聖獣に転生した僕は推しの悪役令嬢を幸せに導く〜ヒロインなんてやっつけちゃうもんね〜

ネコフク

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8、マドレーヌは一体どこから・・・?

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 にいちゃんと話し合った結果。

 乙女ゲームに聖獣不要説に至る。

 もうね、アリアーナのスチルをスマホに穴が開くんじゃないかというくらい眺めていたけど、修道院や追放スチルに僕は居なかった。というか影すらない。

 実際の王子の婚約者達は聖獣に選ばれてから婚約するんだけど、王子の婚約者だったアリアーナにも聖獣が側に居ないといけないのに、どのスチルにもモフモフしたのは映っていなかった。

 ただ単にゲームに関係ないからなのか別の場所に居たのかそこは分からないけど。

 そういえばヒロインの肩にお助けキャラが乗ってたなー。

 でも僕と色味は違うし「魅了の香水(課金)を使って王子の好感度を爆上げしちゃえ☆」とかアドバイスしてその後に『課金しちゃう?』という選択肢を連続で三回は出してくるゲスいヤツだったからあれは聖獣違う。

 そもそもあれ何の動物をモチーフにしたやつだったんだろ?

 実はあの神絵師、何故か動物だけは良く言って個性的だったんだよね。動物のイラストをネットにアップする度に神絵師ファンがざわついてたし。ファンの交流サイトでは「動物当てクイズ」とか言って盛り上がってたなぁ。

 どちらにしてもゲームの中の聖獣は出てきたにいちゃんすら一瞬のモブ扱い。僕やパパンとママンは存在すら匂わせもなかった。だから乙女ゲームに聖獣は関係無いってことなんだろう。

 実際ゲームの舞台は学園の中と街歩きイベント、王宮がほんのちょっとだけ。

 スイラバは魔獣や魔王が出てきて聖獣と一緒に戦うとか世界を救う旅に一緒に出るとか、そんなデンジャラスな展開が無いただただ見境なくイケメンに手を出し侍らすゲームだからね。

 でもねーここは現実。エンディングを迎えたらスタッフロールが流れて「Happy End」で終わりじゃない。その後もみんなの人生は続いていく。「エンディングを迎えたから次の攻略しようっと♪」とはならい。

 乙女ゲームのようにヒロインにチョロく攻略されるような王子達が王国を存続出来るとは到底思えないし。
 むしろ前世の小説であった王太子妃や王妃になったヒロインが贅沢三昧して国を傾ける予感。いや、確実にそうなる。

『はにょ~にいちゃんどうしよう。このままいくと国がダメになっちゃう!』

『落ち着け弟よ』

『むごっ』

 はにょはにょはわはわする僕の口にマドレーヌが突っ込まれる。ちょっとにいちゃんマドレーヌどこから出したのさ?
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