破滅招来乙女リコ 【アダルト】

戸影絵麻

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ACT11 捕虜

#11 リコ①

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 ハルに命じられるまでもなかった。
 ハルが叫んだ時には、すでにリコは右胸のブラをずらしていた。
 飛び出すロケットおっぱい。
 その先端に輝く黄金色の乳首を、親指と人差し指でつまむ。
 右へ2メモリ分回すと、すぐに変身が始まった。
 視野が虹色に染まり、身体の芯を光速でエクスタシーが駆け抜ける。
 あああああっ!
 光の粒子に包まれて回転しながら身悶えするリコ。
 そして光芒が炸裂し、キラキラ舞い散る空間の切片の間から、純白のアーマーを身にまとったMILKYが現れた。
 がたん。
 変身したリコを追って、元珍子だった怪物がまろび出た。
 肉でできたアーマーで身を固めた、MILKYの出来損ないのような怪物である。
 リコが大きく右足を振り上げた。
 マイクロミニがめくれ、ハイレグレオタードに包まれたヒップが見えた。
 ロングブーツに包まれた右脚が、まっすぐ伸びて怪物の顔面を打った。
 グガアッ。
 口から血反吐を吐いてのけぞる怪物。
 その顎めがけて、今度は左の前蹴りを放った。
 怪物は完全に動きを止めたようだ。
 たたみかけるチャンスだった。
『ロングソード、装備完了』
 前頭葉で、イオが言う。
「今回は余裕だな」
 にやりと笑って、リコは背中に右腕を回した。
 ソードの柄を握ると、一気にベルトから引き抜いた。
 両手に構え、頭上に捧げ持つ。
 一気に斬り伏せようと、腕に力をこめた時である。
「や、やめろ…」
 リコの足元で、精液にまみれて横たわったビュンビュン丸が、弱々しく、叫んだ。
「珍子を、珍子を、殺さないでくれ…」
 くう。
 リコは躊躇した。
 キモ汁ビュンビュン丸。
 おかしな名前でとんでもなく腋臭が臭く、しかもすぐ欲情する下衆野郎ときている。
 しかし、この期に及んで、恋人の命乞いをしてくるとは…。
 こいつ、少しは人間らしいところが残っているのかもしれない…。
 などと、情にほだされたのが、大きな間違いだった。
『リコ! 早く! 何をしているの?』
 イオの叱咤の声に視線を戻し、
 う。
 そこで、思わず絶句した。
 怪物がまた変身を始めている。
 いわゆる”第二形態”というやつなのか。
 わき腹から折れ曲がった蜘蛛の足みたいな器官が生え、身体全体をぐわっと持ち上げたのだ。
 今や珍子の本体は、体長4メートル弱のリコを見下ろすほどのサイズに変化している。
 どうする?
 リコはまだ迷っている。
 それが、命取りになった。
 リコの位置からは見えないが、怪物には、尾があったのだ。
 それが、股間をくぐって、だしぬけに飛び出してきたのである。
「あうっ!」
 リコはのけぞった。
 どぼっと口から血の塊が噴き出した。
 無防備な下腹を、鋭い先端に刺し貫かれたのだった。

 

 
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