧問の教師集めが始まる。

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