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サイショノセカイ・1章 森林平原国家コルニー
1章7話 冒険者ギルドへ!
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町に入りウカールさんと別れて、ケイデンさんとルーウェンさんに連れられ楽しみにしていた冒険者ギルドの前についた。
ギルドはこの世界では珍しい大きな二階建ての建物だ。
「アル、ここがギルドだ。まあ突っ立ってるのもなんだし中に入ろうぜ」
そうして二人と一緒にギルドに入ると、中にいた冒険者の半分ほどがこちらを向いた、どうやら新入りらしき僕が多少気になるようだ。
何やらその品定めするような視線の中に下卑た視線が混じっている。
どうやら僕に何かする気満々みたいだ。
隣の席の人が若干引いていたり蔑むような目を向けている。
「冒険者ギルドへようこそ。受付のセリアです。本日はどのようなご用件ですか?」
そういってギルドの受付嬢が挨拶をしてくれた。
「おう、今日俺らはこいつの倒したシャドーウルフの換金と、こいつをギルドに推薦しに来たんだ」
「よろしくお願いしますね。セリアさん」
そう二人が言うとセリアさんはかなり驚いたようだ。
「ええ! シャドーウルフを倒したんですか!? それより、Bランクであるお二人が推薦するんですか! 少々お待ちください。すぐに試験官を呼んできます」
セリアさんが試験官を呼びに行った、すると一分しないうちに試験官らしき人がやってきた。
ぶっきらぼうそうな人だ。
「お前がケイデンとルーウェンが推薦するというやつか。俺は試験官のグラムだ。 まあ、あの二人が推薦するって聞いた時点で心配してなかったが、どうやらかなりやるようだな」
どうやら、試験官のお眼鏡にかなったらしい。
「ありがとうございます。アルティマといいます。よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな。じゃあさっそく試験をするから、訓練場に来い」
「では、私はシャドーウルフを換金しておきますね」
「お願いします、ルーウェンさん」
そうして、シャドーウルフはルーウェンさんに任せ、僕はかなり広い訓練場に案内された。
「試験に使う刃をつぶした武器はここに入ってる好きな奴を選べ」
そういって武器の入った箱を渡された。
……なるほど品質にばらつきがある、武器を見る目を試しているのか。
えーっと、なにかよさそうなのは~、あった!
中々よく作られている剣!
僕の軍刀、雷撃と刀身の長さがほぼ同じ!
他にもよさそうなのはあるけどこれにしよう。
「あいつ、こないだ使ってたナイフと種類が全く違うが大丈夫か? まあいいか、あいつを信じよう」
「選んだようだな、俺はこの剣を使う。では、これより試験を始める。合格の条件は単純明快、俺を認めさせることだ。準備はできたな? では、試験開始!」
そういってグラムさんは僕の返答を聞かないままこちらに切りかかってきた。
僕は冷静に攻撃をいなす。
「ほう、いきなりの攻撃に少しも動揺しないか、では次!」
今度は怒涛の連撃だ。
うまくいなし、適度に反撃する。
そうしてしばらく戦い続け…… 。
「ふむ、もう十分だ、と言いたいところだが……お前、手加減してるだろ」
ギクゥ! バレた……。
「手加減している相手と戦っても面白くない。最後に全力で来い!」
ばれちゃあ仕方ないな。
よーし、せっかくだし自重なし……、は、さすがにまずいから、申しわけないけど、ここが壊れないくらいにしよう。
そうして僕は最後の一撃を繰り出すために態勢を低くした。
「……!」
グラムさんは僕の雰囲気が変わったのを察知して額から汗を流す。
そうして、十秒ほどにらみ合ったのちこちらから仕掛けた。
「シィ!」
「セィ!」
しばらくの静寂の後、グラムさんの剣が床に落ちた、僕の勝ちだ。
「強いな……、俺の持っていた剣を弾き飛ばすとは……文句なしの合格だ。ギルドカードは後で受付でもらってくれ」
やったー! 無事合格ぅ!
「やったな!」
「やりましたね!」
ケイデンさんとルーウェンさんが祝ってくれた、素直にうれしい……。
「いやー、最後のあれはすごかったな~。見えはしたがかなりギリギリだったぞ!」
「私には少ししか見えませんでした……少し衰えてきましたかねぇ……」
いや、ルーウェンさんはいたって正常だよ。
一般人に比べたら多分破格の動体視力を持ってると思うよ。
むしろ見えるケイデンさんの方がおかしいんじゃないかな……
結構本気で動いたのに…… 。
そうして二人と一緒に受付に行き、ギルドカードが来るまで待っていた。
しばらくすると、セリアさんがギルドカードを持ってきてくれたようだ。
「試験合格おめでとうございます! こちらはDランクのギルドカードです。グラムさんはもっと高いランクのカードを与えたかったそうですが、さすがにCランクは冒険者としての経験がないとだめなので渋々断念していました」
まあ、経験って大事だからね。
仕方ない。
「では、正式に登録する前にこちらの注意事項をお読みください」
えーっと、何々?
・受けれる依頼は自分のランクの一つ上まで、自分のランクより上の依頼を受ける場合はパーティーで受けることを推奨
・依頼に失敗した場合報酬の三分の一を支払っていただきます
・ギルドを通さない依頼は自己責任です
・ギルドカードをなくした場合は再発行に銀貨一枚かかります
・登録をするときに推薦されるかランクアップ試験を受けると言うと、ランクアップ試験を受けられます(基本新人が受けるものではなく、戦闘経験者が受けることを想定しています)
・ギルド内での武器を使った喧嘩はしてはいけない
・ギルドの一員として法律に触れるような行動をしない
※違反した場合は罰金や最悪の場合ランク降格や除名されることもあります
なるほど、守るのがいたって難しくないルールだね。
「わかりました。ルールは守りますよ」
理不尽じゃない限りね。
「はい、ありがとうございます。では、こちらの注意事項の下にサインをお願いします」
アルティマと。
「では、これで正式にあなたはギルドの一員です。おめでとうございます!」
「ありがとうございます。ではケイデンさん、ルーウェンさん、突然ですが僕におすすめの宿を教えてもらえませんk——」
「おい、お前!」
ギルドはこの世界では珍しい大きな二階建ての建物だ。
「アル、ここがギルドだ。まあ突っ立ってるのもなんだし中に入ろうぜ」
そうして二人と一緒にギルドに入ると、中にいた冒険者の半分ほどがこちらを向いた、どうやら新入りらしき僕が多少気になるようだ。
何やらその品定めするような視線の中に下卑た視線が混じっている。
どうやら僕に何かする気満々みたいだ。
隣の席の人が若干引いていたり蔑むような目を向けている。
「冒険者ギルドへようこそ。受付のセリアです。本日はどのようなご用件ですか?」
そういってギルドの受付嬢が挨拶をしてくれた。
「おう、今日俺らはこいつの倒したシャドーウルフの換金と、こいつをギルドに推薦しに来たんだ」
「よろしくお願いしますね。セリアさん」
そう二人が言うとセリアさんはかなり驚いたようだ。
「ええ! シャドーウルフを倒したんですか!? それより、Bランクであるお二人が推薦するんですか! 少々お待ちください。すぐに試験官を呼んできます」
セリアさんが試験官を呼びに行った、すると一分しないうちに試験官らしき人がやってきた。
ぶっきらぼうそうな人だ。
「お前がケイデンとルーウェンが推薦するというやつか。俺は試験官のグラムだ。 まあ、あの二人が推薦するって聞いた時点で心配してなかったが、どうやらかなりやるようだな」
どうやら、試験官のお眼鏡にかなったらしい。
「ありがとうございます。アルティマといいます。よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな。じゃあさっそく試験をするから、訓練場に来い」
「では、私はシャドーウルフを換金しておきますね」
「お願いします、ルーウェンさん」
そうして、シャドーウルフはルーウェンさんに任せ、僕はかなり広い訓練場に案内された。
「試験に使う刃をつぶした武器はここに入ってる好きな奴を選べ」
そういって武器の入った箱を渡された。
……なるほど品質にばらつきがある、武器を見る目を試しているのか。
えーっと、なにかよさそうなのは~、あった!
中々よく作られている剣!
僕の軍刀、雷撃と刀身の長さがほぼ同じ!
他にもよさそうなのはあるけどこれにしよう。
「あいつ、こないだ使ってたナイフと種類が全く違うが大丈夫か? まあいいか、あいつを信じよう」
「選んだようだな、俺はこの剣を使う。では、これより試験を始める。合格の条件は単純明快、俺を認めさせることだ。準備はできたな? では、試験開始!」
そういってグラムさんは僕の返答を聞かないままこちらに切りかかってきた。
僕は冷静に攻撃をいなす。
「ほう、いきなりの攻撃に少しも動揺しないか、では次!」
今度は怒涛の連撃だ。
うまくいなし、適度に反撃する。
そうしてしばらく戦い続け…… 。
「ふむ、もう十分だ、と言いたいところだが……お前、手加減してるだろ」
ギクゥ! バレた……。
「手加減している相手と戦っても面白くない。最後に全力で来い!」
ばれちゃあ仕方ないな。
よーし、せっかくだし自重なし……、は、さすがにまずいから、申しわけないけど、ここが壊れないくらいにしよう。
そうして僕は最後の一撃を繰り出すために態勢を低くした。
「……!」
グラムさんは僕の雰囲気が変わったのを察知して額から汗を流す。
そうして、十秒ほどにらみ合ったのちこちらから仕掛けた。
「シィ!」
「セィ!」
しばらくの静寂の後、グラムさんの剣が床に落ちた、僕の勝ちだ。
「強いな……、俺の持っていた剣を弾き飛ばすとは……文句なしの合格だ。ギルドカードは後で受付でもらってくれ」
やったー! 無事合格ぅ!
「やったな!」
「やりましたね!」
ケイデンさんとルーウェンさんが祝ってくれた、素直にうれしい……。
「いやー、最後のあれはすごかったな~。見えはしたがかなりギリギリだったぞ!」
「私には少ししか見えませんでした……少し衰えてきましたかねぇ……」
いや、ルーウェンさんはいたって正常だよ。
一般人に比べたら多分破格の動体視力を持ってると思うよ。
むしろ見えるケイデンさんの方がおかしいんじゃないかな……
結構本気で動いたのに…… 。
そうして二人と一緒に受付に行き、ギルドカードが来るまで待っていた。
しばらくすると、セリアさんがギルドカードを持ってきてくれたようだ。
「試験合格おめでとうございます! こちらはDランクのギルドカードです。グラムさんはもっと高いランクのカードを与えたかったそうですが、さすがにCランクは冒険者としての経験がないとだめなので渋々断念していました」
まあ、経験って大事だからね。
仕方ない。
「では、正式に登録する前にこちらの注意事項をお読みください」
えーっと、何々?
・受けれる依頼は自分のランクの一つ上まで、自分のランクより上の依頼を受ける場合はパーティーで受けることを推奨
・依頼に失敗した場合報酬の三分の一を支払っていただきます
・ギルドを通さない依頼は自己責任です
・ギルドカードをなくした場合は再発行に銀貨一枚かかります
・登録をするときに推薦されるかランクアップ試験を受けると言うと、ランクアップ試験を受けられます(基本新人が受けるものではなく、戦闘経験者が受けることを想定しています)
・ギルド内での武器を使った喧嘩はしてはいけない
・ギルドの一員として法律に触れるような行動をしない
※違反した場合は罰金や最悪の場合ランク降格や除名されることもあります
なるほど、守るのがいたって難しくないルールだね。
「わかりました。ルールは守りますよ」
理不尽じゃない限りね。
「はい、ありがとうございます。では、こちらの注意事項の下にサインをお願いします」
アルティマと。
「では、これで正式にあなたはギルドの一員です。おめでとうございます!」
「ありがとうございます。ではケイデンさん、ルーウェンさん、突然ですが僕におすすめの宿を教えてもらえませんk——」
「おい、お前!」
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