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#28 敵か味方か⑧
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おしっこ?
紗英の言う通りだった。
部屋の中には強烈なアンモニアの臭気が漂っている。
それは紛れもなく、ついさっき、明が男子トイレで嗅いだものと同じ匂いであった。
あの強面のオッサンが、小便を・・・?
信じられなかった。
それほどの恐怖を、紗英が与えたというのだろうか?
しかし、この愛くるしい顏とムチムチボディの少女に、そんなことが可能だとはとても思えない。
が、目の前で事務机が溶けて半分に折れ曲がっているのは、疑いようのない事実である。
紗英はやはり培養人間なのだろうか。
それも、今まで出会った怪人たちを凌駕する、超強力な・・・。
「ニラさん・・・」
女刑事が鼻をつまみながら、老刑事に近寄った。
「ガチでチビってるじゃありませんか。先にシャワー、浴びさせてもらいます?}
「うるさい」
その言葉に、ようやく老刑事が反応した。
「そんなことはどうでもいい。それより、上に連絡しろ。こいつはホンモノだ。組織は、全面的にこいつらを支援しろ、と」
紗英の言う通りだった。
部屋の中には強烈なアンモニアの臭気が漂っている。
それは紛れもなく、ついさっき、明が男子トイレで嗅いだものと同じ匂いであった。
あの強面のオッサンが、小便を・・・?
信じられなかった。
それほどの恐怖を、紗英が与えたというのだろうか?
しかし、この愛くるしい顏とムチムチボディの少女に、そんなことが可能だとはとても思えない。
が、目の前で事務机が溶けて半分に折れ曲がっているのは、疑いようのない事実である。
紗英はやはり培養人間なのだろうか。
それも、今まで出会った怪人たちを凌駕する、超強力な・・・。
「ニラさん・・・」
女刑事が鼻をつまみながら、老刑事に近寄った。
「ガチでチビってるじゃありませんか。先にシャワー、浴びさせてもらいます?}
「うるさい」
その言葉に、ようやく老刑事が反応した。
「そんなことはどうでもいい。それより、上に連絡しろ。こいつはホンモノだ。組織は、全面的にこいつらを支援しろ、と」
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