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第9部 倒錯のイグニス
#328 ラストステージ③
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「そいつは、そのくらいでは死にやしないよ」
どこからか、璃子の声がした。
居場所を確かめようにも、ふみの両腕に首を固められ、顔を動かすことすらままならない。
「もっと徹底的にやりな。絶対逃げられないようにね」
「いいのォ?」
ふみが甘えたような声を出す。
やにわに杏里を跪かせると、その細い両腕をつかんで、背中側へと思いっきり捩じ上げた。
グキッと鈍い音がして、腕に力が入らなくなる。
肩の関節がはずれたのだ。
「バラバラにしちゃうよォ」
杏里の右足を踏みつけ、左足を抱え上げた。
こじるようにひねると、またあの鈍い音が響き渡った。
股関節のはずれる音だった。
ついで、左足の股関節もはずされた。
杏里は幼児に飽きられた人形だった。
四肢の関節をはずされ、首の骨も折られて、ぴくりとも動けない。
幸い、痛みは感じなかった。
ようやくタナトスの防御機能が発動し始めたのだ。
肉体に加えられる痛みが閾値を超えると、快感に転嫁する。
それがタナトスの”仕様”である。
浄化の過程でどれほど酷い目に遭っても、精神に変調を来たさないための安全策だ。
その証拠に、ぼろクズのように投げ出されながらも、杏里は今、全くの無痛状態にあった。
ただ感じるのは、首と両肩と脚のつけ根にじわりと広がり始めた、疼くような快感である。
「吊るせ」
また璃子の声が聞こえた。
「その生きたマリオネットを、みんなが好きなだけ弄り回せるようにな」
防音壁に囲まれた薄暗い部屋の中で、裸の女が食い入るようにモニター画面を見つめている。
画面に映っているのは、一面に白いマットが敷かれた体育館らしき建物の中である。
バスケットボールのゴールポストから下がったロープに、ボンテージ風の衣装に身を包んだ少女がぶら下げられている。
少女を取り囲むように、裸の少年少女が20人ほど、円陣を組んで体育座りをしている。
生徒たちの中には、数名、教師も混じっているようだ。
その影像を前に、黒野零は、久々に興奮していた。
醜い野生の豚のような大女が、杏里に危害を加える様子を目の当たりにすることができたのだ。
豚女は、杏里の首をへし折ると、あっという間に手足の関節まではずしてしまったのである。
その瞬間の杏里の表情が、たまらなかった。
以前、この手で杏里の腹に穴を開け、内臓を引きずり出してやった時のことを思い出す。
もう一度、やってみたくてたまらない。
あの娘は、ちょっとやそっとのことでは死なないのだ。
中世ヨーロッパの拷問道具にかけて、手足をばらばらに引きちぎってやったにもかかわらず、数週間で再生したのである。
しかも、前よりも更にエロティックな少女と化して…。
生ぬるい。
画面の中の豚女に向かって、零は心の中でエールを送りたい気分だった。
もっと、ちゃんとやらないと。
零をここに閉じ込めた、井沢という男の言葉を思い出す。
いずれ杏里も、ここにくる。
そうしたら、今度こそ私ひとりのものにしてやるのだ…。
零の指が、大きく開いた股間に伸びる。
無毛の恥丘を割って、肉襞の奥を弄り出す。
指の動きに合わせて湿った音が聞こえ始めると、零は長い黒髪を振って、切なげな吐息を漏らした。
どこからか、璃子の声がした。
居場所を確かめようにも、ふみの両腕に首を固められ、顔を動かすことすらままならない。
「もっと徹底的にやりな。絶対逃げられないようにね」
「いいのォ?」
ふみが甘えたような声を出す。
やにわに杏里を跪かせると、その細い両腕をつかんで、背中側へと思いっきり捩じ上げた。
グキッと鈍い音がして、腕に力が入らなくなる。
肩の関節がはずれたのだ。
「バラバラにしちゃうよォ」
杏里の右足を踏みつけ、左足を抱え上げた。
こじるようにひねると、またあの鈍い音が響き渡った。
股関節のはずれる音だった。
ついで、左足の股関節もはずされた。
杏里は幼児に飽きられた人形だった。
四肢の関節をはずされ、首の骨も折られて、ぴくりとも動けない。
幸い、痛みは感じなかった。
ようやくタナトスの防御機能が発動し始めたのだ。
肉体に加えられる痛みが閾値を超えると、快感に転嫁する。
それがタナトスの”仕様”である。
浄化の過程でどれほど酷い目に遭っても、精神に変調を来たさないための安全策だ。
その証拠に、ぼろクズのように投げ出されながらも、杏里は今、全くの無痛状態にあった。
ただ感じるのは、首と両肩と脚のつけ根にじわりと広がり始めた、疼くような快感である。
「吊るせ」
また璃子の声が聞こえた。
「その生きたマリオネットを、みんなが好きなだけ弄り回せるようにな」
防音壁に囲まれた薄暗い部屋の中で、裸の女が食い入るようにモニター画面を見つめている。
画面に映っているのは、一面に白いマットが敷かれた体育館らしき建物の中である。
バスケットボールのゴールポストから下がったロープに、ボンテージ風の衣装に身を包んだ少女がぶら下げられている。
少女を取り囲むように、裸の少年少女が20人ほど、円陣を組んで体育座りをしている。
生徒たちの中には、数名、教師も混じっているようだ。
その影像を前に、黒野零は、久々に興奮していた。
醜い野生の豚のような大女が、杏里に危害を加える様子を目の当たりにすることができたのだ。
豚女は、杏里の首をへし折ると、あっという間に手足の関節まではずしてしまったのである。
その瞬間の杏里の表情が、たまらなかった。
以前、この手で杏里の腹に穴を開け、内臓を引きずり出してやった時のことを思い出す。
もう一度、やってみたくてたまらない。
あの娘は、ちょっとやそっとのことでは死なないのだ。
中世ヨーロッパの拷問道具にかけて、手足をばらばらに引きちぎってやったにもかかわらず、数週間で再生したのである。
しかも、前よりも更にエロティックな少女と化して…。
生ぬるい。
画面の中の豚女に向かって、零は心の中でエールを送りたい気分だった。
もっと、ちゃんとやらないと。
零をここに閉じ込めた、井沢という男の言葉を思い出す。
いずれ杏里も、ここにくる。
そうしたら、今度こそ私ひとりのものにしてやるのだ…。
零の指が、大きく開いた股間に伸びる。
無毛の恥丘を割って、肉襞の奥を弄り出す。
指の動きに合わせて湿った音が聞こえ始めると、零は長い黒髪を振って、切なげな吐息を漏らした。
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