引きこもりの従兄を更生させるはずが、逆に”女”にさせられちゃいましたとさ! てへっ

戸影絵麻

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#50 ロリロリ大作戦⑨

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「いいけど…でも、どうかな」

 もぞもぞと邦彦がスウェットとパンツを脱ぐと、例の立派なイチモツが私の目に飛び込んできた。
 
 が、いつもと違う。

 様子が変だ。

 この前までは、それこそおなかにくっつかんばかりに反り返っていたのに、なんだか水平になっているだけで、イマイチ張りがない。
 
 握ってみると、案の定、ふにゃふにゃしている。

「あれ? どうしたんだ? いつもの元気がないじゃないか?」

 不思議に思ってたずねると、邦彦がすねたように口を尖らせた。

「だって…しょうがないじゃないか。きょうの美咲ちゃん、怒ってばかりでおっかないんだもの」

「おっかない?」

「殺すとか、命はないものと思えとか、そんなこわいこと言われて、チンポが勃つと思う?」

「う…」

 私は絶句した。

 そりゃそうだ。

 セックスには、ムードというものが必要なのだ。

 それをすっかり忘れていた。

 いくら邦彦好みのコスを用意してきても、相手を委縮させてしまっては、その効果も半減するというものだ。

「言われてみれば、確かにそうだな。悪かった」

 すぐに自分の非を認めるのが、私の偉いところである。

「ならば、どうすればいい?」

「どうすれば…なんて言われても」

 邦彦は完全にへそを曲げてしまったのか、なんだか気まずいムードが漂いまくっている。

「とにかく、このままじゃ、とてもセックスなんて無理だし、ましてや射精なんて絶対できっこないよ…」

 ん~。

 心の中で私はうなった。

 なんか変だぞ。いつのまにか形勢が逆転してるし。

 なんでこうなったんだろう? これもやっぱり私の頭が悪いせいか。

「わかった。じゃ、こうしよう」

 仕方なく、私は言った。

「なんでも邦彦の言う通りにするから、早く機嫌を直してチンポを勃起させてくれ」

「ほほう」

 と、邦彦の小さな眼が、いたずらっぽくきらめいた。

「美咲ちゃん、今、なんでも、って言ったよね?」

「あ、ああ。それがどうした?」

 急に前向きになった邦彦に、私はちょっぴりたじろいだ。

「女に二言はないよね?」

「くどいな。なんでもいいから、してほしいことを言ってみろ」

「わかった」

 邦彦が、さっきまでとは別人のように、晴れやかな笑顔を見せた。

「じゃ、美咲ちゃん、きょう一日、僕の奴隷になってよ。奴隷が言いすぎなら、専属のメイドでもいい」

 奴隷?

 メイド?

 頭がくらくらした。

 罠だ。

 またしても私は、このリアルムーミン男の罠にかかってしまったのだ!


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