363 / 463
第10部 姦禁のリリス
#9 零の発情
しおりを挟む
三方の壁いっぱいに、目を覆いたくなるほど、残虐な光景が映し出されている。
全裸の少女の肩を太い腕で鷲掴みにし、化け物じみた大女がそのやわらかな乳房を食いちぎる場面である。
皮膚が爆ぜ、血がしぶき、脂肪がはみ出る。
食いちぎった乳房の残骸を口に放り込み、、むしゃむしゃと少女の倍ほどもある巨体の醜女が咀嚼する。
が、自分の肉体の一部が目の前で喰われているというのに、少女の顔に苦痛の色はない。
むしろ、そこに浮かんでいるのは、うっとりとした恍惚の表情だ。
それもそのはず。
信じられないことに、食い千切られた乳房の跡から、新たな肉が隆起し始めているのだ。
少女は、杏里だった。
そしてその影像を食い入るように見つめながら、しきりに己の乳房と陰部を虐めているのは、零だった。
犬のように四つん這いになった零のしなやかな背が、快感で反り返る。
艶やかな髪がその背に広がり、身体の動きに合わせて揺れている。
ドアを後ろ手に閉めて、その狂態を百足丸は唖然とした表情で眺めていた。
「そんなにいいか」
試しに訊いてみた。
「ああ」
珍しく、零が返事をした。
「すごいよ。これ…」
零が杏里に執着していることは、最初からわかっている。
杏里の映った影像さえ見せておけば、大人しくなるのだ。
井沢のマインドコントロールが潜在意識に効いているせいもあるが、おおむね零の関心は笹原杏里というタナトスの少女にしかないらしい。
零は、希少な国内産の雌優生種である。
その身体能力は凡百の雄優生種をはるかに凌駕し、知能は高いのに性格は残忍極まりない。
これが、残虐行為淫乱症ってやつか…。
百足丸は、内心、舌を巻く思いだった。
ちらっと目にするだけで嘔吐しそうなほど血みどろの映像に、この女は感じているというわけだ。
ともあれ、井沢の言うように、チャンスではあった。
杏里の肉体を実験台にして、優生種の延命方法を探る。
その計画と並行して井沢が進めようとしているのが、雌優生種である黒野零を使った繁殖計画だ。
優生種は、人間から遺伝子異常で生まれてくる。
だが、繁殖能力は極めて低い。
なぜなら、雌が雄に対して圧倒的に少ない上、蟷螂の雌雄関係のように、仲間同士の性行為が完全に雌主導だからである。
あぶれた雄たちは、当然、近似種の人間の雌を襲う。
だが、性器の形状が違い過ぎるため、行為の最中に大抵の人間は死んでしまう。
また、仮に無理やり受胎させたとしても、生まれてくるのは奇形児ばかりなのだ。
その意味で、零の存在は貴重だった。
零を孕ませ、子孫をつくる。
井沢は真剣にそう考えている。
これまで零と接触するたびに無力感に苛まれてきた百足丸だったが、なんとなくきょうはいけそうな気がした。
「せっかくの素敵なオカズなんだ。オナニーだけでは、物足りないんじゃないか」
零の背後に忍び寄り、もう一度、声をかけた。
いつでも行為に及べるよう、百足丸自身も零と同じく一糸まとわぬ姿である。
零は何も言わない。
すっかり自慰に没頭してしまっているようだ。
百足丸のペニスは、すでに勃起し、臨戦態勢に入っている。
日本人形のたおやかな外観に野生獣の精気を漲らせた零は、驚くほど淫らで美しい。
見ているだけで勃起せざるを得ないのだ。
「ほら、これでどうだ。俺が手伝ってやる」
意を決して、百足丸は後ろから零の真っ白な裸身を抱きしめた。
全裸の少女の肩を太い腕で鷲掴みにし、化け物じみた大女がそのやわらかな乳房を食いちぎる場面である。
皮膚が爆ぜ、血がしぶき、脂肪がはみ出る。
食いちぎった乳房の残骸を口に放り込み、、むしゃむしゃと少女の倍ほどもある巨体の醜女が咀嚼する。
が、自分の肉体の一部が目の前で喰われているというのに、少女の顔に苦痛の色はない。
むしろ、そこに浮かんでいるのは、うっとりとした恍惚の表情だ。
それもそのはず。
信じられないことに、食い千切られた乳房の跡から、新たな肉が隆起し始めているのだ。
少女は、杏里だった。
そしてその影像を食い入るように見つめながら、しきりに己の乳房と陰部を虐めているのは、零だった。
犬のように四つん這いになった零のしなやかな背が、快感で反り返る。
艶やかな髪がその背に広がり、身体の動きに合わせて揺れている。
ドアを後ろ手に閉めて、その狂態を百足丸は唖然とした表情で眺めていた。
「そんなにいいか」
試しに訊いてみた。
「ああ」
珍しく、零が返事をした。
「すごいよ。これ…」
零が杏里に執着していることは、最初からわかっている。
杏里の映った影像さえ見せておけば、大人しくなるのだ。
井沢のマインドコントロールが潜在意識に効いているせいもあるが、おおむね零の関心は笹原杏里というタナトスの少女にしかないらしい。
零は、希少な国内産の雌優生種である。
その身体能力は凡百の雄優生種をはるかに凌駕し、知能は高いのに性格は残忍極まりない。
これが、残虐行為淫乱症ってやつか…。
百足丸は、内心、舌を巻く思いだった。
ちらっと目にするだけで嘔吐しそうなほど血みどろの映像に、この女は感じているというわけだ。
ともあれ、井沢の言うように、チャンスではあった。
杏里の肉体を実験台にして、優生種の延命方法を探る。
その計画と並行して井沢が進めようとしているのが、雌優生種である黒野零を使った繁殖計画だ。
優生種は、人間から遺伝子異常で生まれてくる。
だが、繁殖能力は極めて低い。
なぜなら、雌が雄に対して圧倒的に少ない上、蟷螂の雌雄関係のように、仲間同士の性行為が完全に雌主導だからである。
あぶれた雄たちは、当然、近似種の人間の雌を襲う。
だが、性器の形状が違い過ぎるため、行為の最中に大抵の人間は死んでしまう。
また、仮に無理やり受胎させたとしても、生まれてくるのは奇形児ばかりなのだ。
その意味で、零の存在は貴重だった。
零を孕ませ、子孫をつくる。
井沢は真剣にそう考えている。
これまで零と接触するたびに無力感に苛まれてきた百足丸だったが、なんとなくきょうはいけそうな気がした。
「せっかくの素敵なオカズなんだ。オナニーだけでは、物足りないんじゃないか」
零の背後に忍び寄り、もう一度、声をかけた。
いつでも行為に及べるよう、百足丸自身も零と同じく一糸まとわぬ姿である。
零は何も言わない。
すっかり自慰に没頭してしまっているようだ。
百足丸のペニスは、すでに勃起し、臨戦態勢に入っている。
日本人形のたおやかな外観に野生獣の精気を漲らせた零は、驚くほど淫らで美しい。
見ているだけで勃起せざるを得ないのだ。
「ほら、これでどうだ。俺が手伝ってやる」
意を決して、百足丸は後ろから零の真っ白な裸身を抱きしめた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる