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15、その頃王宮では①
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聖獣一家がピクニックという名の遠出をした日の午後、王太子妃エトランジュは昼食を軽く取り政務をしようと机に向かい書類を手にした途端、
バリーーーーーン!!
「王太子妃様!」
斜め後ろにある窓が勢い良く割れ室内はパニックになる。
傍にいた執務員や侍女がエトランジュの体に覆い被さり、室内にいた騎士が素早く王太子妃の無事の確認と剣を抜き戦闘態勢をとる。
散らばった硝子と少しの煙を伴い姿を現したのは人ではなく大きな影。
「エトランジュ大変、大変なのよぉぉぉ!!」
「ユキ!?」
素早く動き机に前足を乗せ騒ぐ影はエトランジュの聖獣ユキ。いつもおっとりとしている姿からは想像が出来ないほどの慌てぶりにエトランジュも目を丸くする。
侵入者だと警戒していた騎士達も侵入して来たのが聖獣様という事でホッとし、警戒を解きいそいそと割れた硝子を片付け始める。
「大変っ、大変っ!」
「ちょっ、ちょっと落ち着いてユキ」
ツバを飛ばす勢いで話すユキを落ち着かせようとエトランジュは慌ててユキの体の方へ移動し体を撫でる。
「落ち着けないわエトランジュ、坊やがっ、坊やが~!」
「ユキご乱心!?」
ありえない震え方をするユキにただ事ではないと感じ取るエトランジュ。
「お邪魔するよ」
ユキとは違いぬぼっと窓から入ってくる背中にノアをへばり付けている聖獣スノー。
「スノー、ユキが取り乱しいるけど何故?」
話になりそうもないユキを撫でながらエトランジュはスノーに問いかける。
「あー・・・・・・実はな、今日ピクニックで西の森に出かけたんだ」
「ええそうね。そう聞いているわ」
「子供達を背中に乗せ姿を見られないよう隠匿魔法を使い街を通り抜けて行ったんだよ」
「それで?」
「うん、・・・・・・久々に走ったからかな」
「まさか・・・・・・」
さっとエトランジュの顔から血の気が引く。
「テンションが上がったんだろうな」
「気づいたら坊やがいなかったのよぉぉぉ!」
「めっちゃ振り落としてんじゃん!?ユキまた暴走したの!?」
さめざめと泣くユキに驚愕の表情を向けるエトランジュ。全力疾走するのが大好きな事は知っていたが、子供を乗せた状態でするとはエトランジュも思っていなかった。
「ハハハあの子は軽かったからなぁ」
「呑気!」
おおらかすぎるスノーについ突っ込みを入れてしまうエトランジュ。弟を思ってだろうノアがスノーの背中でしくしくと泣いているのに気付いてほしい。
「エトランジュ大丈夫か!?」
侍従から知らせをもらった王太子がノックもせず扉を開きその惨状に唖然とする。
窓は飛び散りユキはエトランジュに撫でられながら泣き崩れ、スノーは泣くノアを背に乗せ朗らかに笑っている。
「カオス!」
バリーーーーーン!!
「王太子妃様!」
斜め後ろにある窓が勢い良く割れ室内はパニックになる。
傍にいた執務員や侍女がエトランジュの体に覆い被さり、室内にいた騎士が素早く王太子妃の無事の確認と剣を抜き戦闘態勢をとる。
散らばった硝子と少しの煙を伴い姿を現したのは人ではなく大きな影。
「エトランジュ大変、大変なのよぉぉぉ!!」
「ユキ!?」
素早く動き机に前足を乗せ騒ぐ影はエトランジュの聖獣ユキ。いつもおっとりとしている姿からは想像が出来ないほどの慌てぶりにエトランジュも目を丸くする。
侵入者だと警戒していた騎士達も侵入して来たのが聖獣様という事でホッとし、警戒を解きいそいそと割れた硝子を片付け始める。
「大変っ、大変っ!」
「ちょっ、ちょっと落ち着いてユキ」
ツバを飛ばす勢いで話すユキを落ち着かせようとエトランジュは慌ててユキの体の方へ移動し体を撫でる。
「落ち着けないわエトランジュ、坊やがっ、坊やが~!」
「ユキご乱心!?」
ありえない震え方をするユキにただ事ではないと感じ取るエトランジュ。
「お邪魔するよ」
ユキとは違いぬぼっと窓から入ってくる背中にノアをへばり付けている聖獣スノー。
「スノー、ユキが取り乱しいるけど何故?」
話になりそうもないユキを撫でながらエトランジュはスノーに問いかける。
「あー・・・・・・実はな、今日ピクニックで西の森に出かけたんだ」
「ええそうね。そう聞いているわ」
「子供達を背中に乗せ姿を見られないよう隠匿魔法を使い街を通り抜けて行ったんだよ」
「それで?」
「うん、・・・・・・久々に走ったからかな」
「まさか・・・・・・」
さっとエトランジュの顔から血の気が引く。
「テンションが上がったんだろうな」
「気づいたら坊やがいなかったのよぉぉぉ!」
「めっちゃ振り落としてんじゃん!?ユキまた暴走したの!?」
さめざめと泣くユキに驚愕の表情を向けるエトランジュ。全力疾走するのが大好きな事は知っていたが、子供を乗せた状態でするとはエトランジュも思っていなかった。
「ハハハあの子は軽かったからなぁ」
「呑気!」
おおらかすぎるスノーについ突っ込みを入れてしまうエトランジュ。弟を思ってだろうノアがスノーの背中でしくしくと泣いているのに気付いてほしい。
「エトランジュ大丈夫か!?」
侍従から知らせをもらった王太子がノックもせず扉を開きその惨状に唖然とする。
窓は飛び散りユキはエトランジュに撫でられながら泣き崩れ、スノーは泣くノアを背に乗せ朗らかに笑っている。
「カオス!」
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