10 / 38
第十話 激戦 ①
しおりを挟む
カマンディスペラド討伐参加の意向を示した迅一行は旅館で待機していた。
トリプルバーンズの、もう一人がガントといい、かなりの範囲の探知魔法を使えるとかで動きがわかり次第連絡をよこすことになっている。
迅と蛇種族のレンカは手に入れた剣の具合を確認し、エルフのマーナも弓と矢の手入れ。
そういえばマーナは治癒魔法を使えるらしい。精霊の加護らしいが。他に妖精魔法があるらしいが、詳細は聞けなかった。レンカは攻撃魔法を、複数もってるとか。
その時が来る。連絡が来て馬車で迎えに来るそうだ。
出発前にチビッコ達を一時村長さんか、宿に預ける案も出したが連れていくとのこと。
どこにいても危険に遭うときは同じで、何かあったとき、そばにいなかったときの方が後悔する。チビッコ達もいずれは、この世界で生き抜くために、遅かれ早かれ必要だとのこと。
それに精霊魔法で結界をつくり、いつ危険が及ぼうとも対応できるようにするらしい。
確かに自然界では一、二年で親元離れるのは珍しくはないが。
到着した馬車に乗り込む。迎えはエルフのクリスだけで、他の二人は探知場所に向かっているそうだ。
村から大分離れてきたことがわかる。平地が少なくなり道も狭く荒くなってきた。
「そろそろ近いですね。皆さん準備を」
馬の手綱を引きながら、クリスが一向に告げる。
迅が緊張とともに、チビッコ達に目をやる。
チビッコ達なりにわかってるようだ。子供ながらに真剣な表情をみるのは初めての事。
守る。と力強く念じた。
馬車も走れないような場所につき、そこから雑木林を歩いて向かう。
聞こえてくる。センパイの声だ。
「オラオラオラァーっ」
金属同士がぶつかる音が響く。
見えた。真っ只中のその戦いに迅は目を見開く。
虎獣人のランドルが、雑木林の向こう数十メートル先で、岩場を背にした魔獣カマンディスペラドと戦っている。
ガントが、そのやや後ろで魔法を繰り出し、攻撃を放っていた。
カマンディスぺラドの異形な姿に驚く。迅と戦ったものより一回り大きく羽を逆立て奇声を発し、全身が赤く紅潮していた。
ランドルの剣撃は、カマンディスぺラドの両腕の高速の鎌にいなされ、その鎌を剣で受ける。ガントが放つ火球のようなものも、鎌ではない手足に防がれていた。
奇声がとまる。
「来るぞ。さがれ」
同時に、ガントから防御らしき魔法陣が、ランドルとガントの前に現れ身構えた。
あれ魔法なのか?
カマンディスペラドの口から、緑色の光線のようなものが放たれる。それはランドル、ガントの魔法陣によって弾かれた後、地面や草木を黒い焦げとともに抉る。
この攻防の間に、迅ら一行とクリスは戦いの場に走り出していた。
クリスは走りながら弓と矢に、魔法を纏わせ前方の二人に叫ぶ。
「ランドル、ガント、『三楔結鋲』」
叫ぶとともに三本の矢を束ねて上空に飛ばす。
クリスの言葉にそれぞれ反応し、ランドルは『オオオっ』の言葉と、腕、肩、背中の筋肉が一回り大きく膨れ、ガントは目の前に、頭サイズの赤い球をつくり出す。
三本の矢は、最高点に達するも勢いを殺すことなく、カマンディスぺラドの周り三点に突き刺さる。矢から黄色の線のような魔法が渦のように立ち上がり、動きを封じるように絡みつく。
すでに並行して放たれたクリスの別の矢が、真っ直ぐ一直線にカマンディスぺラドに向かう。
カマンディスぺラドとクリスの矢の射線上に、ガントが赤い魔力玉を放り、矢がその赤玉を、吸収するように、くぐると同時に、破裂音だけを残し、超加速し、見えない矢がカマンディスぺラドの胴体を狙う。
超反射で両腕の鎌で身構えるが、金属を断ちきるような音とともに鎌を掻い潜って矢が胴体を貫いた。
雄叫びをあげ、更に暴れ始めようとするが、クリスが指を鳴らす。すると、絡めていた魔法の線が消え、それに合わせて、ランドル渾身の剣が横なぎに首を刎ね、返す刃で袈裟懸けに両断した。
迅がランドル達のそばまで駆け寄るまでの、一瞬の攻防で、カマンディスペラドとの戦いは終わる。
へっ。終わったの? すげっ。すげぇー
迅らが駆け寄った時には全て終わっていて、声をかける。
「センパイ凄ぇっす。流石っす」
ランドルは息を切らしつつ
「おう。ジンか。着いたか。まっこんなもんよ」
その息遣いから、迅らが到着するまで、相当な攻防が続いていたことが予想できた。マーナもクリスに労いの言葉を掛けている。
「お見事です」
それにしても凄かった。連携がすごい。どれほどの時間であの呼吸を合わすことが出来るのか想像するに、このパーティーを尊敬せざるを得なかった。
「怪我はありませんでしたか? ランドルさん、ガントさんすぐ治癒します」
マーナが負傷の有無も確認せず、二人に歩み寄る。双方大きな怪我もなく、すぐに治癒を施す。
レンカはカマンディスぺラドの亡骸を見て、ガントに目をやる。
「はい。来ます」
ガントがマーナの治癒を受けながら、探知魔法を繰り出しレンカに答えた。
マーナは即効性の簡単な治癒魔法を即座に終えると、レンカと目を見合わせている。
レンカが、緊迫したような表情で
「くっ。場所変えるよ。急いで」
「どーした姉御? 」
「バカ。みてわかんない。この場所ヤバイよ」
「迅さん、子供達つれてあそこまで走ってください」
迅はわからなかったのだが、雑木林がこの場所を、窪地であることをわかりずらくしていたようで、マーナに従い急いで言われた少し登った高台へと全員で向かう。走りながらマーナとレンカが話しだす。
「罠。っていうわけでもないけど、こうゆう展開も予想していたって感じかねー」
「そうね。……クリスさん、『五条の集』つかえますか? 」
「はい……」
「いいでしょう。そのときが来ることも予想していてください」
「……はい」
「虎公、復活したかい。やるよ」
「へっ。完全復活よお」
「来ます。特大魔力反応」
窪地を抜け出す前方の雑木林から、何者かが近づいてくるのが見える。
見ると人らしき一人と、両脇に魔獣を引き連れて。その男はこちらに歩みを止めることなく話始める。
「おやおやおや。皆さんおそろいで。結局こうなりましたかね。狩りの再開ですよ」
男の声に反応した両脇の魔獣が、こちらに向かって突進する。
「なんだあれは? 」
迅は向かってきた異形に巨大化したものを把握する。蜂だ。スズメバチの魔獣。五メートルくらいの巨躯を感じさせない速さで飛び立つ。威嚇するかのように迅らの目の前で、耳に不快な音を立てながら、上空に向かい旋回を始める。
「A級二体、それと魔人一体」
マーナから全員へと声が響く。
「魔人だとっ! 」
ランドルの声と同時に迅も思う。
魔人といわれたあれは、迅が武器屋で会った紳士だった。
あの時と同じように、口角をあげ不適な笑みを浮かべている。
「あれが使役者か」
とにかくスズメバチはヤバイ、チビッコ達を高台に並び立つ林の影に一ヶ所に集めた。
「迅さんそのまま、そこにいてください」
というや、マーナは迅を含めたチビッコ達の周りに、四色のガラス玉のようなものを投げ落とす。
そのガラス玉から天の方へ青白い線が伸び、中空で交差すると青白い四角錐状の、薄い透明の膜となり結界完成となる。
だが、迅はとっさにその結界完成する直前に、その外に飛び出した。
「迅さん! 何やって?! 」
「大丈夫。俺は死なない」
チビッコ達を守る何らかが起きるだろうと踏んでいた迅は、予想通りの展開にすぐさま反応した。
間違っても足手まといにはならない。
それよりもあの魔人といわれた男が気がかりだった。
クリスは、一体のスズメバチの魔獣に魔法を纏った矢を放っている。カマンディスぺラドの時とは勝手が違うようで、上空を縦横無尽に飛び回る魔獣を、捉えることは難しいようだった。
もう一体のスズメバチの魔獣は、上空で、標的を決めたかのようの急降下し、ランドルに向かっていく。
「センパイっ! 」
物凄い早さでスズメバチの魔獣は、ランドルに体当たりまがいに突っ込み、衝突の瞬間に合わせて、後方から巨大な針を前方に向けていた。ランドルは反射的に大きな剣の横腹で、それを受ける。ランドルの巨体が体ごと弾け飛ぶ。
「ぐおおっ!! 」
だが、弾かれるも転倒はせず、何とか両足で地面を擦りながらも踏ん張る。
「こりゃあ、熱い展開だゼエ」
余裕かハッタリかはわからないが、笑みをこぼすランドルに頼もしさを感じた。迅はランドルの無事を確認すると、横目でレンカを見ながら、マーナのもとへ走って向かう。
「虎公、下がってな! 」
レンカがランドルに声掛け、走りながら早九字のようなものを唱える。
唱えると同じタイミングで、剣を含めた九ヶ所に魔法が発現し、体も薄黒く変色し始めた。
トリプルバーンズの、もう一人がガントといい、かなりの範囲の探知魔法を使えるとかで動きがわかり次第連絡をよこすことになっている。
迅と蛇種族のレンカは手に入れた剣の具合を確認し、エルフのマーナも弓と矢の手入れ。
そういえばマーナは治癒魔法を使えるらしい。精霊の加護らしいが。他に妖精魔法があるらしいが、詳細は聞けなかった。レンカは攻撃魔法を、複数もってるとか。
その時が来る。連絡が来て馬車で迎えに来るそうだ。
出発前にチビッコ達を一時村長さんか、宿に預ける案も出したが連れていくとのこと。
どこにいても危険に遭うときは同じで、何かあったとき、そばにいなかったときの方が後悔する。チビッコ達もいずれは、この世界で生き抜くために、遅かれ早かれ必要だとのこと。
それに精霊魔法で結界をつくり、いつ危険が及ぼうとも対応できるようにするらしい。
確かに自然界では一、二年で親元離れるのは珍しくはないが。
到着した馬車に乗り込む。迎えはエルフのクリスだけで、他の二人は探知場所に向かっているそうだ。
村から大分離れてきたことがわかる。平地が少なくなり道も狭く荒くなってきた。
「そろそろ近いですね。皆さん準備を」
馬の手綱を引きながら、クリスが一向に告げる。
迅が緊張とともに、チビッコ達に目をやる。
チビッコ達なりにわかってるようだ。子供ながらに真剣な表情をみるのは初めての事。
守る。と力強く念じた。
馬車も走れないような場所につき、そこから雑木林を歩いて向かう。
聞こえてくる。センパイの声だ。
「オラオラオラァーっ」
金属同士がぶつかる音が響く。
見えた。真っ只中のその戦いに迅は目を見開く。
虎獣人のランドルが、雑木林の向こう数十メートル先で、岩場を背にした魔獣カマンディスペラドと戦っている。
ガントが、そのやや後ろで魔法を繰り出し、攻撃を放っていた。
カマンディスぺラドの異形な姿に驚く。迅と戦ったものより一回り大きく羽を逆立て奇声を発し、全身が赤く紅潮していた。
ランドルの剣撃は、カマンディスぺラドの両腕の高速の鎌にいなされ、その鎌を剣で受ける。ガントが放つ火球のようなものも、鎌ではない手足に防がれていた。
奇声がとまる。
「来るぞ。さがれ」
同時に、ガントから防御らしき魔法陣が、ランドルとガントの前に現れ身構えた。
あれ魔法なのか?
カマンディスペラドの口から、緑色の光線のようなものが放たれる。それはランドル、ガントの魔法陣によって弾かれた後、地面や草木を黒い焦げとともに抉る。
この攻防の間に、迅ら一行とクリスは戦いの場に走り出していた。
クリスは走りながら弓と矢に、魔法を纏わせ前方の二人に叫ぶ。
「ランドル、ガント、『三楔結鋲』」
叫ぶとともに三本の矢を束ねて上空に飛ばす。
クリスの言葉にそれぞれ反応し、ランドルは『オオオっ』の言葉と、腕、肩、背中の筋肉が一回り大きく膨れ、ガントは目の前に、頭サイズの赤い球をつくり出す。
三本の矢は、最高点に達するも勢いを殺すことなく、カマンディスぺラドの周り三点に突き刺さる。矢から黄色の線のような魔法が渦のように立ち上がり、動きを封じるように絡みつく。
すでに並行して放たれたクリスの別の矢が、真っ直ぐ一直線にカマンディスぺラドに向かう。
カマンディスぺラドとクリスの矢の射線上に、ガントが赤い魔力玉を放り、矢がその赤玉を、吸収するように、くぐると同時に、破裂音だけを残し、超加速し、見えない矢がカマンディスぺラドの胴体を狙う。
超反射で両腕の鎌で身構えるが、金属を断ちきるような音とともに鎌を掻い潜って矢が胴体を貫いた。
雄叫びをあげ、更に暴れ始めようとするが、クリスが指を鳴らす。すると、絡めていた魔法の線が消え、それに合わせて、ランドル渾身の剣が横なぎに首を刎ね、返す刃で袈裟懸けに両断した。
迅がランドル達のそばまで駆け寄るまでの、一瞬の攻防で、カマンディスペラドとの戦いは終わる。
へっ。終わったの? すげっ。すげぇー
迅らが駆け寄った時には全て終わっていて、声をかける。
「センパイ凄ぇっす。流石っす」
ランドルは息を切らしつつ
「おう。ジンか。着いたか。まっこんなもんよ」
その息遣いから、迅らが到着するまで、相当な攻防が続いていたことが予想できた。マーナもクリスに労いの言葉を掛けている。
「お見事です」
それにしても凄かった。連携がすごい。どれほどの時間であの呼吸を合わすことが出来るのか想像するに、このパーティーを尊敬せざるを得なかった。
「怪我はありませんでしたか? ランドルさん、ガントさんすぐ治癒します」
マーナが負傷の有無も確認せず、二人に歩み寄る。双方大きな怪我もなく、すぐに治癒を施す。
レンカはカマンディスぺラドの亡骸を見て、ガントに目をやる。
「はい。来ます」
ガントがマーナの治癒を受けながら、探知魔法を繰り出しレンカに答えた。
マーナは即効性の簡単な治癒魔法を即座に終えると、レンカと目を見合わせている。
レンカが、緊迫したような表情で
「くっ。場所変えるよ。急いで」
「どーした姉御? 」
「バカ。みてわかんない。この場所ヤバイよ」
「迅さん、子供達つれてあそこまで走ってください」
迅はわからなかったのだが、雑木林がこの場所を、窪地であることをわかりずらくしていたようで、マーナに従い急いで言われた少し登った高台へと全員で向かう。走りながらマーナとレンカが話しだす。
「罠。っていうわけでもないけど、こうゆう展開も予想していたって感じかねー」
「そうね。……クリスさん、『五条の集』つかえますか? 」
「はい……」
「いいでしょう。そのときが来ることも予想していてください」
「……はい」
「虎公、復活したかい。やるよ」
「へっ。完全復活よお」
「来ます。特大魔力反応」
窪地を抜け出す前方の雑木林から、何者かが近づいてくるのが見える。
見ると人らしき一人と、両脇に魔獣を引き連れて。その男はこちらに歩みを止めることなく話始める。
「おやおやおや。皆さんおそろいで。結局こうなりましたかね。狩りの再開ですよ」
男の声に反応した両脇の魔獣が、こちらに向かって突進する。
「なんだあれは? 」
迅は向かってきた異形に巨大化したものを把握する。蜂だ。スズメバチの魔獣。五メートルくらいの巨躯を感じさせない速さで飛び立つ。威嚇するかのように迅らの目の前で、耳に不快な音を立てながら、上空に向かい旋回を始める。
「A級二体、それと魔人一体」
マーナから全員へと声が響く。
「魔人だとっ! 」
ランドルの声と同時に迅も思う。
魔人といわれたあれは、迅が武器屋で会った紳士だった。
あの時と同じように、口角をあげ不適な笑みを浮かべている。
「あれが使役者か」
とにかくスズメバチはヤバイ、チビッコ達を高台に並び立つ林の影に一ヶ所に集めた。
「迅さんそのまま、そこにいてください」
というや、マーナは迅を含めたチビッコ達の周りに、四色のガラス玉のようなものを投げ落とす。
そのガラス玉から天の方へ青白い線が伸び、中空で交差すると青白い四角錐状の、薄い透明の膜となり結界完成となる。
だが、迅はとっさにその結界完成する直前に、その外に飛び出した。
「迅さん! 何やって?! 」
「大丈夫。俺は死なない」
チビッコ達を守る何らかが起きるだろうと踏んでいた迅は、予想通りの展開にすぐさま反応した。
間違っても足手まといにはならない。
それよりもあの魔人といわれた男が気がかりだった。
クリスは、一体のスズメバチの魔獣に魔法を纏った矢を放っている。カマンディスぺラドの時とは勝手が違うようで、上空を縦横無尽に飛び回る魔獣を、捉えることは難しいようだった。
もう一体のスズメバチの魔獣は、上空で、標的を決めたかのようの急降下し、ランドルに向かっていく。
「センパイっ! 」
物凄い早さでスズメバチの魔獣は、ランドルに体当たりまがいに突っ込み、衝突の瞬間に合わせて、後方から巨大な針を前方に向けていた。ランドルは反射的に大きな剣の横腹で、それを受ける。ランドルの巨体が体ごと弾け飛ぶ。
「ぐおおっ!! 」
だが、弾かれるも転倒はせず、何とか両足で地面を擦りながらも踏ん張る。
「こりゃあ、熱い展開だゼエ」
余裕かハッタリかはわからないが、笑みをこぼすランドルに頼もしさを感じた。迅はランドルの無事を確認すると、横目でレンカを見ながら、マーナのもとへ走って向かう。
「虎公、下がってな! 」
レンカがランドルに声掛け、走りながら早九字のようなものを唱える。
唱えると同じタイミングで、剣を含めた九ヶ所に魔法が発現し、体も薄黒く変色し始めた。
0
あなたにおすすめの小説
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
【第一部完結】科学で興す異世界国家 ~理不尽に殺された技術者は第三王子に転生し、科学で王座に至る~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
※1話から読んでも大丈夫。ただ、0話を読むと「あのシーン」の意味が変わります。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる