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第9部 倒錯のイグニス
#88 杏里鑑賞会
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壁一面の大スクリーンに映し出されているのは、見ようによっては異様なほど淫らなシーンだった。
赤いビキニ姿の色白の少女の上に、横綱級の体躯を誇る大女が座り込み、少女のむっちりした下半身を逆海老の形にぐいぐい折り曲げている。
責められているのが極めつけの美少女であるのに対し、攻めている大女は、人間離れした醜さである。
ねじり上げられた少女の股間では、クロス部分のファスナーが開き、性器が半ばはみ出てしまっていた。
その濡れ光る秘肉のあわいに、大女がしゃぶりつき、いやらしい音を立てて舌を這わせ始めた。
「あなたの養女も相当なものだったが、あの娘はいったい…?」
杏里の潮吹きすら飲み干し、それでも飽き足らず更にその膣に己の膣をこすりつける大女の姿を目の当たりにして、井沢が感心したようにつぶやいた。
「あれは璃子の施設時代からの友だちでね、ふみというのじゃが、見ての通り、タフネスさではあんたらをもしのぐだろうよ」
答えたのは、シートにゆったりと背中を預けた老婆である。
周囲の老婆たちが固唾を呑んで画面に見入っているというのに、この頭部の大きな老婆だけは、妙に落ち着き払った雰囲気を醸し出していた。
威厳と言いかえてもいい。
「確かに…。普通なら、あれで浄化されそうなものですね。なのに、まだ耐えている」
伊沢の隣には、全裸の女が腰かけている。
その首には犬の首輪をはめられ、穴を開けられた乳首とクリトリスには、それぞれピアスが施されている。
女は井沢の膝の上に上体をかがめ、フェラチオの真っ最中である。
その尻の間から膣口に人差し指を挿入し、井沢は女を責めている。
女がこうされるとことのほか喜ぶことを、経験上、熟知しているからだ。
「璃子にも話して聞かせてやったが、ふみは業が深いんだろうねえ。なんせ、あの顔、あの体つきだろう? おつむも若干弱いようだし、これまでさぞかし辛い経験を重ねてきたに違いないよ」
「つまり…ストレスがあまりに重層的に積み重なっていると、浄化では追いつかない…?」
「その見本だろうねえ。回数を重ねれば、いずれは昇華できるのかもしれないが、まず1回や2回じゃねえ」
「なるほど。ある意味、人間の心の闇のほうが、われわれのそれよりずっと深いということですか」
「そうだうねえ。どっちかというと、あんたらが杏里を求めるのは、死に瀕した種を存続させるための、生物学的理由じゃろう? ところが、人間がタナトスを求めるのは、そうではない。あくまで個人の心の問題なのだよ」
「心の問題か…。私に言わせれば、そんなもの、実に取るに足りない些末な要素という気がしますが…」
そこまで言って、井沢は女の口と手の動きが止まっていることに気づいた。
横目で様子を窺うと、女はじっとスクリーンに見とれていた。
そこに大写しになっているのは、マットに押さえつけられて歪んだ杏里の横顔である。
「杏里…ちゃん」
女が口を開き、ひと言、つぶやいた。
その瞳には、意志のようなものが宿り始めている。
伊沢は指先に力をこめた。
膣の前部のざらついた部位ー俗に言うGスポットに指の腹を当てると、強く激しくかき回す。
「あう」
短い髪を振り乱し、女が頭をのけぞらせた。
その後頭部をつかみ、力任せに股間に押さえつけてやる。
温かいものが根元までペニスを包み込み、やがてまた熱心な口淫が始まった。
その感触に身を委ねながら、画面を見つめたまま、井沢は言った。
「この際、璃子だけでなく、あのふみも正式に仲間に入れますか」
しわだらけの真布の口元がほころび、迷いのない言葉を紡ぎ出す。
「あれ、言わなかったかい? あたしゃ、はなっからそのつもりだよ」
赤いビキニ姿の色白の少女の上に、横綱級の体躯を誇る大女が座り込み、少女のむっちりした下半身を逆海老の形にぐいぐい折り曲げている。
責められているのが極めつけの美少女であるのに対し、攻めている大女は、人間離れした醜さである。
ねじり上げられた少女の股間では、クロス部分のファスナーが開き、性器が半ばはみ出てしまっていた。
その濡れ光る秘肉のあわいに、大女がしゃぶりつき、いやらしい音を立てて舌を這わせ始めた。
「あなたの養女も相当なものだったが、あの娘はいったい…?」
杏里の潮吹きすら飲み干し、それでも飽き足らず更にその膣に己の膣をこすりつける大女の姿を目の当たりにして、井沢が感心したようにつぶやいた。
「あれは璃子の施設時代からの友だちでね、ふみというのじゃが、見ての通り、タフネスさではあんたらをもしのぐだろうよ」
答えたのは、シートにゆったりと背中を預けた老婆である。
周囲の老婆たちが固唾を呑んで画面に見入っているというのに、この頭部の大きな老婆だけは、妙に落ち着き払った雰囲気を醸し出していた。
威厳と言いかえてもいい。
「確かに…。普通なら、あれで浄化されそうなものですね。なのに、まだ耐えている」
伊沢の隣には、全裸の女が腰かけている。
その首には犬の首輪をはめられ、穴を開けられた乳首とクリトリスには、それぞれピアスが施されている。
女は井沢の膝の上に上体をかがめ、フェラチオの真っ最中である。
その尻の間から膣口に人差し指を挿入し、井沢は女を責めている。
女がこうされるとことのほか喜ぶことを、経験上、熟知しているからだ。
「璃子にも話して聞かせてやったが、ふみは業が深いんだろうねえ。なんせ、あの顔、あの体つきだろう? おつむも若干弱いようだし、これまでさぞかし辛い経験を重ねてきたに違いないよ」
「つまり…ストレスがあまりに重層的に積み重なっていると、浄化では追いつかない…?」
「その見本だろうねえ。回数を重ねれば、いずれは昇華できるのかもしれないが、まず1回や2回じゃねえ」
「なるほど。ある意味、人間の心の闇のほうが、われわれのそれよりずっと深いということですか」
「そうだうねえ。どっちかというと、あんたらが杏里を求めるのは、死に瀕した種を存続させるための、生物学的理由じゃろう? ところが、人間がタナトスを求めるのは、そうではない。あくまで個人の心の問題なのだよ」
「心の問題か…。私に言わせれば、そんなもの、実に取るに足りない些末な要素という気がしますが…」
そこまで言って、井沢は女の口と手の動きが止まっていることに気づいた。
横目で様子を窺うと、女はじっとスクリーンに見とれていた。
そこに大写しになっているのは、マットに押さえつけられて歪んだ杏里の横顔である。
「杏里…ちゃん」
女が口を開き、ひと言、つぶやいた。
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伊沢は指先に力をこめた。
膣の前部のざらついた部位ー俗に言うGスポットに指の腹を当てると、強く激しくかき回す。
「あう」
短い髪を振り乱し、女が頭をのけぞらせた。
その後頭部をつかみ、力任せに股間に押さえつけてやる。
温かいものが根元までペニスを包み込み、やがてまた熱心な口淫が始まった。
その感触に身を委ねながら、画面を見つめたまま、井沢は言った。
「この際、璃子だけでなく、あのふみも正式に仲間に入れますか」
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