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第7部 蹂躙のヤヌス
#21 敏感少女
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スカートが、邪魔だった。
布越しでは飽き足らなかった。
杏里はもどかしげにミニスカートを腰の上までたくしあげると、股間をじかにテーブルの角に打ちつけた。
乳房が張りすぎて、胸がたまらなく窮屈だった。
わずかに身体を動かすだけで、乳首がこすれて稲妻が走る。
ふと気がつくと、ほとんど無意識のうちに、乳房を両手でわしづかみにしていた。
ブラウスの上から5本の指を立てて張り切った肉塊をつかむと、右に左に引きちぎるようにこね回す。
肌という肌が恐ろしく過敏になっているため、裸になってじかに揉むより快感は強かった。
芯のない巨大なプリンのような乳房を両手で激しくもみくちゃにしながら、テーブルの角を陰部にこじ入れる。
それでも足らなくなって、パンティをめくり、襞を外気に晒した。
そのまま濡れに濡れた”穴”に角を食い込ませ、狂ったように腰を振る。
充血して小豆大の大きさにまで膨れ上がった陰核がこすれると、子宮の奥に疼くような愉悦の波動が沸き起こった。
「そんなとこで悶えてないで、道具を使ってもいいのよ。ローターもバイブもあるわ。太さも色々なのがね」
そんな杏里をスケッチしながら、ヤチカが涼しい声で言う。
ヤチカはあくまで観察に徹するつもりらしく、目の前でこんなにまで杏里が乱れているのに、手助けしようとする気配もない。
だめだ、これじゃ。
テーブルの上にうつ伏せになり、勃起した両の乳首を冷たい表面にこすりつけながら、杏里は思った。
私、身動きもできないほど、感じてしまっている。
これじゃ、いくらなんでも、美里どころか、クラスメートとすらも、戦えないじゃない。
耐えなきゃ。
耐えることを、学ばなきゃ。
腕に力を込め、股間を無理やりテーブルの角から引き離す。
膣が物欲しげにひくついていた。
だから、テーブルから離れる時、粘着テープをはがすような音がした。
「あら? もうやめちゃうの?」
ヤチカがカンバスから顔を上げ、意外そうに目を見張る。
「せっかく、いいオーラ、出てたのに。吸引力抜群の、ものすごく淫蕩なオーラがね」
「私、こんなこと、しに来たわけじゃ、ありません」
喉から声を絞り出すようにして、杏里は言った。
「このままでは、薬に呑まれてしまって、身体がいうこと聞かないから…私、耐えなきゃと思って」
「なるほどね」
ヤチカが鉛筆立てに鉛筆を戻した。
「確かに、あなたの言う通りかもしれない。その調子じゃ、相手を浄化する前に、杏里ちゃん自身が自滅しちゃいそう」
「ええ…。でも、それでは、だめなんです」
後ろ手に手首を握り合わせ、胸を張って杏里は立ち上がった。
「この薬、効果が切れるまで、どのくらい、かかるんですか?」
「そうねえ。個人差はあるけれど、平均して2日かな」
杏里の問いかけに、さらりとヤチカが答えた。
「2日も…」
杏里は思案顔になった。
ということは、明日の二者面談、私はこの状態のまま、臨むことになるというわけか…。
「もちろん、だんだんと効果は薄れていくけどね。明日の夜には、正常に戻ると思うよ」
ヤチカの声が、遠くなっていく。
またぞろブラウスに肌がこすれて、身体のあちこちで快感の小爆発が起こり始めたのだ。
試しに、歩いてみた。
数歩歩いただけで、乳頭に刺激が来た。
乳首の先を鋭い爪で突かれたような快感に、いきなり後頭部がつんとなる。
更に太腿と太腿がこすれるたび、じわりと陰部から汁が滲み出すのがわかった。
クリトリスが過敏になりすぎていて、パンティに当たるたびに感じてしまうのだ。
「歩くのもつらそうね」
杏里の一挙種一同を目で追っていたヤチカが、気づかわしげに言った。
「大丈夫、です」
言ってはみたものの、これ以上、歩く気にはなれなかった。
このまま刺激を受け続けたら、理性のタガが吹き飛んで、私、ここで何を始めるかわからない…。
「車で送るわ」
イーゼルの向こうから、ヤチカが腰を上げた。
「もちろん、あなたのトレーナーに見つかるわけにはいかないから、おうちの真ん前までは無理だけどね」
「お願い、できますか?」
杏里はこうべを垂れた。
今は快感を追求すべき時ではない。
まずは、美里と対等の土俵に上がることだけを考えるのだ。
「それにしても」
杏里の肩を軽く押してロビーに戻りながら、感心したような口調でヤチカが言った。
「今の杏里ちゃん、すごくよかったわよ。あんまり悩ましいんで、つい手を出したくなっちゃった。身体が健康なら、きっと私、またあの時みたいに、あなたに挑みかかってたと思う。だから、安心して。あなたの魅力はその薬で倍増する。そのことが確かめられたんだから」
「は、はい」
杏里の足取りは、まるで夢遊病者のそれである。
「じゃ、きょうはここまでにしておくけど、モデルの件、頼んだわよ。今度の件が片づいたら、ぜひ専属でうちに来て。久しぶりに杏里ちゃんの切なそうな顔を目の当たりにして、改めて思ったの。これはいい絵が描けそうだって」
布越しでは飽き足らなかった。
杏里はもどかしげにミニスカートを腰の上までたくしあげると、股間をじかにテーブルの角に打ちつけた。
乳房が張りすぎて、胸がたまらなく窮屈だった。
わずかに身体を動かすだけで、乳首がこすれて稲妻が走る。
ふと気がつくと、ほとんど無意識のうちに、乳房を両手でわしづかみにしていた。
ブラウスの上から5本の指を立てて張り切った肉塊をつかむと、右に左に引きちぎるようにこね回す。
肌という肌が恐ろしく過敏になっているため、裸になってじかに揉むより快感は強かった。
芯のない巨大なプリンのような乳房を両手で激しくもみくちゃにしながら、テーブルの角を陰部にこじ入れる。
それでも足らなくなって、パンティをめくり、襞を外気に晒した。
そのまま濡れに濡れた”穴”に角を食い込ませ、狂ったように腰を振る。
充血して小豆大の大きさにまで膨れ上がった陰核がこすれると、子宮の奥に疼くような愉悦の波動が沸き起こった。
「そんなとこで悶えてないで、道具を使ってもいいのよ。ローターもバイブもあるわ。太さも色々なのがね」
そんな杏里をスケッチしながら、ヤチカが涼しい声で言う。
ヤチカはあくまで観察に徹するつもりらしく、目の前でこんなにまで杏里が乱れているのに、手助けしようとする気配もない。
だめだ、これじゃ。
テーブルの上にうつ伏せになり、勃起した両の乳首を冷たい表面にこすりつけながら、杏里は思った。
私、身動きもできないほど、感じてしまっている。
これじゃ、いくらなんでも、美里どころか、クラスメートとすらも、戦えないじゃない。
耐えなきゃ。
耐えることを、学ばなきゃ。
腕に力を込め、股間を無理やりテーブルの角から引き離す。
膣が物欲しげにひくついていた。
だから、テーブルから離れる時、粘着テープをはがすような音がした。
「あら? もうやめちゃうの?」
ヤチカがカンバスから顔を上げ、意外そうに目を見張る。
「せっかく、いいオーラ、出てたのに。吸引力抜群の、ものすごく淫蕩なオーラがね」
「私、こんなこと、しに来たわけじゃ、ありません」
喉から声を絞り出すようにして、杏里は言った。
「このままでは、薬に呑まれてしまって、身体がいうこと聞かないから…私、耐えなきゃと思って」
「なるほどね」
ヤチカが鉛筆立てに鉛筆を戻した。
「確かに、あなたの言う通りかもしれない。その調子じゃ、相手を浄化する前に、杏里ちゃん自身が自滅しちゃいそう」
「ええ…。でも、それでは、だめなんです」
後ろ手に手首を握り合わせ、胸を張って杏里は立ち上がった。
「この薬、効果が切れるまで、どのくらい、かかるんですか?」
「そうねえ。個人差はあるけれど、平均して2日かな」
杏里の問いかけに、さらりとヤチカが答えた。
「2日も…」
杏里は思案顔になった。
ということは、明日の二者面談、私はこの状態のまま、臨むことになるというわけか…。
「もちろん、だんだんと効果は薄れていくけどね。明日の夜には、正常に戻ると思うよ」
ヤチカの声が、遠くなっていく。
またぞろブラウスに肌がこすれて、身体のあちこちで快感の小爆発が起こり始めたのだ。
試しに、歩いてみた。
数歩歩いただけで、乳頭に刺激が来た。
乳首の先を鋭い爪で突かれたような快感に、いきなり後頭部がつんとなる。
更に太腿と太腿がこすれるたび、じわりと陰部から汁が滲み出すのがわかった。
クリトリスが過敏になりすぎていて、パンティに当たるたびに感じてしまうのだ。
「歩くのもつらそうね」
杏里の一挙種一同を目で追っていたヤチカが、気づかわしげに言った。
「大丈夫、です」
言ってはみたものの、これ以上、歩く気にはなれなかった。
このまま刺激を受け続けたら、理性のタガが吹き飛んで、私、ここで何を始めるかわからない…。
「車で送るわ」
イーゼルの向こうから、ヤチカが腰を上げた。
「もちろん、あなたのトレーナーに見つかるわけにはいかないから、おうちの真ん前までは無理だけどね」
「お願い、できますか?」
杏里はこうべを垂れた。
今は快感を追求すべき時ではない。
まずは、美里と対等の土俵に上がることだけを考えるのだ。
「それにしても」
杏里の肩を軽く押してロビーに戻りながら、感心したような口調でヤチカが言った。
「今の杏里ちゃん、すごくよかったわよ。あんまり悩ましいんで、つい手を出したくなっちゃった。身体が健康なら、きっと私、またあの時みたいに、あなたに挑みかかってたと思う。だから、安心して。あなたの魅力はその薬で倍増する。そのことが確かめられたんだから」
「は、はい」
杏里の足取りは、まるで夢遊病者のそれである。
「じゃ、きょうはここまでにしておくけど、モデルの件、頼んだわよ。今度の件が片づいたら、ぜひ専属でうちに来て。久しぶりに杏里ちゃんの切なそうな顔を目の当たりにして、改めて思ったの。これはいい絵が描けそうだって」
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