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#18 尿パットの行方①
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「そんなことになるんじゃないかと思った」
呼ばれた瑞季女医は、下半身むき出しで意識朦朧としている僕を見下ろして、呆れたような口調で言った。
僕はといえば、彼女が舐めさせてくれた錠剤のおかげで、なんとか平静を取り戻していた。
舌の裏側に含んで溶かすそれは、ニトロという名前で、ニトログリセリンと同一物質なのかもしれなかった。
意識がはっきりしてくると、恥ずかしさでいても経ってもいられない気分になった。
なんとあり得ないことに、僕は看護師見習いたちに躰を触られて、カテーテルの中に射精してしまったのだ。
病室の中には、おなじみのあの青臭い匂いが漂っている。
僕の放出した精液の匂いである。
「気にしないでね。男の患者さんにはl、よくあることだよ」
蓮月はそう慰めてくれたものだったが、横で身体を縮めている乙都は気の毒なほど動揺していた。
呼吸と心臓の鼓動が元に戻ると、下半身の脱力感が全身をひたし始めた。
乙都の指と蓮月の指。
どちらも、おそろしく気持ちよかったのは、否定しようがない。
ふたりとも、二十歳そこそこの若い女性であるだけに、尚更だ。
「いい? 中高生の男の子って、人間の中で一番性欲が旺盛なの。あなたたちもそのあたりを頭に入れて、患者を扱わないと。まだ明るいんだからね。ブラックナースの出番には早すぎるでしょ
先生は、大して怒っているふうではなかった。
精液の溜まった尿パットを目の高さに上げて、しげしげ眺めている様子など、むしろ面白がっているようにも見える。
それにしても、またしてもあの単語だ。
”ブラックナース”。
同室者のオッサンは、黒衣の天使、とか言ってたような。
いったい何のことなのか。
そう言えば、隣の藤田氏は、「夜、部屋から出てはいけない」みたいなことを言っていた。
夜になると、マジで何がどうなるというのだろうか。
「ま、とにかく今後は気をつけることね。確かに精液の採取も必要だけど、この子の場合、まだ早い。もう少し、心臓の具合がよくなってからじゃないと、今回みたいに心停止の危険がある。でもまあ、せっかく採取できたんだし、これは例のところに」
呼ばれた瑞季女医は、下半身むき出しで意識朦朧としている僕を見下ろして、呆れたような口調で言った。
僕はといえば、彼女が舐めさせてくれた錠剤のおかげで、なんとか平静を取り戻していた。
舌の裏側に含んで溶かすそれは、ニトロという名前で、ニトログリセリンと同一物質なのかもしれなかった。
意識がはっきりしてくると、恥ずかしさでいても経ってもいられない気分になった。
なんとあり得ないことに、僕は看護師見習いたちに躰を触られて、カテーテルの中に射精してしまったのだ。
病室の中には、おなじみのあの青臭い匂いが漂っている。
僕の放出した精液の匂いである。
「気にしないでね。男の患者さんにはl、よくあることだよ」
蓮月はそう慰めてくれたものだったが、横で身体を縮めている乙都は気の毒なほど動揺していた。
呼吸と心臓の鼓動が元に戻ると、下半身の脱力感が全身をひたし始めた。
乙都の指と蓮月の指。
どちらも、おそろしく気持ちよかったのは、否定しようがない。
ふたりとも、二十歳そこそこの若い女性であるだけに、尚更だ。
「いい? 中高生の男の子って、人間の中で一番性欲が旺盛なの。あなたたちもそのあたりを頭に入れて、患者を扱わないと。まだ明るいんだからね。ブラックナースの出番には早すぎるでしょ
先生は、大して怒っているふうではなかった。
精液の溜まった尿パットを目の高さに上げて、しげしげ眺めている様子など、むしろ面白がっているようにも見える。
それにしても、またしてもあの単語だ。
”ブラックナース”。
同室者のオッサンは、黒衣の天使、とか言ってたような。
いったい何のことなのか。
そう言えば、隣の藤田氏は、「夜、部屋から出てはいけない」みたいなことを言っていた。
夜になると、マジで何がどうなるというのだろうか。
「ま、とにかく今後は気をつけることね。確かに精液の採取も必要だけど、この子の場合、まだ早い。もう少し、心臓の具合がよくなってからじゃないと、今回みたいに心停止の危険がある。でもまあ、せっかく採取できたんだし、これは例のところに」
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