419 / 463
第10部 姦禁のリリス
#65 迎撃⑪
しおりを挟む
いずなの戒めを解き、代わりに零をカーテンレールから吊るした。
さすがタナトスだけあって、いずなの傷は早くも治癒しかかっている。
杏里ほど迅速ではないが、すでに出血は止まり、身体中の裂傷は白い筋を残すだけになっている。
「この人が、黒野零・・・?」
自分の代わりにロープで吊り下げられた長身の裸女を気味悪げに眺めて、いずなが言った。
重人たちから話は聞いているのだろう。
そのつぶらな瞳には、あからさまな怯えの色が浮かんでいる。
「ああ、一見、虫も殺さぬ美少女に見えるが、これで稀代の殺人鬼なんだ。自分の快楽のためには平気で他の生き物を惨殺する、地獄からやってきた羅刹みたいな女だよ」
百足丸は、ぐったりした零の躰のあちこちに、入念に鍼の施術を施している。
瞼、舌の先、顎の下、喉、首のつけ根、腋の下、乳頭、へそと、さっきいずなにしたように、性感帯をひとつずつ、丹念に人差し指の鍼で活性化していくのだ。
「だけどさ、半身不随になっちゃったら、この子、何をされても感じないんじゃないのかい? 首から下の神経が麻痺してるんだからさ」
いずなの隣に立って零を見上げて、りつが言う。
「普通はな。だが、俺はそんなヘマはしない。いいか、頸椎は7つあって、そのひとつひとつに別々の神経叢が付随してるんだ。俺が不活性化したのは、その中でもあくまで運動神経だけさ。だからこいつは十分感じるはずなんだよ。たとえば、ほら」
長い腕を伸ばして、百足丸は零の裸の乳房を鷲掴みにする。
形が変形するほど力任せにねじりあげると、うなだれた零の口からかすかな喘ぎが漏れた。
「なるほどね。つまりはやりたい放題ってわけだ」
にたりと笑うりつ。
「こいつを放置してずらかってもいいんだが、こんなチャンスは二度とない。俺は一度でいいからこの女が本気で逝くところを見たいんだ。これまで何十回と犯してやったが、はっきりいって毎回逝かされるのは俺のほうでね。零は自分以外の生命体をすべて見下してるから、下等動物の俺とやったところで、オナニーほどにも感じないんだよ。男として、こんな腹立たしいことはない。な、ばあさんもそう思うだろ?」
「やれやれ、あんたもずいぶん病んでるんだねえ。豪が深いというか・・・」
いつになく熱く語る百足丸に、りつは半ば呆れ顔だ。
「いずなは杏里の体液を零に濡れ。ベッドが海になってるだろう。それが杏里の分泌したエキスだ。そいつが済んだら、ばあさんと犬で、零を凌辱しろ。あんたの老獪なテクニックを、すべてこの女の躰に注入するんだ。逝きそうになったら、俺がとどめを刺す。今度こそ昇天させて、俺の仔を孕ませてやる」
百足丸は湧き上がる興奮に武者震いせんばかりだった。
逃げるのは、零にリベンジしてからでも遅くはない。
小心なこの男らしくもなく、この時百足丸は、すっかりその妄念に憑りつかれてしまっていたのである。
さすがタナトスだけあって、いずなの傷は早くも治癒しかかっている。
杏里ほど迅速ではないが、すでに出血は止まり、身体中の裂傷は白い筋を残すだけになっている。
「この人が、黒野零・・・?」
自分の代わりにロープで吊り下げられた長身の裸女を気味悪げに眺めて、いずなが言った。
重人たちから話は聞いているのだろう。
そのつぶらな瞳には、あからさまな怯えの色が浮かんでいる。
「ああ、一見、虫も殺さぬ美少女に見えるが、これで稀代の殺人鬼なんだ。自分の快楽のためには平気で他の生き物を惨殺する、地獄からやってきた羅刹みたいな女だよ」
百足丸は、ぐったりした零の躰のあちこちに、入念に鍼の施術を施している。
瞼、舌の先、顎の下、喉、首のつけ根、腋の下、乳頭、へそと、さっきいずなにしたように、性感帯をひとつずつ、丹念に人差し指の鍼で活性化していくのだ。
「だけどさ、半身不随になっちゃったら、この子、何をされても感じないんじゃないのかい? 首から下の神経が麻痺してるんだからさ」
いずなの隣に立って零を見上げて、りつが言う。
「普通はな。だが、俺はそんなヘマはしない。いいか、頸椎は7つあって、そのひとつひとつに別々の神経叢が付随してるんだ。俺が不活性化したのは、その中でもあくまで運動神経だけさ。だからこいつは十分感じるはずなんだよ。たとえば、ほら」
長い腕を伸ばして、百足丸は零の裸の乳房を鷲掴みにする。
形が変形するほど力任せにねじりあげると、うなだれた零の口からかすかな喘ぎが漏れた。
「なるほどね。つまりはやりたい放題ってわけだ」
にたりと笑うりつ。
「こいつを放置してずらかってもいいんだが、こんなチャンスは二度とない。俺は一度でいいからこの女が本気で逝くところを見たいんだ。これまで何十回と犯してやったが、はっきりいって毎回逝かされるのは俺のほうでね。零は自分以外の生命体をすべて見下してるから、下等動物の俺とやったところで、オナニーほどにも感じないんだよ。男として、こんな腹立たしいことはない。な、ばあさんもそう思うだろ?」
「やれやれ、あんたもずいぶん病んでるんだねえ。豪が深いというか・・・」
いつになく熱く語る百足丸に、りつは半ば呆れ顔だ。
「いずなは杏里の体液を零に濡れ。ベッドが海になってるだろう。それが杏里の分泌したエキスだ。そいつが済んだら、ばあさんと犬で、零を凌辱しろ。あんたの老獪なテクニックを、すべてこの女の躰に注入するんだ。逝きそうになったら、俺がとどめを刺す。今度こそ昇天させて、俺の仔を孕ませてやる」
百足丸は湧き上がる興奮に武者震いせんばかりだった。
逃げるのは、零にリベンジしてからでも遅くはない。
小心なこの男らしくもなく、この時百足丸は、すっかりその妄念に憑りつかれてしまっていたのである。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる