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第9部 倒錯のイグニス
#343 ラストステージ⑱
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ヤチカに声をかけられた時、杏里は一種の極限状況に陥っていた。
唯佳の怪物に吸い取られたエキスを補充すべく、全身の細胞が活性化してしまっている。
そのせいで、過剰なまでの快楽物質が生成され、神経網のなかを駆け巡っているのだ。
結果生じたのは、抑制しようにない激しい性衝動だった。
周囲は死体の山である。
寸断された手足が奇怪なオブジェの如くあちこちから突き出ている。
そんな中で性欲を覚えるのがいかに不謹慎なことなのか。
それくらい、疲労で意識が朦朧としていても、杏里にもわかった。
だが、体組織は杏里の意志に関係なく、快楽中枢を活性化し、性腺から活発に体液の分泌を促しているのだ。
杏里のボンテージスーツは唯佳の怪物の触手によって引き裂かれ、今は裸体に破片がこびりついているだけだ。
その間からむき出しになった乳房を両手で握りしめながら、杏里は荒い息を吐いていた。
その場に座り込み、オナニーをしたくてたまらない。
指と指の間に突き出た乳首の勃起具合は、もはや尋常ではない。
クリトリスリングに締めつけられた陰核が熱を帯び、硬く充血してしまっているのが手に取るようにわかった。
ヤチカが声をかけてきたのは、杏里が右手でふたつの乳房を揉みしだき、左手で陰核を弄ろうとした時だ。
オナニーの現場を親に見つかった中学生のように、びくっと身体を震わせて振り向いた杏里の前に、清楚な白いブラウスに黒いパンツスーツ姿のヤチカが佇んでいた。
ヤチカはサングラスをかけ、そのシャープな顔に薄く化粧を施している。
ばっさり切ったボーイッシュな髪型に、耳で光る大きなイヤリングがよく似合っている。
「大変だったわね」
いたわるような口調でヤチカが言い、両腕を広げた。
「ヤチカさん…」
警戒するもなにもなかった。
これまでヤチカに対して抱いていた疑念が一気に吹き飛び、杏里は吸い込まれるようにその胸に倒れ込んだ。
「会いたかったわ」
ヤチカの腕が背中に回され、杏里を強く抱きしめた。
同時に顏が迫ってきて、冷たい唇が杏里の乾いた唇を包み込んだ。
ヤチカの手が乳房にかぶさり、ゆっくりと5本の指を屈伸させ始めた。
「あう…」
唇を奪われたまま、杏里はくぐもった声でうめいた。
疼くような快感が全身に広がっていく。
ヤチカの片手が股を割る。
内腿を手で押し、左右に押し広げにかかる。
たまらず杏里は腰を前に突き出し、ヤチカの太腿に濡れた股間を押しつけた。
体内のエキス生成の速度が加速する。
膣の奥が溶鉱炉のように煮えたぎっている。
「一緒に逃げるの」
杏里の顔を舐め回しながら、ヤチカがささやいた。
「もうすぐここは火の海になるわ。その前に、私たちと一緒に逃げるのよ」
「逃げるって…どこに?」
うわずった声で、杏里は訊き返す。
「安楽の場所。あなたもそこならゆっくり休めるわ」
言いながらも、ヤチカは杏里を放そうとしない。
抱きしめたまま、お互い絡み合いながら、マットの上に倒れていく。
自分が下になり、杏里の肩を両手で支える姿勢を取った。
杏里は仰向けになったヤチカの上に、四つん這いに覆い被さっている。
ヤチカが下から乳首を吸ってくると、たまらず喘いで犬のように腰を跳ね上げた。
その尻の肉を、何者かが鷲掴みにしたのはその瞬間だった。
「ベストポジションだな。少し痛むが、すぐに済む。こらえてくれ」
杏里の尻を左右に割って、見知らぬ男がそう言った。
唯佳の怪物に吸い取られたエキスを補充すべく、全身の細胞が活性化してしまっている。
そのせいで、過剰なまでの快楽物質が生成され、神経網のなかを駆け巡っているのだ。
結果生じたのは、抑制しようにない激しい性衝動だった。
周囲は死体の山である。
寸断された手足が奇怪なオブジェの如くあちこちから突き出ている。
そんな中で性欲を覚えるのがいかに不謹慎なことなのか。
それくらい、疲労で意識が朦朧としていても、杏里にもわかった。
だが、体組織は杏里の意志に関係なく、快楽中枢を活性化し、性腺から活発に体液の分泌を促しているのだ。
杏里のボンテージスーツは唯佳の怪物の触手によって引き裂かれ、今は裸体に破片がこびりついているだけだ。
その間からむき出しになった乳房を両手で握りしめながら、杏里は荒い息を吐いていた。
その場に座り込み、オナニーをしたくてたまらない。
指と指の間に突き出た乳首の勃起具合は、もはや尋常ではない。
クリトリスリングに締めつけられた陰核が熱を帯び、硬く充血してしまっているのが手に取るようにわかった。
ヤチカが声をかけてきたのは、杏里が右手でふたつの乳房を揉みしだき、左手で陰核を弄ろうとした時だ。
オナニーの現場を親に見つかった中学生のように、びくっと身体を震わせて振り向いた杏里の前に、清楚な白いブラウスに黒いパンツスーツ姿のヤチカが佇んでいた。
ヤチカはサングラスをかけ、そのシャープな顔に薄く化粧を施している。
ばっさり切ったボーイッシュな髪型に、耳で光る大きなイヤリングがよく似合っている。
「大変だったわね」
いたわるような口調でヤチカが言い、両腕を広げた。
「ヤチカさん…」
警戒するもなにもなかった。
これまでヤチカに対して抱いていた疑念が一気に吹き飛び、杏里は吸い込まれるようにその胸に倒れ込んだ。
「会いたかったわ」
ヤチカの腕が背中に回され、杏里を強く抱きしめた。
同時に顏が迫ってきて、冷たい唇が杏里の乾いた唇を包み込んだ。
ヤチカの手が乳房にかぶさり、ゆっくりと5本の指を屈伸させ始めた。
「あう…」
唇を奪われたまま、杏里はくぐもった声でうめいた。
疼くような快感が全身に広がっていく。
ヤチカの片手が股を割る。
内腿を手で押し、左右に押し広げにかかる。
たまらず杏里は腰を前に突き出し、ヤチカの太腿に濡れた股間を押しつけた。
体内のエキス生成の速度が加速する。
膣の奥が溶鉱炉のように煮えたぎっている。
「一緒に逃げるの」
杏里の顔を舐め回しながら、ヤチカがささやいた。
「もうすぐここは火の海になるわ。その前に、私たちと一緒に逃げるのよ」
「逃げるって…どこに?」
うわずった声で、杏里は訊き返す。
「安楽の場所。あなたもそこならゆっくり休めるわ」
言いながらも、ヤチカは杏里を放そうとしない。
抱きしめたまま、お互い絡み合いながら、マットの上に倒れていく。
自分が下になり、杏里の肩を両手で支える姿勢を取った。
杏里は仰向けになったヤチカの上に、四つん這いに覆い被さっている。
ヤチカが下から乳首を吸ってくると、たまらず喘いで犬のように腰を跳ね上げた。
その尻の肉を、何者かが鷲掴みにしたのはその瞬間だった。
「ベストポジションだな。少し痛むが、すぐに済む。こらえてくれ」
杏里の尻を左右に割って、見知らぬ男がそう言った。
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