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#8 あずみ、えっちな下着を購入する⑤
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あずみが柱にもたれてうずくまっている佐々木を見下ろした。
佐々木もあずみを見つめ返しているが、その視線が顔から胸へ、そして下半身へと移るとパッと頬を赤らめた。
佐々木の位置から見上げると、間違いなくあずみのスカートの中は丸見えなのだ。
なのにあずみときたら、相変わらず堂々と脚を拡げて仁王立ちになったまま、微動だにしない。
いやはや、こんな時、兄は妹にどう注意すればいいのだろう。
「こちらは?」
小首をかしげてあずみが訊いた。
「俺の大学の友だち。佐々木っていうんだ」
あわてて紹介すると、
「へえ、お兄ちゃんにも友だち、いたんだ」
あずみが平然と失礼なことを口にした。
「お兄ちゃん?」
佐々木が反応した。
「まさかこの子、出雲の妹?」
「そうだよ。あずみって言います。よろしくね」
僕が何か言うより早く、半分ため口で、あずみが答えた。
「大きいな・・・」
佐々木のつぶやきに、僕は危うく吹き出しそうになった。
あずみは確かに大きい。
身長もだが、胸もお尻も。
佐々木がどの部位を見てそう言ったのかは不明だが、おそらく身長のことではないだろう。
「育ちすぎで悪うございました」
あずみがぷうっと頬を膨らませた時、
「あ、じゃあ、俺はこのへんで」
慌ただしく佐々木が立ち上がった。
「おい、待てよ」
呼び止めるのも無視して、よろよろと駐車場を横切っていく。
角を曲がってきた車が、ふらつく佐々木にぶつかりそうになり、急ブレーキをかけた。
「なんだあいつ。死亡フラグ立てるようなこと、言いやがって」
駐車車両の間に消えていく佐々木の背を見送りながら、僕はぽつんとつぶやいた。
手の中では、佐々木に押しつけられた封筒が汗ににじんでしわくちゃになっている。
俺にもしものことがあったら、これを使えって?
もしものことって、それ、なんなんだよ?
「どうしたの?」
あずみが身を寄せてきた。
爆乳が上腕二頭筋を圧迫し、その感触に危なく声を上げそうになる。
「よくわからない。あ、そうだ。おまえ、ステージ、見た?」
「1階のミニコンサート? それならあんまり。上、飛び越えてきちゃったから」
けろりとした顏であずみが言う。
「その格好であんまりぴょんぴょん跳ぶんじゃない。警察に捕まるぞ」
「大丈夫。高すぎて誰も見てないって」
「まあいい。ちょっとつきあってくれないか」
「いいけど、せっかく買った下着、見てくれないの?」
「こんなとこでか? それこそ無茶だろ」
「つまんないの」
ステージに戻ると、出演者が変わっていた。
素人っぽさ丸出しの娘が、ひらひらのドレスを着て、カラオケに合わせて口パクしている。
観客もぐっと減り、パイプ椅子が並ぶ客席には閑古鳥が鳴いていた。
これでは、あずみが出演してポールダンスでも披露したほうが、よっぽど客が集まりそうだ。
「ああいうのが、お兄ちゃんの趣味なの?」
ステージ上の少女を見て、あずみが言った。
「そうじゃない。いなくなってる」
「いなくなってるって、誰が?」
「さっき出てた、アイドルグループさ。究極少女隊って名前の」
「知らない名前だなあ。それがどうしたの?」
「ちょっと怪しいんだ」
「怪しい?」
「まだそのへんにいるかもしれない。探してみよう」
踵を返しかけた時だった。
ふいに駐車場のほうから、悲鳴が聞こえてきた。
腹の底から絞り出すような、甲高い女の人の悲鳴だった。
佐々木もあずみを見つめ返しているが、その視線が顔から胸へ、そして下半身へと移るとパッと頬を赤らめた。
佐々木の位置から見上げると、間違いなくあずみのスカートの中は丸見えなのだ。
なのにあずみときたら、相変わらず堂々と脚を拡げて仁王立ちになったまま、微動だにしない。
いやはや、こんな時、兄は妹にどう注意すればいいのだろう。
「こちらは?」
小首をかしげてあずみが訊いた。
「俺の大学の友だち。佐々木っていうんだ」
あわてて紹介すると、
「へえ、お兄ちゃんにも友だち、いたんだ」
あずみが平然と失礼なことを口にした。
「お兄ちゃん?」
佐々木が反応した。
「まさかこの子、出雲の妹?」
「そうだよ。あずみって言います。よろしくね」
僕が何か言うより早く、半分ため口で、あずみが答えた。
「大きいな・・・」
佐々木のつぶやきに、僕は危うく吹き出しそうになった。
あずみは確かに大きい。
身長もだが、胸もお尻も。
佐々木がどの部位を見てそう言ったのかは不明だが、おそらく身長のことではないだろう。
「育ちすぎで悪うございました」
あずみがぷうっと頬を膨らませた時、
「あ、じゃあ、俺はこのへんで」
慌ただしく佐々木が立ち上がった。
「おい、待てよ」
呼び止めるのも無視して、よろよろと駐車場を横切っていく。
角を曲がってきた車が、ふらつく佐々木にぶつかりそうになり、急ブレーキをかけた。
「なんだあいつ。死亡フラグ立てるようなこと、言いやがって」
駐車車両の間に消えていく佐々木の背を見送りながら、僕はぽつんとつぶやいた。
手の中では、佐々木に押しつけられた封筒が汗ににじんでしわくちゃになっている。
俺にもしものことがあったら、これを使えって?
もしものことって、それ、なんなんだよ?
「どうしたの?」
あずみが身を寄せてきた。
爆乳が上腕二頭筋を圧迫し、その感触に危なく声を上げそうになる。
「よくわからない。あ、そうだ。おまえ、ステージ、見た?」
「1階のミニコンサート? それならあんまり。上、飛び越えてきちゃったから」
けろりとした顏であずみが言う。
「その格好であんまりぴょんぴょん跳ぶんじゃない。警察に捕まるぞ」
「大丈夫。高すぎて誰も見てないって」
「まあいい。ちょっとつきあってくれないか」
「いいけど、せっかく買った下着、見てくれないの?」
「こんなとこでか? それこそ無茶だろ」
「つまんないの」
ステージに戻ると、出演者が変わっていた。
素人っぽさ丸出しの娘が、ひらひらのドレスを着て、カラオケに合わせて口パクしている。
観客もぐっと減り、パイプ椅子が並ぶ客席には閑古鳥が鳴いていた。
これでは、あずみが出演してポールダンスでも披露したほうが、よっぽど客が集まりそうだ。
「ああいうのが、お兄ちゃんの趣味なの?」
ステージ上の少女を見て、あずみが言った。
「そうじゃない。いなくなってる」
「いなくなってるって、誰が?」
「さっき出てた、アイドルグループさ。究極少女隊って名前の」
「知らない名前だなあ。それがどうしたの?」
「ちょっと怪しいんだ」
「怪しい?」
「まだそのへんにいるかもしれない。探してみよう」
踵を返しかけた時だった。
ふいに駐車場のほうから、悲鳴が聞こえてきた。
腹の底から絞り出すような、甲高い女の人の悲鳴だった。
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