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エピローグ
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アキアカネだった。
時節柄、シオカラトンボではなく、アキアカネ。
それはいいけど、何か、変。
だって、大きな複眼が、ぼうっと燐光を放っているし、中で何か黒い影が動いているのが見えるんだもの。
「やばいね」
トンボを見つめながら、翔ちゃんがつぶやいた。
「進化形のロイコかも。そろそろ出るころじゃないかと思ってた」
「ど、どうしよう?」
あわてて周囲を見回すと、校舎の出入り口の暗がりに人の姿が見えた。
顔じゅうが口の、髪の長い少女である。
「やっと、お出ましか」
翔ちゃんが、背中の金属バットを抜いた。
そして、低く押し殺した声で、私に言った。
「絵麻、悪いけど、グラウンドに行って、由羅を呼んできて」
「わ、わかった」
駈け出そうとして振り向いた私が最後に見たのは、膨れ上がる闇に向かって歩いていく翔ちゃんの姿だった。
時節柄、シオカラトンボではなく、アキアカネ。
それはいいけど、何か、変。
だって、大きな複眼が、ぼうっと燐光を放っているし、中で何か黒い影が動いているのが見えるんだもの。
「やばいね」
トンボを見つめながら、翔ちゃんがつぶやいた。
「進化形のロイコかも。そろそろ出るころじゃないかと思ってた」
「ど、どうしよう?」
あわてて周囲を見回すと、校舎の出入り口の暗がりに人の姿が見えた。
顔じゅうが口の、髪の長い少女である。
「やっと、お出ましか」
翔ちゃんが、背中の金属バットを抜いた。
そして、低く押し殺した声で、私に言った。
「絵麻、悪いけど、グラウンドに行って、由羅を呼んできて」
「わ、わかった」
駈け出そうとして振り向いた私が最後に見たのは、膨れ上がる闇に向かって歩いていく翔ちゃんの姿だった。
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【ネタバレ有】
とても面白かったです!!
ゾンビ物が好きなのですが、若い子たちならではの思考・行動力を中心として原因をつきつめていくストーリーであったのが良かったです。
特にゾンビ発生の原因がよく読むどこかの研究所から出たウイルスとかではないのが新鮮でした!古い日本の話も出てくると過去に何が起こったのかなど想像の幅が広がりますね…!
個人的には、情報量が多すぎるとついていけなくなるので、一話が短かったのも読みやすくて良かったです。
締め方も素敵でした、ここから先を想像しちゃってドキドキします...!
素敵な作品を有り難うございました。
コメント、ありがとうございます。
おほめにあずかり、光栄です。
ゾンビ物って、小説、映画ともにとても数が多くて、ともすれば似た内容になりがちですよね。
そこを少しコメデイタッチにして、なんとかしのいでみようと書いた作品だったような気がします。
4話分を一話にまとめた方が良いのではないのかな。
コメント、ありがとうございます。
更新回数が少ない上に1回分が短いので、まことにおっしゃる通りだと思います。
ただ、言い訳になりますが、なにぶんほかにも連載しているものがいくつもあって、なかなか全部には手が回りきらないというのが現状でして…。
とはいえ、それも自分で蒔いた種ですから、なんとか頑張って続けていきたいと思っています。