38 / 230
ACT5 ヴァルプルギスの夜
#4 アリア①
しおりを挟む
怪しい胸騒ぎで、目が覚めた。
一瞬、ここがどこなのか、わからなかった。
徐々に記憶が戻ってくる。
そう、ここはリコさまの家。
3人でお食事して、その後、ハルにすごまれて、お部屋に追いやられたんだっけ。
怪獣に追い回され、怪人の集団につかまりそうになりと、波乱に富んだ一日だった。
その疲れがどっと押し寄せてきたらしく、いつのまにか着の身着のまま、ベッドの上で寝てしまったらしい。
胸騒ぎは続いている。
アリアはきょろきょろあたりを見回した。
部屋の中は真っ暗だ。
今、何時なんだろう?
リコさまも、ハルも、もう寝ちゃったかな?
でも、と思い直す。
あのハルの様子、ちょっとおかしかった。
リコさまに話があるとか言ってたけど…。
けだものみたいな目でリコさまを見てたし、まだ10時なのにあたしを追い払って、あの後、いったい何を…。
嫌な想像が、アリアの脳裏を去来した。
もしかして、また…。
倉庫の中から聞こえてきた、リコの嬌声が耳の奥に生々しくよみがえる。
いけない。
アリアはベッドから飛び降りた。
リコさまが危ない。
貞操の危機ってやつ?
このままでは、リコさまが、ハルに…。
ふと気づくと、スカートのポケットの中で、例の物体が熱を放ち始めていた。
ぎゅっと握りしめてみると、ぷるぷる小刻みに振動しているようだ。
まるで、アリアの昂奮がうつったみたい…。
その感触を手のひらで味わいながら、ふとそんなことを思った。
靴を履き、そっと廊下に忍び出る。
非常灯に照らし出された廊下は、異世界の洞窟のように薄暗く、ひっそりと静まり返っている。
ハルの部屋の前を通る時、ほんの少しドアが開いていることに気づいて、アリアは嫌な気分になった。
不吉な予感に、首筋の産毛がざわざわと波打った。
まさか…そんな…。
足音を立てないように、リコの部屋に近づいた。
ドアノブに手をかけ、そうっと引いた時である。
ーはうっ!ー
かすかにリコの声が聞えた気がした。
うそ。
凍りつくアリア。
が、空耳ではなかった。
-ああ、ダメ、ハルー
また、声がした。
いやだ。
そんな。
アリアの顔色が変わった。
リコさまだけじゃない。
中に、ハルがいる。
許せない。
叫びそうになるのを懸命にこらえ、ドアを引く。
中は薄暗い。
ここも非常灯しかともされていないせいだ。
だが、薄闇に慣れたアリアの目には、その光景がはっきりと見えた。
「ああ…」
思わず、絶望的な呻きが、アリアの喉から漏れた。
なんてことなの…?
目尻に、涙がにじんできた。
リコさまったら、なんて、はしたない…。
非常灯の下で、白くつややかなものがうねるように蠢いている。
それは、裸に剥かれ、汗で光ったリコの白桃のような尻だったのだ。
一瞬、ここがどこなのか、わからなかった。
徐々に記憶が戻ってくる。
そう、ここはリコさまの家。
3人でお食事して、その後、ハルにすごまれて、お部屋に追いやられたんだっけ。
怪獣に追い回され、怪人の集団につかまりそうになりと、波乱に富んだ一日だった。
その疲れがどっと押し寄せてきたらしく、いつのまにか着の身着のまま、ベッドの上で寝てしまったらしい。
胸騒ぎは続いている。
アリアはきょろきょろあたりを見回した。
部屋の中は真っ暗だ。
今、何時なんだろう?
リコさまも、ハルも、もう寝ちゃったかな?
でも、と思い直す。
あのハルの様子、ちょっとおかしかった。
リコさまに話があるとか言ってたけど…。
けだものみたいな目でリコさまを見てたし、まだ10時なのにあたしを追い払って、あの後、いったい何を…。
嫌な想像が、アリアの脳裏を去来した。
もしかして、また…。
倉庫の中から聞こえてきた、リコの嬌声が耳の奥に生々しくよみがえる。
いけない。
アリアはベッドから飛び降りた。
リコさまが危ない。
貞操の危機ってやつ?
このままでは、リコさまが、ハルに…。
ふと気づくと、スカートのポケットの中で、例の物体が熱を放ち始めていた。
ぎゅっと握りしめてみると、ぷるぷる小刻みに振動しているようだ。
まるで、アリアの昂奮がうつったみたい…。
その感触を手のひらで味わいながら、ふとそんなことを思った。
靴を履き、そっと廊下に忍び出る。
非常灯に照らし出された廊下は、異世界の洞窟のように薄暗く、ひっそりと静まり返っている。
ハルの部屋の前を通る時、ほんの少しドアが開いていることに気づいて、アリアは嫌な気分になった。
不吉な予感に、首筋の産毛がざわざわと波打った。
まさか…そんな…。
足音を立てないように、リコの部屋に近づいた。
ドアノブに手をかけ、そうっと引いた時である。
ーはうっ!ー
かすかにリコの声が聞えた気がした。
うそ。
凍りつくアリア。
が、空耳ではなかった。
-ああ、ダメ、ハルー
また、声がした。
いやだ。
そんな。
アリアの顔色が変わった。
リコさまだけじゃない。
中に、ハルがいる。
許せない。
叫びそうになるのを懸命にこらえ、ドアを引く。
中は薄暗い。
ここも非常灯しかともされていないせいだ。
だが、薄闇に慣れたアリアの目には、その光景がはっきりと見えた。
「ああ…」
思わず、絶望的な呻きが、アリアの喉から漏れた。
なんてことなの…?
目尻に、涙がにじんできた。
リコさまったら、なんて、はしたない…。
非常灯の下で、白くつややかなものがうねるように蠢いている。
それは、裸に剥かれ、汗で光ったリコの白桃のような尻だったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる