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第9部 倒錯のイグニス
#55 淫らな虫
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なんだろう、これは?
恐怖で唾液が干からび、舌が喉に貼りついてしまっていた。
いずなの体内から現れ、ひしと杏里にしがみついてきたもの…。
それは、幼児ほどもある乳白色の不気味な蛆だった。
先細りの頭部には目も鼻もなく、漏斗状の口吻があるばかり。
蛆と大きく異なるのは、胴の左右から針金のように細い6本の脚が生えていることだ。
そのうちの4本が杏里の脇腹に爪を喰い込ませ、2本が両肩に爪を立てている。
視界の隅に映るいずなは、まるで蛇の抜け殻のようだ。
空気の抜けたビニール製の人形みたいにくしゃくしゃになって、ベッドの上に無残な姿をさらしている。
死んだとしか思えなかった。
目の前のこの化け物が、いずなちゃんを内側から…?
あの時の変異外来種。
あれがいずなの体内に卵でも産みつけていたとしたら…。
そうして、卵から生まれた幼虫が、いずなの滋養を餌にしながら、身体の中で成長したのだとしたら…?
震える杏里の目前で、2本の前足が持ち上がった。
それは先を鉤のように曲げると、ゆっくりと胸のあたりにまで下りてきた。
逃げたくとも、残り4本の脚で身体を固定されているため、動くこと自体不可能だ。
下手に体を動かすと、その針金状の尖った鉤爪が、情け容赦なく皮膚を貫いてしまいかねないからだ。
下りてきた足の先が、張り切った乳房の頂に屹立するピンクの乳頭に触れた。
「あっ!」
杏里が叫んだのも、無理はなかった。
尖った爪の先端が、ずぶずぶと乳頭の中心にめり込んできたのだ。
電気が走ったような感覚に、杏里の上半身が痙攣する。
極細の針金のような冷たいものが、乳腺をたどって乳房の中に分け入ってくる。
その瞬間杏里が感じたのは、不思議なことに痛みでも恐怖でもなかった。
脳天が痺れるような快感である。
「あ、あ、あ」
徐々に唇を開いていく杏里。
その顔に、妖虫の尖った口吻が近づいていく。
脚に貫かれた両の乳首は普段の倍以上に勃起し、今にも血を吹き出しそうなほど充血してしまっている。
「んん…ああう…」
たまらず突き出した舌を、妖虫の口がすっぽりとくわえ込んだ。
そのまま、舌全体をねぶるように、ちゅうちゅう吸い始めた。
それと同時に尾が内側に折れ曲がり、ふたつに割れた先端を、妖虫が一気に濡れそぼった杏里の陰部にぶち込んだ。
「あんっ!」
逆エビの形に、限界まで反り返る杏里。
2本の脚に貫かれたふたつの乳首。
蛆の口吻に飲み込まれた舌。
そして膣の奥深くまで打ち込まれた太い尾の先。
その3点から、すさまじい快感がうねりとなって杏里の全神経を翻弄している。
等身大の蛆虫に凌辱される、生白い肌の全裸の美少女。
そのあまりに倒錯した幻影が、杏里の脳裏で明減を繰り返す。
妖虫の脚の先の鉤爪も、尾の先の二股に割れた器官も、どれもその先端は空洞になっているようだ。
ローターのせいで膣と体内にあふれた愛液を、その脚と尾が杏里の体内からポンプのように吸い上げていく。
舌も同様だった。
口を塞がれ、再び分泌され始めた唾液を、妖虫の口吻が吸い取っていくのだ。
いずなちゃんは、こんなふうに…。
かすみ始めた意識の中で、杏里は思った。
この怪物に、身体中の、体液を…。
ひどい…ひどすぎる…。
このままでは、いずれ私も…。
ああ…でも…。
なんて…。
なんて、気持ちが、いいんだろう…。
怪物の尾に押し込まれたローターが、今まさに膣壁を抜け、杏里の子宮の入口にまで到達しようとしていた。
恐怖で唾液が干からび、舌が喉に貼りついてしまっていた。
いずなの体内から現れ、ひしと杏里にしがみついてきたもの…。
それは、幼児ほどもある乳白色の不気味な蛆だった。
先細りの頭部には目も鼻もなく、漏斗状の口吻があるばかり。
蛆と大きく異なるのは、胴の左右から針金のように細い6本の脚が生えていることだ。
そのうちの4本が杏里の脇腹に爪を喰い込ませ、2本が両肩に爪を立てている。
視界の隅に映るいずなは、まるで蛇の抜け殻のようだ。
空気の抜けたビニール製の人形みたいにくしゃくしゃになって、ベッドの上に無残な姿をさらしている。
死んだとしか思えなかった。
目の前のこの化け物が、いずなちゃんを内側から…?
あの時の変異外来種。
あれがいずなの体内に卵でも産みつけていたとしたら…。
そうして、卵から生まれた幼虫が、いずなの滋養を餌にしながら、身体の中で成長したのだとしたら…?
震える杏里の目前で、2本の前足が持ち上がった。
それは先を鉤のように曲げると、ゆっくりと胸のあたりにまで下りてきた。
逃げたくとも、残り4本の脚で身体を固定されているため、動くこと自体不可能だ。
下手に体を動かすと、その針金状の尖った鉤爪が、情け容赦なく皮膚を貫いてしまいかねないからだ。
下りてきた足の先が、張り切った乳房の頂に屹立するピンクの乳頭に触れた。
「あっ!」
杏里が叫んだのも、無理はなかった。
尖った爪の先端が、ずぶずぶと乳頭の中心にめり込んできたのだ。
電気が走ったような感覚に、杏里の上半身が痙攣する。
極細の針金のような冷たいものが、乳腺をたどって乳房の中に分け入ってくる。
その瞬間杏里が感じたのは、不思議なことに痛みでも恐怖でもなかった。
脳天が痺れるような快感である。
「あ、あ、あ」
徐々に唇を開いていく杏里。
その顔に、妖虫の尖った口吻が近づいていく。
脚に貫かれた両の乳首は普段の倍以上に勃起し、今にも血を吹き出しそうなほど充血してしまっている。
「んん…ああう…」
たまらず突き出した舌を、妖虫の口がすっぽりとくわえ込んだ。
そのまま、舌全体をねぶるように、ちゅうちゅう吸い始めた。
それと同時に尾が内側に折れ曲がり、ふたつに割れた先端を、妖虫が一気に濡れそぼった杏里の陰部にぶち込んだ。
「あんっ!」
逆エビの形に、限界まで反り返る杏里。
2本の脚に貫かれたふたつの乳首。
蛆の口吻に飲み込まれた舌。
そして膣の奥深くまで打ち込まれた太い尾の先。
その3点から、すさまじい快感がうねりとなって杏里の全神経を翻弄している。
等身大の蛆虫に凌辱される、生白い肌の全裸の美少女。
そのあまりに倒錯した幻影が、杏里の脳裏で明減を繰り返す。
妖虫の脚の先の鉤爪も、尾の先の二股に割れた器官も、どれもその先端は空洞になっているようだ。
ローターのせいで膣と体内にあふれた愛液を、その脚と尾が杏里の体内からポンプのように吸い上げていく。
舌も同様だった。
口を塞がれ、再び分泌され始めた唾液を、妖虫の口吻が吸い取っていくのだ。
いずなちゃんは、こんなふうに…。
かすみ始めた意識の中で、杏里は思った。
この怪物に、身体中の、体液を…。
ひどい…ひどすぎる…。
このままでは、いずれ私も…。
ああ…でも…。
なんて…。
なんて、気持ちが、いいんだろう…。
怪物の尾に押し込まれたローターが、今まさに膣壁を抜け、杏里の子宮の入口にまで到達しようとしていた。
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