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本編
生徒会登場、会長に顔がバレた⁉
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入学式から1週間、ウワサは消えず「担がれ陰キャ」と言われるようになってしまった俺。
あの後寮に帰り智也を説教するがどこ吹く風。ホント俺の話を聞かねぇ。
いちるからはからかわれるし、たまに知らない生徒から睨まれる。
睨まれる理由はなんとなく分かる、智也だ。
アイツはオカン属性だけど顔が良いからなー。普通にしてると空手で鍛えてるからスタイルもいいしモテる。常に地味な見た目の俺がいたら気に食わないだろう。
でも俺がくっついているんじゃない、智也がくっついているんだ。
そこテストに出るからな!
そしてもう一つ睨まれる原因らしきものがクラス委員だ。
どうらやクラス委員は月一生徒会主催の会合に出るらしく、役員の皆様とお近づきなるチャンスだと人気の役職なんだといちるが話していた。それなのに俺がクラス委員になったのが気に食わないらしい。出席番号1番だからと勝手に決めた担任に文句を言ってほしい。
「いちる~クラス委員代わって」
「やだよ。後ろから刺されたくないもん」
俺だって刺されたくないよ!一度クラスメイトに嫌味を言われたから代わろうか?って言ったら可愛い系の顔の子たちのキャットファイト(殴り合いではない)が始まって担任に怒られたんだよね。だからこっそり代わってもらおうとしたのに……
ここまで生徒を狂わせる生徒会って怖いんですけど。
ちょっとビクつきながら会議室に行き席に座っていると、時間きっかりに生徒会役員が入ってきた。わっ、全員キラキラのエフェクト背負ってる気がする。
小さいながらも聞こえてきた黄色い声をひと睨みで黙らせた人が会長らしい。黒髪の目元が涼しげなエロいオーラを出してる美青年だ。
「会を始める前に役員の紹介をする。俺は生徒会長の黒主青藍だ。右隣にいるのが副会長の神奈川綾人、会計の飯島真紀、左隣が庶務の米川崇と羽柴哲だ。これから何かと関わると思うので顔と名前を覚えておくように。では始める」
んー、全員覚えるの大変だなぁ。面倒だから毎月1人ずつでいいかな?今回は会長を覚えておこう。などと考えていたら淡々と会が進んでた。一年間の流れと夏休みまでの行事。鬼ごっこって何だこりゃ?
「ちょっとあんた!」
会合も終わり一度教室に戻ってから部活に行こうかと廊下に出ると知らないクラス委員に話しかけられた。敵外心丸出しで。
「あんたウワサの「担がれ陰キャ」でしょ?何であんたなんかがクラス委員になってるのさ」
170に頑張ってもちょっと足りない俺よりも小さい可愛らしい二人組に担がれ陰キャと言われて辱めを受けてしまった。恥ずかしいからそれ言わないでほしい。
「そう言われても担任に決められちゃったし……」
「辞退すればいいだけでしょ!」
「他の人に代わろうとしたらキャットファイトが始まって担任に怒られたから無理でした」
「無理でも代わんな!」
「んな理不尽な」
無茶振りもいいとこだ。面倒だからそろそろ走って逃げようかな。俺、意外と足早いんだぜ。
「煩い。いつまでここで騒いでいる」
ガラリとドアを開けたのは生徒会長でちょっとビビる。会長がジロリと睨むとキャンキャン理不尽なことを言っていた二人組が青くなって黙ってしまった。
うん、煩かったですよねー邪魔ですよねー避けますよ、よいしょっと。
「騒ぐヒマがあったらクラスに戻れ」
「「はいっ!!」」
若干涙目になった二人組は背すじをピンと伸ばし礼をしてから走って行った。さて、俺も帰ろうかと歩き出したら呼び止められてしまった。はて、何でしょう?
「待て、お前は見た目をどうにかしろ」
はあ⁉これはどうにかした結果なんですけど⁉どうよ、この完璧な陰キャスタイル!
「いやぁ陰キャなもんで…」
「陰キャでも普通のナリをしていればあんな事は言われないんだ。とりあえずこのおかしなメガネだけでもどうにかし……ろ……⁉」
「げっ!」
こっちは横暴!しかし勝手に取ろうと俺のメガネに手をかけズラした会長がぴたりと止まる。やべ、顔見られた?
「あー……うん、やっぱりそのままでいい。むしろ外すな」
すっとメガネを戻され口に手を当てモゴモゴ言ってる会長の顔が赤い。これ完全に見られたな。
「会長秘密でお願いします」
「あ…ああ……って速っ!」
踵を返し速攻その場から離れた俺は全速力で教室に戻り部活に行ったのだが、それを見た生徒から「トップランナー陰キャ」とまた不名誉な呼ばれ方をするようになるのだった。
◇◇◇◇◇
「会長に顔バレした⁉」
部活帰りにそのまま食堂で夕飯をとり寮に帰ってきた俺は放課後の出来事を正座して智也に報告をした。
「アレハフカコウリョクデス」
「だとしても!入学して少ししか経ってないのに!しかもよりにもよって会長が!奏さんに連絡しないと……消すか?」
何か不穏なセリフが聞こえてきたんだが?智也と奏さんが揃ったら暗殺できそうだからやめて!
「でっ…でも秘密って言ったし」
「信用ならん!」
今にも殺りに行きそうな智也を「言っても嘘だと思うし!」や「男だし!」「会長もメガネかけてろって言ってた!」など2時間説得し、もう1人では歩かないと約束させられてやっと智也の怒りを収めることに成功した。
会長に関しては学年も違うし何もなければ月一でしか会わないから大丈夫だと思ってたのに、結局食堂でばったり会うことになり智也が警戒しまくりだった。
いやー、会わないと思ってたのに食堂は盲点だったわ。
あの後寮に帰り智也を説教するがどこ吹く風。ホント俺の話を聞かねぇ。
いちるからはからかわれるし、たまに知らない生徒から睨まれる。
睨まれる理由はなんとなく分かる、智也だ。
アイツはオカン属性だけど顔が良いからなー。普通にしてると空手で鍛えてるからスタイルもいいしモテる。常に地味な見た目の俺がいたら気に食わないだろう。
でも俺がくっついているんじゃない、智也がくっついているんだ。
そこテストに出るからな!
そしてもう一つ睨まれる原因らしきものがクラス委員だ。
どうらやクラス委員は月一生徒会主催の会合に出るらしく、役員の皆様とお近づきなるチャンスだと人気の役職なんだといちるが話していた。それなのに俺がクラス委員になったのが気に食わないらしい。出席番号1番だからと勝手に決めた担任に文句を言ってほしい。
「いちる~クラス委員代わって」
「やだよ。後ろから刺されたくないもん」
俺だって刺されたくないよ!一度クラスメイトに嫌味を言われたから代わろうか?って言ったら可愛い系の顔の子たちのキャットファイト(殴り合いではない)が始まって担任に怒られたんだよね。だからこっそり代わってもらおうとしたのに……
ここまで生徒を狂わせる生徒会って怖いんですけど。
ちょっとビクつきながら会議室に行き席に座っていると、時間きっかりに生徒会役員が入ってきた。わっ、全員キラキラのエフェクト背負ってる気がする。
小さいながらも聞こえてきた黄色い声をひと睨みで黙らせた人が会長らしい。黒髪の目元が涼しげなエロいオーラを出してる美青年だ。
「会を始める前に役員の紹介をする。俺は生徒会長の黒主青藍だ。右隣にいるのが副会長の神奈川綾人、会計の飯島真紀、左隣が庶務の米川崇と羽柴哲だ。これから何かと関わると思うので顔と名前を覚えておくように。では始める」
んー、全員覚えるの大変だなぁ。面倒だから毎月1人ずつでいいかな?今回は会長を覚えておこう。などと考えていたら淡々と会が進んでた。一年間の流れと夏休みまでの行事。鬼ごっこって何だこりゃ?
「ちょっとあんた!」
会合も終わり一度教室に戻ってから部活に行こうかと廊下に出ると知らないクラス委員に話しかけられた。敵外心丸出しで。
「あんたウワサの「担がれ陰キャ」でしょ?何であんたなんかがクラス委員になってるのさ」
170に頑張ってもちょっと足りない俺よりも小さい可愛らしい二人組に担がれ陰キャと言われて辱めを受けてしまった。恥ずかしいからそれ言わないでほしい。
「そう言われても担任に決められちゃったし……」
「辞退すればいいだけでしょ!」
「他の人に代わろうとしたらキャットファイトが始まって担任に怒られたから無理でした」
「無理でも代わんな!」
「んな理不尽な」
無茶振りもいいとこだ。面倒だからそろそろ走って逃げようかな。俺、意外と足早いんだぜ。
「煩い。いつまでここで騒いでいる」
ガラリとドアを開けたのは生徒会長でちょっとビビる。会長がジロリと睨むとキャンキャン理不尽なことを言っていた二人組が青くなって黙ってしまった。
うん、煩かったですよねー邪魔ですよねー避けますよ、よいしょっと。
「騒ぐヒマがあったらクラスに戻れ」
「「はいっ!!」」
若干涙目になった二人組は背すじをピンと伸ばし礼をしてから走って行った。さて、俺も帰ろうかと歩き出したら呼び止められてしまった。はて、何でしょう?
「待て、お前は見た目をどうにかしろ」
はあ⁉これはどうにかした結果なんですけど⁉どうよ、この完璧な陰キャスタイル!
「いやぁ陰キャなもんで…」
「陰キャでも普通のナリをしていればあんな事は言われないんだ。とりあえずこのおかしなメガネだけでもどうにかし……ろ……⁉」
「げっ!」
こっちは横暴!しかし勝手に取ろうと俺のメガネに手をかけズラした会長がぴたりと止まる。やべ、顔見られた?
「あー……うん、やっぱりそのままでいい。むしろ外すな」
すっとメガネを戻され口に手を当てモゴモゴ言ってる会長の顔が赤い。これ完全に見られたな。
「会長秘密でお願いします」
「あ…ああ……って速っ!」
踵を返し速攻その場から離れた俺は全速力で教室に戻り部活に行ったのだが、それを見た生徒から「トップランナー陰キャ」とまた不名誉な呼ばれ方をするようになるのだった。
◇◇◇◇◇
「会長に顔バレした⁉」
部活帰りにそのまま食堂で夕飯をとり寮に帰ってきた俺は放課後の出来事を正座して智也に報告をした。
「アレハフカコウリョクデス」
「だとしても!入学して少ししか経ってないのに!しかもよりにもよって会長が!奏さんに連絡しないと……消すか?」
何か不穏なセリフが聞こえてきたんだが?智也と奏さんが揃ったら暗殺できそうだからやめて!
「でっ…でも秘密って言ったし」
「信用ならん!」
今にも殺りに行きそうな智也を「言っても嘘だと思うし!」や「男だし!」「会長もメガネかけてろって言ってた!」など2時間説得し、もう1人では歩かないと約束させられてやっと智也の怒りを収めることに成功した。
会長に関しては学年も違うし何もなければ月一でしか会わないから大丈夫だと思ってたのに、結局食堂でばったり会うことになり智也が警戒しまくりだった。
いやー、会わないと思ってたのに食堂は盲点だったわ。
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