王道学園にさせてなるものかっ!

ネコフク

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生徒会編

ピロートークとSkypeトーク ※少しR18

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 前半惟親視点で殆ど3人の会話です。

 途中から竜司視点。今回も頭がお花畑。




「学園祭の女装コンテストか」

 放課後いつもより生徒会の作業を早く終わらせ発情期ヒート棟にしけこみ3人でハッスルした後、まだぐったりしているマナに昼間にあった教室でのやり取りを聞いていた。所謂いわゆるピロートークだ。

 確かに宮中みやなかの学園祭では男女逆転の男装・女装コンテストを毎年開催している。生徒会と風紀は当日裏方に回る為不参加だが、学園祭の1週間前に選考を通った各10名の写真が貼り出され、初日にパフォーマンスを披露し最終日に結果を発表する。容姿が優れた生徒が多い学園での開催とあってそれを目的に足を運ぶ一般人や芸能関係者もいて、学園出身の俳優やアイドルが活躍していたりする。

 昔は「抱きたい・抱かれたい生徒」という投票もあったらしいが、世間的にまずいという事で無くなったが生徒から不満が上がりコンテストに落ち着いたらしい。

「井上が言うには王道的にそこで転入生が正体を晒すらしいんだけど、もう見せちゃってるよね?どうすんだろ?」

「あー………」

 前に転入生が食堂でカツラと眼鏡を取った事があったな。直情的な性格のようだしあれは何も考えずにその場の勢いで晒したんだろう。あの時勝算なんてあっただろうか?…謎だ。
 もし転入生がコンテストに出るつもりなら今頃どうしようか悩んでかもしれない。

「それよりさ、転入生の匂いって番った人には効かないんじゃない?」

「どうしてそう思うんだ?」

「白畑と番った貴島なんだけど、あれだけ転入生の側にいたのに白畑の発情期ヒート明けからフェロモンが臭いって言ってたんだよね。匂いに釣られたんなら番ったって関係なくない?」

 人差し指を顎にあてこてりと傾げるマナは可愛い……いやいや今は違う。でもつい俺の惟親これちかクンが反応してしまう。

「チカや宏太も効かないだろ?あと双子や一ノ蔵さん?あと誰かいたっけかな?」

「うーん、それは一考だな。もしそうなら番ってなければあいつのフェロモンにやられてたって事か。ゾッとするな」

「それもそうだけど淡路薬品うちの抑制剤が効かないのは困ったね。母さんに報告したら現場が大騒ぎだったらしいよ」

「作った側からしたらショックだよな」

「………いや、物凄く興奮したらしいよ。「症状はどんな感じだ」とか「フェロモン採取して来い」とか無茶言うよね」

 研究者って変態の集まりだからね、と宏太が困った顔で肩を竦める。

「うちの抑制剤を打ち消すくらいだからどこかの製薬会社が絡んでいると思う」

「……スター製薬か」

「国内だとそこが一番やりそう」

 俺と宏太が難しい顔をして黙る。
 スター製薬は宏太の母親が社長をしている淡路薬品のライバル会社で何かと対抗したり、成果を横取りしようとしているらしい。

 それに俺も個人的に好きではない。そこの三男である樫木葛葉くずはがやたらマナに突っかかって来るし、宏太にベタベタして優越感を乗せた顔でマナを見るからだ。
 まあ、宏太はマナのものなのにと心の中で笑ってやってるがな。

「確かそこの三男の樫木葛葉が学園にいたよね。……嫌だけど接触してみようかな」

「後継者である宏太が接触したら疑われないか?」

 宏太の提案にストップをかける。怪しまれる可能性があるし、樫木葛葉が喜ぶだけだ。

「ちょっと待って!樫木……樫木……樫木竜司!いた!3年に次男がいる!」

「いても接点がないと怪しまれるぞ」

「ふっふー、ありましたー。一昨日話したんだ。マスク姿だったのにひと目でオレを見破ったんだぞ」

 やだ、ベッドの上で裸でドヤってるマナ可愛い!そのまま押し倒してまだ泥濘ぬかるんでるあなに惟親クンを突っ込みたい!

「ああ、ヨンスタライブの招待客だった人だね」

「そ!あの人αだろ?もしスター製薬が関わってるなら自分の子供が転入生の匂いに引っかかるのは避けると思うんだよね。だから何か対策してるんじゃないか?」

「確かに。でも対策してるならそれに関わってるんじゃないかな?」

「そこは大丈夫じゃないかなぁ。ライブに招待する時に身辺調査したから。スター製薬に関わってるのは長男だけだったよ」

 マナの裸に悶々していたら話が進んでた!普段ブランドの招待客にそこまで調査しないのにしたのは、樫木竜司が淡路薬品のライバル会社の息子だからだろうな。

「ではどうやって接触するかだな。学園や寮はいたる所に防犯カメラが設置されているから無理だ」

「それならライブで登録されているアカウント知ってるからDM送ってみるよ」

「ああ、あの人愛加のディープなファンみたいだから多分協力してくれるでしょ」

「何⁉俺のマナに……(ジェラッ)」

「ああっ!チカなんでぇ……」

「仕事だって分かっててもマナがオカズにされるのは許せん!」

 少し苛ついた俺はマナをうつ伏せにし、双丘を割り開きまだ蜜を垂らし泥濘んでいる後孔に元気な惟親クンをずぶずぶと挿入して前立腺を潰すように激しく腰を打ち付ける。

「オカズって……早朝にはスタジオに行かなきゃいけないのであまり無理させないでくださいよ」

「当分会えないんだ、感触を忘れないくらいにしとくぞっ…と!」

「あっ、もっ、イクぅ!!」

「…………はぁ、風呂入ろ」


 ◇◇◇◇◇


 Side 樫木竜司

 やふー、俺は今超☆ご・き・げ・んだぜ!

 昨日パソコンにMANA-CAからDMが届いたんだぜ!嬉しい!MANAたんが直接俺に話があるんだと。何かな~♪

 あまりにも機嫌が良かったからなのかいつも以上にビクビクと周りがしていて少しイラッとしたが今日は許してやる。

 夜になり時間通りSkypeを繋ぐとそこにはMANAたんのどアップが!

「MANAたんのどアップ尊い……」

 イベントの為なのか着ているVネックニットの首元から頬、目元まで伸びるように蔦の様なボディペイントがされている。だから学園で眼鏡マスクだったのかと納得だ。
 それにしてもなんか気怠さをかもし出してて壮絶に色っぽい。MANAたん最&高!!

『もしもーし、こんばんはMANAです』

「ここここここんばんは!!」

 やべ、めっちゃどもったわ。恥ずかしい。

『くすっ……緊張しないで。今日時間を取ってくれてありがとう』

「いえっ、なんのこれしき!大丈夫です!」

『竜司さんは学園の先輩なんだから敬語で話さなくていいんだよ?』

 こてりと傾げるMANAたんも可愛い……って全部可愛い!脳の記憶媒体よ、この瞬間を永久保存だ!

「あっ、あのっ、話というのは…?」

『うん、それなんだけど今学園で騒がれてる転入生の近くに行った事あるかな?』

「……学年が違うから会った事もないですかね」

 何を聞いてくるのかと思えば転入生の話だった。学年が違うから噂しか知らないが人気があるαばかりはべらせて調子にのってるとか。生徒会の奴らも何人かべったりしていると聞いたな。

『そっかぁ……じゃあ最近抑制剤を変えたりした?』

「あー………確かに先月変えたかも。それが何か?」

『うーん……実はね……………』




「すんません、スター製薬うちならやりそうです!」

 MANAたんから話を聞いて親父や兄貴ならやりそうだと思った。うちは高品質な抑制剤を販売している淡路薬品をライバル視しているし、アイツら邪魔とか大好きな性格してるからな。

 淡路薬品はフェロモンレイプや突発的な発情期ヒートに巻き込まれないように、抑制剤の研究に力を入れているがスター製薬は体質的にフェロモンが薄い人や円滑に発情期ヒートを過ごせない人の為の促進剤の研究に力を入れている。いわばベクトルが真逆なのだ。

 だからαを寄せつけるフェロモンを出す薬を開発している可能性は十分ある。それに付随する抑制剤も作ってそうだ。

「ただ俺は薬に関してはノータッチなので詳しくは……」

『うん、分かってる。そこでなんだけど竜司さんが今飲んでる抑制剤を少し分けてもらえないかな?』

「それはいいっすけど…」

『ありがとう。ただ、学園で受け取るとちょっと問題が起きそうなんだよね。だから今月東京でやるインペリアルのレセプションに招待するから、そこでこっそり渡してほしいんだ』

「マジっすか⁉インペリアルのレセプション……MANAたんに会える……」

 今回のレセプションって確か企業向けで非公開のやつだよな⁉えっ、俺前世で徳積んだ⁉

『MANA-CA経由で招待状を送るから。実家の方にはインペリアルから招待状が行ってるはずだから一緒に来ても不審がられないと思うよ』

「了解です!」

『それとこれから学園で起きた事を些細な事でいいから教えてほしいんだ。直接やメールじゃなくてSkypeでのやり取りでお願いしたいな』

「喜んで!!」

『それじゃあレセプション会場でね』

 うそーん、これからもMANAたんとこうやって話せるのー?俺一生分の運使ってないか⁉

 こうなったらMANAたんの為に情報を仕入れるか。俺が動いてるのがバレないように手を回さないとな。

 あー、当日が楽しみだ。早速スーツ新調しないとな。
 MANAたん待っててね~♪




 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 ☆ミニ情報☆
 愛加のボディペイントは兄の佳加作。ショーで着けるあげはデザインのチョーカーに合わせてペイントされている。落ちづらいもので描かれているので出歩く際は眼鏡マスク必携。

 実は宏太の体にも同じデザインが描かれていて2人が体を寄せ合うと繋がるようになっている力作。
 佳加いわく「チカくんがいれば完璧なデザインにできたのに(´:ω:`)」だそう。
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