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第9部 倒錯のイグニス
#274 恥辱まみれのセレモニー⑧
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ドーム型の壁と天井を多く六角形の鏡。
いや、それはよく見ると鏡ではなく一枚一枚が液晶パネルになっている。
そこに映し出されている白色と肌色は、少女たちのオブジェの頂点に横たわる杏里の肢体である。
華奢な手足、細い胴に似合わぬ豊満な胸部と臀部、脂の乗った太腿が、時ならぬ快楽に震えている。
複数の望遠カメラがさまざまな角度から杏里を狙っているのだろう。
パネルに映し出されているのは全身像だけではなく、哀れなほどほど勃起したふたつの乳首、そしてぱっくり口を開けた淫らな陰部の拡大画像もある。
乳首から突き出した長い針も、大陰唇の上座から交差するように屹立する2本の針も、どれも杏里の感じる快感の度合いを現すように、音叉のごとく細かく振動している。
そして、スピーカーで増幅された喘ぎ声に合わせるようにして、おびただしい数の愉悦に弛緩する赤い唇がそこここで盛んに開閉した。
ぐったりしたトモの身体から逆さまに頭を垂らし、せめぎ合う快感の渦に身をよじる杏里の視界を占めているのも、すべてそれら己の分身たちだった。
杏里は自他ともに認める筋金入りのナルシストだ。
タナトスとしての自覚が芽生えてからというもの、特にその傾向が強い。
強いどころか、日々高まっていくといっていい。
その理由のひとつは、タナトスなる生き物の特性にあった。
対象を浄化すればするほど、タナトスは性的魅力を増していく。
鏡を見るたび、容貌がより蠱惑的に、肉体がより淫らになっているのがそれとなくわかるのだ。
だから自慰の時、杏里は必ず等身大の鏡を用意する。
その前でありとあらゆる卑猥なポーズを取る自分を見ながら、さまざまな妄想に浸るのが最も感じる方法だ。
杏里は自分が好きで好きでたまらない。
とりわけ官能にどっぷり漬かっている時の自分の表情を目の当たりにすると、どうしようもなく感じてしまう。
なにかをせがむように潤んだ眼、興奮でかすかに開いた鼻孔、もの言いたげに震える濡れた唇。
できることなら、自分自身とセックスをしたい…。
それが杏里の梦でもあるほどだ。
その意味で、今現在置かれている状況は、杏里の興奮のボルテージをMAX近くまで引き上げる状況を十分に備えているようだった。
身体の中で最も敏感な部分をすべて鋼鉄の針で貫かれるというのも、初めての経験だ。
体に傷を負わせるほどの痛覚にタナトスとしての防御機能はさすがに復活しており、すでにそこに痛みはない。
あるのは快楽中枢にダイレクトに伝わってくる痺れるような快感だけである。
璃子の放置プレイも、杏里の官能を燃え立たせる役割を果たしていた。
ただ放置されて、性の歓びに身悶える猥褻きわまりないこの姿を、100人超の観客に観られること。
それはもう、想像するだけで息も詰まるほどの昂ぶりを感じさせずにはおかないシチュエーションである。
「ああ…あああ…ああああ…あああああああん…っ」
杏里の喘ぎ声がシアター内にわんわんとこだまする。
やがてその華奢な身体が、ビクンビクンと反り返り、激しくのけぞり始めた。
「う、うう、うっ、い、いくうっ!」
髪を打ち振り、汗のしずくを撒き散らしながら、全身の腱という腱を引きつらせ、杏里は叫んだ。
それと同時に、突き出た乳頭と膣口から、乳白色のエキスが奔流と化して噴き出した。
いや、それはよく見ると鏡ではなく一枚一枚が液晶パネルになっている。
そこに映し出されている白色と肌色は、少女たちのオブジェの頂点に横たわる杏里の肢体である。
華奢な手足、細い胴に似合わぬ豊満な胸部と臀部、脂の乗った太腿が、時ならぬ快楽に震えている。
複数の望遠カメラがさまざまな角度から杏里を狙っているのだろう。
パネルに映し出されているのは全身像だけではなく、哀れなほどほど勃起したふたつの乳首、そしてぱっくり口を開けた淫らな陰部の拡大画像もある。
乳首から突き出した長い針も、大陰唇の上座から交差するように屹立する2本の針も、どれも杏里の感じる快感の度合いを現すように、音叉のごとく細かく振動している。
そして、スピーカーで増幅された喘ぎ声に合わせるようにして、おびただしい数の愉悦に弛緩する赤い唇がそこここで盛んに開閉した。
ぐったりしたトモの身体から逆さまに頭を垂らし、せめぎ合う快感の渦に身をよじる杏里の視界を占めているのも、すべてそれら己の分身たちだった。
杏里は自他ともに認める筋金入りのナルシストだ。
タナトスとしての自覚が芽生えてからというもの、特にその傾向が強い。
強いどころか、日々高まっていくといっていい。
その理由のひとつは、タナトスなる生き物の特性にあった。
対象を浄化すればするほど、タナトスは性的魅力を増していく。
鏡を見るたび、容貌がより蠱惑的に、肉体がより淫らになっているのがそれとなくわかるのだ。
だから自慰の時、杏里は必ず等身大の鏡を用意する。
その前でありとあらゆる卑猥なポーズを取る自分を見ながら、さまざまな妄想に浸るのが最も感じる方法だ。
杏里は自分が好きで好きでたまらない。
とりわけ官能にどっぷり漬かっている時の自分の表情を目の当たりにすると、どうしようもなく感じてしまう。
なにかをせがむように潤んだ眼、興奮でかすかに開いた鼻孔、もの言いたげに震える濡れた唇。
できることなら、自分自身とセックスをしたい…。
それが杏里の梦でもあるほどだ。
その意味で、今現在置かれている状況は、杏里の興奮のボルテージをMAX近くまで引き上げる状況を十分に備えているようだった。
身体の中で最も敏感な部分をすべて鋼鉄の針で貫かれるというのも、初めての経験だ。
体に傷を負わせるほどの痛覚にタナトスとしての防御機能はさすがに復活しており、すでにそこに痛みはない。
あるのは快楽中枢にダイレクトに伝わってくる痺れるような快感だけである。
璃子の放置プレイも、杏里の官能を燃え立たせる役割を果たしていた。
ただ放置されて、性の歓びに身悶える猥褻きわまりないこの姿を、100人超の観客に観られること。
それはもう、想像するだけで息も詰まるほどの昂ぶりを感じさせずにはおかないシチュエーションである。
「ああ…あああ…ああああ…あああああああん…っ」
杏里の喘ぎ声がシアター内にわんわんとこだまする。
やがてその華奢な身体が、ビクンビクンと反り返り、激しくのけぞり始めた。
「う、うう、うっ、い、いくうっ!」
髪を打ち振り、汗のしずくを撒き散らしながら、全身の腱という腱を引きつらせ、杏里は叫んだ。
それと同時に、突き出た乳頭と膣口から、乳白色のエキスが奔流と化して噴き出した。
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