315 / 463
第9部 倒錯のイグニス
#315 凌辱職員室⑤
しおりを挟む
「いやあ、久しぶりに本気でイキましたなあ。こんな素晴らしいセックスは、何年ぶりでしょう」
杏里の尻から下半身を離すと、モアイ像に酷似した長い顔に満面の笑みを浮かべ、大山が言った。
「さすが笹原君、締まり具合が実にいい。さあ、皆さんも、たっぷり楽しんでみてください。では、私は次の準備があるので、これで」
そそくさとズボンを穿くと、あっけに取られている教員たちをしり目に、急ぎ足で職員室を出て行った。
失敗だ。
杏里はほぞを噛む思いで、その後ろ姿を見送った。
大山のセックスは、あまりに性急だった。
ペニスからのエキスの注入が無理なら、キスに誘い込むなり、乳首を吸わせるなり、他にも浄化の方法は色々あったのだが、杏里にその隙も与えず、大山はただ一方的に精を放って勝手に行為を終了してしまったのだ。
仕方がない。
このあと体育館で行われるという、”敗者復活戦”でとどめを刺すしかない。
テーブルにむき出しの裸の尻をつけ、教員たちのほうを振り返る。
片足を椅子の上に乗せ、何もつけていない股間をさらけ出す。
全員の視線が無毛の恥部に集まるのを待って、杏里はおもむろに口を開いた。
「次は誰からにしますか? 場所はここでいいですか? それともテーブルの上に上がっての正常位をお望み?」
どよめく教師たち。
杏里の臆面もない挑発に、誰もが面食らったように互いの顔を見合わせている。
「いや、その前にひとつ、お願いがあるのだが」
そこにのんびりした声が割り込んできて、小柄な初老の教師が杏里の前に歩み出た。
頭は見事に禿げあがり、髪の毛といえば、耳の上と後頭部を半月型に覆っているだけだ。
ほかの者同様、やはり下半身は裸だが、白髪の混じった陰毛の間からそそり立つ男根は哀れなほど貧弱だった。
「お願い、ですか?」
意外な展開に、杏里は眉を吊り上げてその小柄な教師を見た。
3年生担当の理科の先生だ。
あんまり影が薄いので、名前までは覚えていない。
「これで、オナニーをして見せてほしいんだよ」
テーブルに歩み寄り、老教師がその表面に立てたのは、極太の真っ黒なキャンドルのような物体だった。
「こ、これは…?」
杏里はその無骨なシルエットを一瞥して、声を失った。
海綿体に真珠を埋め込んだ勃起ペニス。
それを本物そっくりにかたどったティルドである。
黒人の男根をベースにしたように異様に太く、そして長い。
「俗にいうアダルトグッズだね。まさか定年間際のこの歳で、こんなものを購入することになろうとは思ってもみなかったよ」
人の好さそうな丸顔に、照れたような苦笑が浮かんだ。
「どうして、オナニーを? 私と直接、セックスしたくないんですか?」
「もちろんしたいさ」
老教師が真顔に戻る。
「私のように枯れた男でも、君みたいに官能的な娘さんを前にしたら、性的興奮を覚えずにはいられないからね。しかし、わかってるんだ。校長の見せてくださった監視カメラの映像を冷静に分析すれば、誰の目にも明らかだろう。笹原君、君と性行為に及んだ者は、例外なく皆おかしくなる。まるで精神をやられたかのように、自慰地獄から抜け出せなくなるか、あるいは完全に意識を失ってしまうようだ。せっかくのこのチャンスを前にして、私たちはそんなふうにあっけなく終わらせたくないんだよ。できるなら、もっとずっと長い時間、君との素敵な出会いを楽しみたいと思ってね。それでまず、私たちの前でオナニーを実演してほしいと、まあ、そういうわけなんだ」
杏里は、口の中がからからに乾いていくのを感じていた。
バレている。
大山はいともたやすく浄化できるようなことを言ってこの場を去って行ったが、杏里のやり口はすっかり教師たちに筒抜けになっているのだ。
どうする?
杏里は無意識のうちに、前歯で血のにじむほどきつく下唇を噛みしめていた。
杏里の尻から下半身を離すと、モアイ像に酷似した長い顔に満面の笑みを浮かべ、大山が言った。
「さすが笹原君、締まり具合が実にいい。さあ、皆さんも、たっぷり楽しんでみてください。では、私は次の準備があるので、これで」
そそくさとズボンを穿くと、あっけに取られている教員たちをしり目に、急ぎ足で職員室を出て行った。
失敗だ。
杏里はほぞを噛む思いで、その後ろ姿を見送った。
大山のセックスは、あまりに性急だった。
ペニスからのエキスの注入が無理なら、キスに誘い込むなり、乳首を吸わせるなり、他にも浄化の方法は色々あったのだが、杏里にその隙も与えず、大山はただ一方的に精を放って勝手に行為を終了してしまったのだ。
仕方がない。
このあと体育館で行われるという、”敗者復活戦”でとどめを刺すしかない。
テーブルにむき出しの裸の尻をつけ、教員たちのほうを振り返る。
片足を椅子の上に乗せ、何もつけていない股間をさらけ出す。
全員の視線が無毛の恥部に集まるのを待って、杏里はおもむろに口を開いた。
「次は誰からにしますか? 場所はここでいいですか? それともテーブルの上に上がっての正常位をお望み?」
どよめく教師たち。
杏里の臆面もない挑発に、誰もが面食らったように互いの顔を見合わせている。
「いや、その前にひとつ、お願いがあるのだが」
そこにのんびりした声が割り込んできて、小柄な初老の教師が杏里の前に歩み出た。
頭は見事に禿げあがり、髪の毛といえば、耳の上と後頭部を半月型に覆っているだけだ。
ほかの者同様、やはり下半身は裸だが、白髪の混じった陰毛の間からそそり立つ男根は哀れなほど貧弱だった。
「お願い、ですか?」
意外な展開に、杏里は眉を吊り上げてその小柄な教師を見た。
3年生担当の理科の先生だ。
あんまり影が薄いので、名前までは覚えていない。
「これで、オナニーをして見せてほしいんだよ」
テーブルに歩み寄り、老教師がその表面に立てたのは、極太の真っ黒なキャンドルのような物体だった。
「こ、これは…?」
杏里はその無骨なシルエットを一瞥して、声を失った。
海綿体に真珠を埋め込んだ勃起ペニス。
それを本物そっくりにかたどったティルドである。
黒人の男根をベースにしたように異様に太く、そして長い。
「俗にいうアダルトグッズだね。まさか定年間際のこの歳で、こんなものを購入することになろうとは思ってもみなかったよ」
人の好さそうな丸顔に、照れたような苦笑が浮かんだ。
「どうして、オナニーを? 私と直接、セックスしたくないんですか?」
「もちろんしたいさ」
老教師が真顔に戻る。
「私のように枯れた男でも、君みたいに官能的な娘さんを前にしたら、性的興奮を覚えずにはいられないからね。しかし、わかってるんだ。校長の見せてくださった監視カメラの映像を冷静に分析すれば、誰の目にも明らかだろう。笹原君、君と性行為に及んだ者は、例外なく皆おかしくなる。まるで精神をやられたかのように、自慰地獄から抜け出せなくなるか、あるいは完全に意識を失ってしまうようだ。せっかくのこのチャンスを前にして、私たちはそんなふうにあっけなく終わらせたくないんだよ。できるなら、もっとずっと長い時間、君との素敵な出会いを楽しみたいと思ってね。それでまず、私たちの前でオナニーを実演してほしいと、まあ、そういうわけなんだ」
杏里は、口の中がからからに乾いていくのを感じていた。
バレている。
大山はいともたやすく浄化できるようなことを言ってこの場を去って行ったが、杏里のやり口はすっかり教師たちに筒抜けになっているのだ。
どうする?
杏里は無意識のうちに、前歯で血のにじむほどきつく下唇を噛みしめていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる