176 / 605
第176話 コレクター
しおりを挟む
俺は露出狂だ。
痴漢ではない。
見せることに生き甲斐を感じている。
路上でコートの前を開き、全裸の身体をさらけ出した時のあの解放感。
相手の蔑みのこもった視線が股間に向けられると、それだけで勃ってくる。
その瞬間を脳裏に焼き付け、家に帰って反芻しながら自慰のオカズにするのだ。
きょうもそうだった。
下校中の女子高生を見つけるなり、俺はさっそくいつものやつを実行に移した。
「僕がイクとこ、見ててよ」
すでに硬くなったイチモツをこれ見よがしに左右に振りながら、先を行く少女にそう声をかけた。
セーラー服の良く似合う、小柄で清楚な感じの少女だった。
怯えろ。
少女に近づきながら、俺は心の中でほくそ笑んだ。
相手が恐怖に駆られ、軽蔑の色をあらわにすればするほど、俺は興奮する。
がー。
きょうはいつもと様子が違った。
少女は特におびえるふうもなく、突然カバンの中に手を突っ込んだかと思うと、奇妙なものを取り出したのだ。
「もらうよ」
ひと言そう言うなり、俺の股間で少女の裁縫バサミが乾いた音を立てー。
あまりの激痛に、俺は気を失ってその場に崩れ落ちた。
翌朝ー。
私立白百合学院の通学路。
「おはよー! うわ、ミサキ、それ、新しいやつじゃない?」
「うん、わかった?」
「そりゃ、わかるよー! だってそれ、めっちゃでかいもの!」
「でしょ? きのう出たやつさ、体格は貧弱だったけど、アソコだけは黒人並みに立派で、思わず」
「ジョキンって?」
「そうそう」
「いいなあ、私も早く大物に襲われないかなー。ここんとこさ、包茎とか短小とかそんなのばっかりで」
「包茎や短小はきついね。キーホルダーにならないからね」
「うん、恥ずかしくて、そんなふうにカバンにつけてられないもん」
「大物は固める時必要なシリコンや防腐剤の量が半端ないけどね」
「だよねー。それ、長さ20センチ以上はありそうだもんねー」
「うん。いざとなれば孫の手としても使えるよ」
こうして、いたいけな少女たちの、愉しげなコレクション談義はいつまでも続くのだった。
痴漢ではない。
見せることに生き甲斐を感じている。
路上でコートの前を開き、全裸の身体をさらけ出した時のあの解放感。
相手の蔑みのこもった視線が股間に向けられると、それだけで勃ってくる。
その瞬間を脳裏に焼き付け、家に帰って反芻しながら自慰のオカズにするのだ。
きょうもそうだった。
下校中の女子高生を見つけるなり、俺はさっそくいつものやつを実行に移した。
「僕がイクとこ、見ててよ」
すでに硬くなったイチモツをこれ見よがしに左右に振りながら、先を行く少女にそう声をかけた。
セーラー服の良く似合う、小柄で清楚な感じの少女だった。
怯えろ。
少女に近づきながら、俺は心の中でほくそ笑んだ。
相手が恐怖に駆られ、軽蔑の色をあらわにすればするほど、俺は興奮する。
がー。
きょうはいつもと様子が違った。
少女は特におびえるふうもなく、突然カバンの中に手を突っ込んだかと思うと、奇妙なものを取り出したのだ。
「もらうよ」
ひと言そう言うなり、俺の股間で少女の裁縫バサミが乾いた音を立てー。
あまりの激痛に、俺は気を失ってその場に崩れ落ちた。
翌朝ー。
私立白百合学院の通学路。
「おはよー! うわ、ミサキ、それ、新しいやつじゃない?」
「うん、わかった?」
「そりゃ、わかるよー! だってそれ、めっちゃでかいもの!」
「でしょ? きのう出たやつさ、体格は貧弱だったけど、アソコだけは黒人並みに立派で、思わず」
「ジョキンって?」
「そうそう」
「いいなあ、私も早く大物に襲われないかなー。ここんとこさ、包茎とか短小とかそんなのばっかりで」
「包茎や短小はきついね。キーホルダーにならないからね」
「うん、恥ずかしくて、そんなふうにカバンにつけてられないもん」
「大物は固める時必要なシリコンや防腐剤の量が半端ないけどね」
「だよねー。それ、長さ20センチ以上はありそうだもんねー」
「うん。いざとなれば孫の手としても使えるよ」
こうして、いたいけな少女たちの、愉しげなコレクション談義はいつまでも続くのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
10秒で読めるちょっと怖い話。
絢郷水沙
ホラー
ほんのりと不条理な『ギャグ』が香るホラーテイスト・ショートショートです。意味怖的要素も含んでおりますので、意味怖好きならぜひ読んでみてください。(毎日昼頃1話更新中!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる