激甚のタナトス ~世界でおまえが生きる意味について~【激闘編】

戸影絵麻

文字の大きさ
236 / 463
第9部 倒錯のイグニス

#236 嵐の予感⑬

 ペニスを厚めの唇ですっぽりとくわえこみ、舌の表面を亀頭の裏側にあてる。
 そのまま右手で海綿体を上下にしごき、同時に左手で睾丸を揉んでやる。
 たちまち重人のペニスの体積が増し、先端の尿道口から酸っぱい液がにじみ出てきた。
「あ、杏里、だ、だめっ! そ、そんなことしちゃあ!」
 息を荒げながら、重人は己の乳首を自分の指でつまみ、杏里の手の動きに合わせてリズミカルに尻を振り始めている。
 口淫の合間に横目で屋上の様子をうかがうと、不良たちの間にも異変が起きていた。
 3人とも床に座り込み、ズボンの非常口から引きずり出した自分のペニスを握っているのだ。
 その手の動きは杏里の口の動きにぴったりシンクロしているようだ。
 重人の”生中継”が功を奏した証拠だった。
 それを確認して、杏里は処置を急ぐことにした。
 もちろん、重人の短期記憶を消してしまうわけにはいかないから、ここは少し手加減しておく必要がある。
 さっきは何者かに操られていたから浄化には至らなかったものの、今の重人は素面なのだ。
 ヒュプノスは人間と違ってそう簡単にはいかないが、それでもやりすぎると杏里のフェラチオで浄化されてしまいかねない。
「あとは自分でやりなさい」
 口を放すと、杏里は重人の右手をペニスに導いた。
「大丈夫。その分、オカズに私のオナニーを見せてあげるから」
 そう言い置いて重人のほうに向き直り、片膝を立てて股間を見せつけた。
 生地が薄いため、スリットが浮き出たパンティのその筋の部分に右手の指を這わせ、左手でブラウスのボタンを外してずらしたブラの下から左の乳房を引き出した。
 指でピンクの乳首をこね回しながらスリットを撫で回していると、すぐに快感の波がこみあげてきた。
「あ、杏里…僕、もう」
 重人は狂ったようにペニスをしごきながら、血走った目で杏里の一挙手一投足を凝視している。
「気持ち、いい…。私も…いきそう」
 うわ言のように、杏里はささやいた。
「一緒に、行こう」
「う、うん」
 重人の手にスパートがかかる。
「あふ」
 小さな叫びと同時に、露が飛んだ。
 白っぽい液体が、杏里のソックスに染みをつけた。
 オナニーを中断して振り返ると、不良たちも果てていた。
 3人そろって濡れた己のペニスをつかんだまま、放心したように宙を見据えている。
「成功だよ」
 乳房をしまい、ブラを元の位置に戻し、膝を崩すと、杏里は重人の肩を叩いた。
「ほら見て。彼ら、みんな戦闘不能状態になってる。これ、使えるよ。私、いいこと考えた」
「いいことって?」
 杏里が渡したティッシュでうなだれたペニスを拭いながら、重人が訊いた。
「明日、あんたが私をサポートするの。この方法を使えば、私の手を汚さずして周囲の男をみんな昇天させられるもの」
「え? でも明日は他校生は立ち入り禁止だろ? 杏里が自分でそう言ってたんじゃないか」
「だからそこなの。私の”いい考え”っていうのは」
 不満げな重人に、杏里はにんまり微笑んでみせた。
「あんたもイベントに参加できる方法。それを思いついたのよ」
 
 
 
 

感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。