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#150 乱交パーティへの誘い⑱

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 仁美の注文は、無茶にもほどがあった。
 立位でそれぞれ女を腰の上に乗せたまま、ベッドから床に飛び下りるだなんて…。
「無理よ、危ないから、やめて…」
 琴子がそう言いかけた時だった。
 崩れるように、正一が、そして和夫がジャンプした。
 着地の瞬間、すさまじい衝撃が琴子の躰の芯を突き抜けた。
 和夫のペニスが、更に奥深く、琴子の子宮に食い込んだのだ。
 いや、正確に言うと、食い込んだのは和夫のペニスそのものではなく、亀頭に押し込まれたローターである。
 強く押し当てられたローターの振動が子宮を震わせ、琴子は夢中で仁美にしがみついた。
 倒れそうになった和夫を正一が支える格好になり、辛うじて4人がバランスを取り戻す。
 抱き合った女を真下から刺し貫いた男が、部屋の真ん中で向かい合う。
「いいわ、うまくいったようね。じゃあ、そのまま、私たちを落とさないよう、歩いて廊下に出て」
 琴子の乳房におのれの乳房を押しつけながら、仁美が言った。
 この体勢で歩くには、和夫と正一は蟹のように横に移動するしかない。
 ふたりがぎこちなく横歩きを開始すると、真下から突き上げる振動で琴子は危うく声を上げそうになった。
「いい感じ。そのまままっすぐ行って、ドアを開けて、外に出るの」
 仁美の言葉に、琴子は瞬時に快感から引き戻された。
「外へって…あなた、何を、言ってるの?」
「見られたいでしょ?」
 くすっと笑って、仁美が答えた。
「琴子さん、あなた、みんなに見られるの、好きじゃなくって?」
「そ、そんな…」
 馬鹿な、と言おうとしたが、呆れて続きが口から出なかった。
 その間にも、男ふたりは蟹歩きを続けて、玄関にたどりついている。
「さあ、行きましょう」
 仁美の命令に、正一がドアノブを回す。
 ガチャリと鍵の外れる音がして、生暖かい夏の夜の外気が部屋の中に流れ込んできた。
 

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