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ACT8 帝国の秘密

#2 アリア②

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 目の前のリコの乳房の見事さときたら、息を呑むほどだった。
 仰向けになっても型崩れしない、その弾力と張り。
 表面はつるつるしていて、まるで日焼け止めクリームをまぶしたかのよう。
 たまらなくなって、片方の紐をずらしてみた。
 かろうじて引っかかっていた乳首が、弾かれたように飛び出してきた。
 たまらなくなって、口に含んだ。
 もう一方の紐もずらして、露わになった乳首を指でつまんでこね回す。
「ああ…ん」
 唇をかすかに開き、リコがあえいだ。
 ちゅうちゅう吸いながら上目遣いに様子を窺ったが、まだ毒が抜け切れていないのか、起きる気配はない。
 それに勇気を得て、アリアは次第に大胆になっていく。
「どうせハルも当分は戻ってこないはず。だったら、リコさまはもう、アリアのものですぅ」
 気づくと学ランを脱ぎ捨て、下着姿になっていた。
 毛珍坊にいじられ、染みがついてしまったパンティをまだそのまま穿いている。
 下着をすべて脱ぎ捨て、全裸になると、ベッドの上によじ登った。
 リコの裸身にまたがって、自分の乳房をリコの乳房に近づける。
 乳首と乳首を触れ合わせると、得も言われぬ快感が背筋を駆け抜け、
「はあああんっ」
 アリアは切ないあえぎをもらしてしまう。
 身体を前後にゆすり、狂ったように乳房同士をすりつけ合った。
「リコさまあ、アリア、気持ち、いい…」
 身体中が飴のようにとろけてしまいそうだ。
 こらえきれず、身体を180度回転させ、シックスナインの体勢を取った。
 リコのたくましい太腿を左右に押し開き、ぷっくりふくらんだ恥丘に顔を近づけていく。
 恥丘の真ん中のスリットには、ひも状の水着がしっかりと食い込み、わずかに秘肉の一部がはみ出していた。
 その固く食い込んだ水着をずらそうと、指をかけた時である。
 突然、目の前のワインレッドの布切れが、内側から水を浴びせられたようにじゅわりと濡れてきた。
 どこからかウイーンという金属音が聞えてきたかと思うと、ふいにリコの身体が逆エビ状に反り返る。
「あああああああっ!」
 ブリッジみたいに身体を持ち上げて、突然リコが叫び出した。
「リコさま、どうしたんですかあ?」
 びっくりしてそう声をかけた時、アリアは見た。
 リコの股間から、水着を押し上げて何かがせり出してくる。
 大人の親指の先ほどの大きさの、ピンク色の丸いもの。
 こ、これは…?
 あまりの驚愕に、アリアのつぶらな瞳が点になった。
 し、信じられない。
 アリアはこわごわ指を伸ばし、外に顔を出したそれに触れてみた。
 覚えのあるぬくもりと振動が、指先に伝わってくる。
 この感触、間違いない。
 でも、まさか…。
 そう思わずにはいられない。
 ふああああっ!
 まさか…まさか…。
 こんなところにあっただなんて!




 
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