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第6部 淫蕩のナルシス
#18 自分いじめ
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「ど、どういう、ことですか・・・?」
杏里は恥ずかしさのあまり、ヤチカから視線を逸らした。
いちばん隠しておきたい部分を、言い当てられた気がした。
「言葉通りの意味よ」
ヤチカが甘い口調で続けた。
「杏里ちゃん、あなたは自分の体が大好きでしょう? 裸になって、鏡にその奇麗な身体を映して、うっとりしたりしない?」
「そ、そんなこと・・・」
「そして、眺めているうちに我慢できなくなって、あなたは触り出すんだわ。そのいやらしいほどやわらかい胸や、すべすべしたおなかを・・・」
「やめてください・・・」
小声で抗議した。
言い当てられている。
否定できないから、声に力が入らない。
その逡巡をヤチカは見逃さなかった。
「ごまかしてもだめよ。ほら、あなた、もう感じちゃってるじゃない。どうしたの? 裸になった自分を想像したの? それでこらえきれなくなってるんじゃない?」
「やめて・・・」
ヤチカのいう通りだった。
胸を隠そうと抱き締めたむき出しの腕に、勃起した乳首が当たっていた。
頭がふらふらした。
太腿の間が、おかしい。
ぬるぬるしている。
「脱いで。見せてほしいの」
ヤチカが囁いた。
「大丈夫。わたしはリリーと一緒に、ただ見てるだけだから。絶対にあなたに触れたりしないわ」
杏里は高熱を発したかのように、両腕で体を抱き、ぶるぶる震えていた。
だめ。
このままじゃ、私・・・・
「遠慮することないのよ。ここはわたしたちふたりの世界だから。誰も入ってきたりしない。あなたは、あなたのしたいようにすればいい。服を脱いで、全裸になってごらんなさい。ここなら、好きなだけ気持ちよくなれるわ」
「私は、そんな・・・」
女じゃない。
そういいたかった。
が、そういい切れない自分がいる。
体は確実にヤチカの言葉に反応しているのだ。
「さあ、下着を取って、その素敵な胸を見せて。つんつんに立った、そのふたつのピンク色の乳首。触ると気持ちいいんでしょう? それとも、乳房自体をじっくり揉んだほうがいいの? ひょっとして、その大きさなら、杏里ちゃん、あなた、乳首に舌が届くんじゃないかしら? 自分で自分の乳首を吸うのって、どんな気持ち? すごくうらやましいわ。わたしの貧弱な体では、とてもそんないやらしいこと、できないもの」
なるほど、ワンピーを着たヤチカは、思ったより中性的な肢体をしていた。
身体だけ比べれば、10以上も年下の杏里のほうが、ずっと成熟しているといっていい。
「ああ・・・」
杏里の口からため息とも喘ぎともつかぬ、熱い息が漏れた。
ヤチカの言葉は麻薬だった。
脳裏に、裸体をむさぼるように撫で回す自分の姿が浮かんだ。
部屋にある鏡台。
あそこに何度この身体を映して眺めたことだろう。
知らぬ間に、服の上から胸をまさぐっていた。
ブラにこすれるたびに、乳首が硬さを増していく。
「それじゃ、足りないわよね」
ヤチカがいった。
「直接触ってごらん」
催眠術にかかったようなものだった。
杏里はもどかしげにタンクトップに手をかけると、一気に脱ぎ捨てた。
薄手のベージュのブラジャーから、乳房が半ばはみ出ていた。
ブラをずらし、解放する。
ぷるんとこぼれおちた乳房を、杏里はうっとりと見つめた。
かわいくって、きれいな、私の・・・。
もうがまんできなかった。
「乳首、すごく硬くなってるみたい」
ヤチカが感心したようにいう。
「その勃起乳首、つまんでみたらどんな感じ?」
人差し指と親指で、いわれた通り、同時にふたつの乳首をつまんだ。
「あん・・・」
声が出た。
快感が漣(さざなみ)となって、背筋を駆け抜ける。
「強く、ひっぱってみて」
ああ、いい・・・。
「下も脱ぎたくなってきた? それともパンティの上からのほうが感じるたち?」
ヤチカが舌なめずりするような声で、ささやいた。
「杏里ちゃんって、まだ中学生なのに、とってもエッチな下着つけてるから、びっくりしちゃった。ひょっとして、誰かに触られるの待ってるの? そのいやらしい身体を、めちゃくやにしてほしいっていう、願望の表れなのかしら?」
「そんなに、いじめ、ないで・・・」
息を切らしながら、杏里はいった。
「いじめてなんかいないわよ。わたしはただ、あなたにもっと気持ちよくなってほしいだけ。ほら、今度は足を開いてごらん。大事なところ、見せて欲しいの。そう、いい感じよ」
自分のしていることが信じられなかった。
杏里はミニスカートをたくし上げると、少しずつ、股を開き始めていた。
パンテイが丸見えになる。
腿と腿の間の三角の部分が、隠しようもないほど湿ってしまっている。
「乳首だけでこんなに濡れるなんて・・・杏里ちゃん、あなたって、ほんと、かわいい」
ヤチカがくすくす笑った。
「いや・・・笑わないで」
杏里は肩で息をしていた。
「恥ずかしいの? ますますかわいいわね」
ヤチカが目を細める。
「さあ、今度はそこ、触ってあげてね。うん、左手でおっぱいをもみながら、そう、まずはパンティの上から、その割れ目の真ん中を・・・」
だめ。
頭の中で思っても、自然に手が動いてしまう。
「クリトリスに触れたら、そのコリコリした部分を、特に念入りにさすってあげるの。ほら、もう、がまんできないくせに」
指が、濡れたところに触れた。
「あんっ」
杏里の背筋に電撃が走った。
もう、どうしようもなかった。
次の瞬間、杏里は狂ったように自分をいじめ始めていた。
杏里は恥ずかしさのあまり、ヤチカから視線を逸らした。
いちばん隠しておきたい部分を、言い当てられた気がした。
「言葉通りの意味よ」
ヤチカが甘い口調で続けた。
「杏里ちゃん、あなたは自分の体が大好きでしょう? 裸になって、鏡にその奇麗な身体を映して、うっとりしたりしない?」
「そ、そんなこと・・・」
「そして、眺めているうちに我慢できなくなって、あなたは触り出すんだわ。そのいやらしいほどやわらかい胸や、すべすべしたおなかを・・・」
「やめてください・・・」
小声で抗議した。
言い当てられている。
否定できないから、声に力が入らない。
その逡巡をヤチカは見逃さなかった。
「ごまかしてもだめよ。ほら、あなた、もう感じちゃってるじゃない。どうしたの? 裸になった自分を想像したの? それでこらえきれなくなってるんじゃない?」
「やめて・・・」
ヤチカのいう通りだった。
胸を隠そうと抱き締めたむき出しの腕に、勃起した乳首が当たっていた。
頭がふらふらした。
太腿の間が、おかしい。
ぬるぬるしている。
「脱いで。見せてほしいの」
ヤチカが囁いた。
「大丈夫。わたしはリリーと一緒に、ただ見てるだけだから。絶対にあなたに触れたりしないわ」
杏里は高熱を発したかのように、両腕で体を抱き、ぶるぶる震えていた。
だめ。
このままじゃ、私・・・・
「遠慮することないのよ。ここはわたしたちふたりの世界だから。誰も入ってきたりしない。あなたは、あなたのしたいようにすればいい。服を脱いで、全裸になってごらんなさい。ここなら、好きなだけ気持ちよくなれるわ」
「私は、そんな・・・」
女じゃない。
そういいたかった。
が、そういい切れない自分がいる。
体は確実にヤチカの言葉に反応しているのだ。
「さあ、下着を取って、その素敵な胸を見せて。つんつんに立った、そのふたつのピンク色の乳首。触ると気持ちいいんでしょう? それとも、乳房自体をじっくり揉んだほうがいいの? ひょっとして、その大きさなら、杏里ちゃん、あなた、乳首に舌が届くんじゃないかしら? 自分で自分の乳首を吸うのって、どんな気持ち? すごくうらやましいわ。わたしの貧弱な体では、とてもそんないやらしいこと、できないもの」
なるほど、ワンピーを着たヤチカは、思ったより中性的な肢体をしていた。
身体だけ比べれば、10以上も年下の杏里のほうが、ずっと成熟しているといっていい。
「ああ・・・」
杏里の口からため息とも喘ぎともつかぬ、熱い息が漏れた。
ヤチカの言葉は麻薬だった。
脳裏に、裸体をむさぼるように撫で回す自分の姿が浮かんだ。
部屋にある鏡台。
あそこに何度この身体を映して眺めたことだろう。
知らぬ間に、服の上から胸をまさぐっていた。
ブラにこすれるたびに、乳首が硬さを増していく。
「それじゃ、足りないわよね」
ヤチカがいった。
「直接触ってごらん」
催眠術にかかったようなものだった。
杏里はもどかしげにタンクトップに手をかけると、一気に脱ぎ捨てた。
薄手のベージュのブラジャーから、乳房が半ばはみ出ていた。
ブラをずらし、解放する。
ぷるんとこぼれおちた乳房を、杏里はうっとりと見つめた。
かわいくって、きれいな、私の・・・。
もうがまんできなかった。
「乳首、すごく硬くなってるみたい」
ヤチカが感心したようにいう。
「その勃起乳首、つまんでみたらどんな感じ?」
人差し指と親指で、いわれた通り、同時にふたつの乳首をつまんだ。
「あん・・・」
声が出た。
快感が漣(さざなみ)となって、背筋を駆け抜ける。
「強く、ひっぱってみて」
ああ、いい・・・。
「下も脱ぎたくなってきた? それともパンティの上からのほうが感じるたち?」
ヤチカが舌なめずりするような声で、ささやいた。
「杏里ちゃんって、まだ中学生なのに、とってもエッチな下着つけてるから、びっくりしちゃった。ひょっとして、誰かに触られるの待ってるの? そのいやらしい身体を、めちゃくやにしてほしいっていう、願望の表れなのかしら?」
「そんなに、いじめ、ないで・・・」
息を切らしながら、杏里はいった。
「いじめてなんかいないわよ。わたしはただ、あなたにもっと気持ちよくなってほしいだけ。ほら、今度は足を開いてごらん。大事なところ、見せて欲しいの。そう、いい感じよ」
自分のしていることが信じられなかった。
杏里はミニスカートをたくし上げると、少しずつ、股を開き始めていた。
パンテイが丸見えになる。
腿と腿の間の三角の部分が、隠しようもないほど湿ってしまっている。
「乳首だけでこんなに濡れるなんて・・・杏里ちゃん、あなたって、ほんと、かわいい」
ヤチカがくすくす笑った。
「いや・・・笑わないで」
杏里は肩で息をしていた。
「恥ずかしいの? ますますかわいいわね」
ヤチカが目を細める。
「さあ、今度はそこ、触ってあげてね。うん、左手でおっぱいをもみながら、そう、まずはパンティの上から、その割れ目の真ん中を・・・」
だめ。
頭の中で思っても、自然に手が動いてしまう。
「クリトリスに触れたら、そのコリコリした部分を、特に念入りにさすってあげるの。ほら、もう、がまんできないくせに」
指が、濡れたところに触れた。
「あんっ」
杏里の背筋に電撃が走った。
もう、どうしようもなかった。
次の瞬間、杏里は狂ったように自分をいじめ始めていた。
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