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第2章 地獄の底を這いまわれ
♯10 地獄からの使者②
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元いた世界?
アニメ?
なんのことだろう。
「で、今俺は、そのスナフキンを気取って、旅を続けてるってわけだ。まあ、だから俺のことは、スナフとでも呼べばいい」
「スナフ…?」
「それより、行くのか行かないのか。よもや、ここで一生はりつけになってるつもりじゃあるまいな」
「でも…この身体では、逃げてもいずれ、捕まってしまう…」
「ずっと遠くに逃げればいいだろう。そのための乗り物もある」
「乗り物?」
この砂漠の移動手段といえば、ラクダぐらいなもの。
ラクダは足が遅いから、大して距離も稼げないに違いない。
「1960年もののハーレーさ。手入れはバッチリだから、新車同然だ。こんな砂漠、半日もあれば抜けられる」
ハーレー?
また聞いたことのない単語が出てきた。
この男、ただの旅人とは思えない。
だが、その自信に満ちた態度には、どこか惹かれるものがあった。
「わかったわ」
しばしの逡巡の後、ルビイは言った。
「お願い。私をここから連れ出して」
アニメ?
なんのことだろう。
「で、今俺は、そのスナフキンを気取って、旅を続けてるってわけだ。まあ、だから俺のことは、スナフとでも呼べばいい」
「スナフ…?」
「それより、行くのか行かないのか。よもや、ここで一生はりつけになってるつもりじゃあるまいな」
「でも…この身体では、逃げてもいずれ、捕まってしまう…」
「ずっと遠くに逃げればいいだろう。そのための乗り物もある」
「乗り物?」
この砂漠の移動手段といえば、ラクダぐらいなもの。
ラクダは足が遅いから、大して距離も稼げないに違いない。
「1960年もののハーレーさ。手入れはバッチリだから、新車同然だ。こんな砂漠、半日もあれば抜けられる」
ハーレー?
また聞いたことのない単語が出てきた。
この男、ただの旅人とは思えない。
だが、その自信に満ちた態度には、どこか惹かれるものがあった。
「わかったわ」
しばしの逡巡の後、ルビイは言った。
「お願い。私をここから連れ出して」
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