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第7部 蹂躙のヤヌス
#63 監禁調教⑦
「抽象的で、よくわからないわ」
出来の悪い生徒を前にしたように、美里が首を横に振った。
「言いたいことが見えてこない。あなたの言葉は、ただの記号の羅列にすぎないもの」
「…え? 記号?」
わからないのは、杏里のほうだ。
この女は、いったい何が言いたいのか。
いったい何を、私に望んでいるのだろう?
こんなに必死で訴えてるのに。
身体中が、こんなに反応してるというのに。
いったい何が、足りないというのだろうか?
「そうね。例えば、あなたの乳首だけど、今、どうなっているの?」
事情聴収でもするような口調で、美里が訊いてきた。
「どうって…」
戸惑う杏里。
そんなの、口で言わなくったって、見ればわかるのに…。
「説明しなさい。できるだけ詳しく」
「できるだけ、詳しく?」
相手の顔色を読もうと、杏里は無意識のうちに媚びるような上目遣いになっている。
「そう。いくら頭が悪くても、自分の身体のことだもの。説明ぐらい、できるでしょう?」
「は、はい」
美里の意図を読み取れるまま、仕方なく杏里はうなずいた。
顎を軽く引いて、胸に目を落とす。
鎖骨のあたりからなだらかなカーブを描いて、乳房がふたつ、飛び出している。
その頂で赤く腫れている乳首に、目を凝らす。
「か、硬くなっています。こ、これまでにないくらい…」
つっかえつっかえ、杏里は説明を始めた。
「色はどうなの?」
美里が訊く。
「赤くなっています。腫れてるみたい…」
「どうして、腫れてるのかしら?」
「私が、その、自分で触ったからだと思います」
「いつ?」
「ま、毎晩、寝る前に」
「どうして? どうしてそんなことしたの?」
「あの、お、オナニーしないと、眠れなくって」
「毎晩してるの?」
「は、はい…特に、先生の、その、面談を受けるようになってからは、ずっと…」
恥ずかしいい。
杏里はうなだれた。
まともに美里の顔を見られない。
だが、恥ずかしさは杏里にとって、何よりの快感だ。
辱めを受ければ受けるほど、燃えてくる。
「乳首が赤剥けになるほど、触ったわけね? もしかして、道具も使ったの?」
「え、ええ。洗濯ばさみで挟んだり、紐で縛って、その紐の先をベッドの足にくくりつけて、引っ張ったり…」
「ずいぶんと変態的なオナニーね。あなた、生まれながらの淫乱なのかしら?」
「ふつうの刺激じゃ、足りなくて…。先生にも、わかるでしょ? タナトスでいるのが、どういうことか」
「さあ、どうかしらね。私はあなたに比べれば、ずいぶん淡白なほうだと思うけど」
いつのまにか、美里はマッサージ器を止めてしまっている。
器具をテーブルに戻すと、代わりに床から猫のハナを抱き上げて、膝の上に置く。
「それで、どうやるの? あなた、オナニーの時は? 乳首だけでは、当然済まないわよね?」
「お風呂から出たら、まず、裸になって、鏡に、全身を映します…。鏡は、引っ越してきた時から家にあった、大きな鏡台です。顔と体が一緒に映るから、とっても、興奮、するんです」
「鏡の前で、どんな格好をするの? さぞかし、いやらしい格好なんでしょうね」
「片手で、乳房を揉みながら、もう一方の手で、あそこを、いじります。それで、ぬれぬれになって、我慢できなくなってきたら、今度は、床に四つん這いになって、お、お尻を、鏡に、映します…」
しゃべっていると、頭の中にその時の映像が浮かんできた。
説明を加えれば加えるほど、その絵は鮮明になっていくようだ。
オレンジ色の非常灯の淡い照明に浮かび上がる、艶めかしい真っ白な裸体。
まだ少女だというのに、身体中に脂が乗り切っている。
切ない喘ぎが、静寂を破る。
少女が盛んに呼んでいるのは、自分の名前だ。
鏡に映った己の分身に向かって、うわ言みたいに卑猥な言葉を浴びせかけているのだ。
「まるでけだものね。思った通りだわ。でも、もしかしたら、それ以下かも。犬や猫だって、そんなはしたないオナニーは、しないもの」
「鏡に映るお尻を見ながら、びらびらを触ります。そうすると、お汁が、いっぱいにあふれてきて、もう、止められなくって…」
杏里の息が、荒くなっている。
美里に促される前に、口が勝手に動く。
言葉を発するたびに、悦楽の波が同心円上に広がっていく。
「それから、クリも、クリも弄ります。最初は痛いからそっと…でも、慣れてくると、それでは足りなくなって、たまに爪を立てたり…そうすると、頭の芯がツーンとなって、足の指がつっぱって…」
「その間、乳首はどうしてるの? あなたの大好きな、その苺みたいな乳首は?」
「紐でしばって、引っ張るか、自分の口に含んで、舐めたり、噛んだり、します。あ、私、胸が大きいんで、ひとりで、そういうこと、できるから…」
「さぞ気持ちいいでしょうね。自分の口で自分の乳首を愛撫しながら、あそこに指を突っ込んで、鏡に映したお尻を振りたくるのは。もちろん、バイブは持ってるわよね。ローターも、特大のティルドも」
「は、はい…ネットで、買いました」
「使い方を教えてくれる?」
「は、はい…。さ、最近気にいってるのは、ゆ、床にバイブかティルドを、こ、固定して、それを、あ、穴に入れて、ゆっくり、す、座っていくやり方です。これだと、りょ、両手が、じ、自由に使えるから、す、好きなだけ胸を揉んだり、ち、乳首を虐めたり、ク、クリを触ったり、で、できるので…」
はあ、はあ、はあ、はあ。
杏里の喘ぎがひどくなる。
しゃべりながら、首をゆっくりと回し始めた。
太腿と太腿の間から、透明な液が椅子の上に広がって大きな染みをつくっている。
不自由ながら、懸命に尻を椅子に押しつけてグラインドしている。
上半身を震わせ、自分で乳房に振動を与えている。
「どうしようもないクズね」
美里が唾を吐くような口調で言った。
その瞬間、糸が切れた。
「い、いくっ」
杏里はうめいた。
「あ、だめっ」
のけぞり、叫んだ。
ガタンと大きく椅子が揺れた。
白目を剥き、がくりと首を落とす杏里。
そして。
激しい脱力感の中で、杏里はふと気づいた。
自分が、自分の言葉だけで、絶頂に達してしまったことに。
出来の悪い生徒を前にしたように、美里が首を横に振った。
「言いたいことが見えてこない。あなたの言葉は、ただの記号の羅列にすぎないもの」
「…え? 記号?」
わからないのは、杏里のほうだ。
この女は、いったい何が言いたいのか。
いったい何を、私に望んでいるのだろう?
こんなに必死で訴えてるのに。
身体中が、こんなに反応してるというのに。
いったい何が、足りないというのだろうか?
「そうね。例えば、あなたの乳首だけど、今、どうなっているの?」
事情聴収でもするような口調で、美里が訊いてきた。
「どうって…」
戸惑う杏里。
そんなの、口で言わなくったって、見ればわかるのに…。
「説明しなさい。できるだけ詳しく」
「できるだけ、詳しく?」
相手の顔色を読もうと、杏里は無意識のうちに媚びるような上目遣いになっている。
「そう。いくら頭が悪くても、自分の身体のことだもの。説明ぐらい、できるでしょう?」
「は、はい」
美里の意図を読み取れるまま、仕方なく杏里はうなずいた。
顎を軽く引いて、胸に目を落とす。
鎖骨のあたりからなだらかなカーブを描いて、乳房がふたつ、飛び出している。
その頂で赤く腫れている乳首に、目を凝らす。
「か、硬くなっています。こ、これまでにないくらい…」
つっかえつっかえ、杏里は説明を始めた。
「色はどうなの?」
美里が訊く。
「赤くなっています。腫れてるみたい…」
「どうして、腫れてるのかしら?」
「私が、その、自分で触ったからだと思います」
「いつ?」
「ま、毎晩、寝る前に」
「どうして? どうしてそんなことしたの?」
「あの、お、オナニーしないと、眠れなくって」
「毎晩してるの?」
「は、はい…特に、先生の、その、面談を受けるようになってからは、ずっと…」
恥ずかしいい。
杏里はうなだれた。
まともに美里の顔を見られない。
だが、恥ずかしさは杏里にとって、何よりの快感だ。
辱めを受ければ受けるほど、燃えてくる。
「乳首が赤剥けになるほど、触ったわけね? もしかして、道具も使ったの?」
「え、ええ。洗濯ばさみで挟んだり、紐で縛って、その紐の先をベッドの足にくくりつけて、引っ張ったり…」
「ずいぶんと変態的なオナニーね。あなた、生まれながらの淫乱なのかしら?」
「ふつうの刺激じゃ、足りなくて…。先生にも、わかるでしょ? タナトスでいるのが、どういうことか」
「さあ、どうかしらね。私はあなたに比べれば、ずいぶん淡白なほうだと思うけど」
いつのまにか、美里はマッサージ器を止めてしまっている。
器具をテーブルに戻すと、代わりに床から猫のハナを抱き上げて、膝の上に置く。
「それで、どうやるの? あなた、オナニーの時は? 乳首だけでは、当然済まないわよね?」
「お風呂から出たら、まず、裸になって、鏡に、全身を映します…。鏡は、引っ越してきた時から家にあった、大きな鏡台です。顔と体が一緒に映るから、とっても、興奮、するんです」
「鏡の前で、どんな格好をするの? さぞかし、いやらしい格好なんでしょうね」
「片手で、乳房を揉みながら、もう一方の手で、あそこを、いじります。それで、ぬれぬれになって、我慢できなくなってきたら、今度は、床に四つん這いになって、お、お尻を、鏡に、映します…」
しゃべっていると、頭の中にその時の映像が浮かんできた。
説明を加えれば加えるほど、その絵は鮮明になっていくようだ。
オレンジ色の非常灯の淡い照明に浮かび上がる、艶めかしい真っ白な裸体。
まだ少女だというのに、身体中に脂が乗り切っている。
切ない喘ぎが、静寂を破る。
少女が盛んに呼んでいるのは、自分の名前だ。
鏡に映った己の分身に向かって、うわ言みたいに卑猥な言葉を浴びせかけているのだ。
「まるでけだものね。思った通りだわ。でも、もしかしたら、それ以下かも。犬や猫だって、そんなはしたないオナニーは、しないもの」
「鏡に映るお尻を見ながら、びらびらを触ります。そうすると、お汁が、いっぱいにあふれてきて、もう、止められなくって…」
杏里の息が、荒くなっている。
美里に促される前に、口が勝手に動く。
言葉を発するたびに、悦楽の波が同心円上に広がっていく。
「それから、クリも、クリも弄ります。最初は痛いからそっと…でも、慣れてくると、それでは足りなくなって、たまに爪を立てたり…そうすると、頭の芯がツーンとなって、足の指がつっぱって…」
「その間、乳首はどうしてるの? あなたの大好きな、その苺みたいな乳首は?」
「紐でしばって、引っ張るか、自分の口に含んで、舐めたり、噛んだり、します。あ、私、胸が大きいんで、ひとりで、そういうこと、できるから…」
「さぞ気持ちいいでしょうね。自分の口で自分の乳首を愛撫しながら、あそこに指を突っ込んで、鏡に映したお尻を振りたくるのは。もちろん、バイブは持ってるわよね。ローターも、特大のティルドも」
「は、はい…ネットで、買いました」
「使い方を教えてくれる?」
「は、はい…。さ、最近気にいってるのは、ゆ、床にバイブかティルドを、こ、固定して、それを、あ、穴に入れて、ゆっくり、す、座っていくやり方です。これだと、りょ、両手が、じ、自由に使えるから、す、好きなだけ胸を揉んだり、ち、乳首を虐めたり、ク、クリを触ったり、で、できるので…」
はあ、はあ、はあ、はあ。
杏里の喘ぎがひどくなる。
しゃべりながら、首をゆっくりと回し始めた。
太腿と太腿の間から、透明な液が椅子の上に広がって大きな染みをつくっている。
不自由ながら、懸命に尻を椅子に押しつけてグラインドしている。
上半身を震わせ、自分で乳房に振動を与えている。
「どうしようもないクズね」
美里が唾を吐くような口調で言った。
その瞬間、糸が切れた。
「い、いくっ」
杏里はうめいた。
「あ、だめっ」
のけぞり、叫んだ。
ガタンと大きく椅子が揺れた。
白目を剥き、がくりと首を落とす杏里。
そして。
激しい脱力感の中で、杏里はふと気づいた。
自分が、自分の言葉だけで、絶頂に達してしまったことに。
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