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16. 深まる謎
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渡瀬から準備が整ったと言われ、早速自宅に会いに行くことにした。
もちろん渡瀬も連れて。
渡瀬は初めて真島さんに会うんだよね。
私、会うのいつぶりだろう。
緊張してきた。
渡瀬がインターホンを押して、玄関の扉が開くと休日なのか部屋着で片手に缶ビールを持った男が出てきた。
私は緊張で体が固まって声が出なくて、それを見た渡瀬が代わりに対応した。
「突然の訪問申し訳ありません。真島さん、でお間違いないでしょうか?」
「いや、違いますけど」
「……え?いやでも、この方の旦那様でお間違いありませんよね?」
渡瀬はすかさず、真島さんの奥さんの写真を見せる。
「はい……そうですけど、どちら様ですか?」
訝しげに私たちを見る缶ビールおじさん。
焦った渡瀬はラブホテルからホストと出てきた真島さんの奥さんの写真を見せた。
「この写真見覚えありますよね?この方はあなたの奥様では?」
「なんだよ、休みの日にまた胸糞悪い写真見せてきやがって。もう何回も見たけど、別にそういうのどうだっていいよ」
「では、やはり真島さんで?」
「しつこいなぁ。だから、違うって。もう、いい?」
ガチャンと扉を閉めらた。
帰りの車の中で、渡瀬が車を運転してる。
その姿が東堂さんに見えて今までの事が脳裏を過ぎる。
「東堂さん、あの女抱いたのは嘘だったってことですよね?」
「はるさん……?」
「私、すごく怒りましたよ。結局東堂さんの辛いはどうなりましたか?まだ辛いですか?」
自分でもおかしいと分かってるのに、言葉が止まらない。
だって東堂さんがいるし、結局あなたが辛かったら私はまた寂しくなるんだなぁって分かったからさ。
どっちかの怒りが収まるまで、一生ループしちゃうよ。
でもそれでもいいかな。
東堂さんとあーだこーだ言いながら、最後はお決まりのオナニーの見せ合いっこ。
したいなぁ。
「久しぶりにしませんか?」
「……なにを?」
「見せ合いっこ」
「はるさん!しっかりしてください!僕は渡瀬です!」
声の大きさにびっくりした。
「渡瀬、声大きいよ」
「………大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないけど、大丈夫だよ。大丈夫じゃなくても今まで生きてきたんだし。渡瀬さ、東堂さんになってって言ったらなってくれる?あ、命令ね」
「……私は、私でしかないですよ」
「ほんとにいたらいいのにね、東堂さん。真島さんみたいにさ、もし会えなくてもちゃんといたんだって思えれば東堂さんのこと心置きなく休ませてあげられるのに」
「…………。真島さん、じゃなかったですね」
「んー?あぁ、ね。神様が会うなって言ってるのかな。それか東堂さんか」
「おかしいですよ。奥さんの写真を見せたら確かに自分が夫だと認めました。でも真島さんじゃない……」
私はそれよりも、車内で話すいつもの東堂さんに会いたくて、会えてるような気がしてちゃんと目を見て話してほしかった。
「ねぇ、渡瀬。命令」
「ですから、私は東堂さんではありません」
「うん。分かったからさ、黙って見ててくれるだけでいいから」
「なにをです?」
「私がひとりでしてるとこ」
始めようとすると運転しながら片腕で全力で止められた。
なんでダメなのよ。
見てるだけだよ?
別にいいじゃん。
減るもんじゃなし、ケチ。
「そんな私のこといや?」
「……そういうことではなくて」
「ちゃんと渡瀬って分かってるよ。その上で私があんたを誰に見立ててオナニーしようが勝手でしょ?」
「セクハラが過ぎますよ。真島さんじゃなくてショックだったからヤケになってるんですか?」
「違うよ。真島さんのことは関係ない」
「そんなに良かったですか?」
「見せ合い?良かったよ、してみなよ」
「……普通にするより恥ずかしくないですか?」
「セックスだったらいいの?」
「違います」
「ひど、そんな即答しなくても」
「いや、そういう意味じゃなくて。その、だいたい見せ合いって何するんですか?」
「だからオナニーだよ。普段してるでしょ?それを見せ合うだけ」
「だけって……」
あぁもう、めんどくさい。
別にあんたがやってくれなくてもいいってば。
私は助手席のシートを倒して、横になりながら胸を出し、揉んでいく。
「はるさん!やめてください!あなた一応有名人なんです。こんなとこすっぱ抜かれたりでもしたら大変ですよ。ここではダメです」
またも、運転しながら片腕で服をサッと戻され、渡瀬はどこかへ向かっていった。
着いた場所はすごく思い入れのある場所だった。
もちろん渡瀬も連れて。
渡瀬は初めて真島さんに会うんだよね。
私、会うのいつぶりだろう。
緊張してきた。
渡瀬がインターホンを押して、玄関の扉が開くと休日なのか部屋着で片手に缶ビールを持った男が出てきた。
私は緊張で体が固まって声が出なくて、それを見た渡瀬が代わりに対応した。
「突然の訪問申し訳ありません。真島さん、でお間違いないでしょうか?」
「いや、違いますけど」
「……え?いやでも、この方の旦那様でお間違いありませんよね?」
渡瀬はすかさず、真島さんの奥さんの写真を見せる。
「はい……そうですけど、どちら様ですか?」
訝しげに私たちを見る缶ビールおじさん。
焦った渡瀬はラブホテルからホストと出てきた真島さんの奥さんの写真を見せた。
「この写真見覚えありますよね?この方はあなたの奥様では?」
「なんだよ、休みの日にまた胸糞悪い写真見せてきやがって。もう何回も見たけど、別にそういうのどうだっていいよ」
「では、やはり真島さんで?」
「しつこいなぁ。だから、違うって。もう、いい?」
ガチャンと扉を閉めらた。
帰りの車の中で、渡瀬が車を運転してる。
その姿が東堂さんに見えて今までの事が脳裏を過ぎる。
「東堂さん、あの女抱いたのは嘘だったってことですよね?」
「はるさん……?」
「私、すごく怒りましたよ。結局東堂さんの辛いはどうなりましたか?まだ辛いですか?」
自分でもおかしいと分かってるのに、言葉が止まらない。
だって東堂さんがいるし、結局あなたが辛かったら私はまた寂しくなるんだなぁって分かったからさ。
どっちかの怒りが収まるまで、一生ループしちゃうよ。
でもそれでもいいかな。
東堂さんとあーだこーだ言いながら、最後はお決まりのオナニーの見せ合いっこ。
したいなぁ。
「久しぶりにしませんか?」
「……なにを?」
「見せ合いっこ」
「はるさん!しっかりしてください!僕は渡瀬です!」
声の大きさにびっくりした。
「渡瀬、声大きいよ」
「………大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないけど、大丈夫だよ。大丈夫じゃなくても今まで生きてきたんだし。渡瀬さ、東堂さんになってって言ったらなってくれる?あ、命令ね」
「……私は、私でしかないですよ」
「ほんとにいたらいいのにね、東堂さん。真島さんみたいにさ、もし会えなくてもちゃんといたんだって思えれば東堂さんのこと心置きなく休ませてあげられるのに」
「…………。真島さん、じゃなかったですね」
「んー?あぁ、ね。神様が会うなって言ってるのかな。それか東堂さんか」
「おかしいですよ。奥さんの写真を見せたら確かに自分が夫だと認めました。でも真島さんじゃない……」
私はそれよりも、車内で話すいつもの東堂さんに会いたくて、会えてるような気がしてちゃんと目を見て話してほしかった。
「ねぇ、渡瀬。命令」
「ですから、私は東堂さんではありません」
「うん。分かったからさ、黙って見ててくれるだけでいいから」
「なにをです?」
「私がひとりでしてるとこ」
始めようとすると運転しながら片腕で全力で止められた。
なんでダメなのよ。
見てるだけだよ?
別にいいじゃん。
減るもんじゃなし、ケチ。
「そんな私のこといや?」
「……そういうことではなくて」
「ちゃんと渡瀬って分かってるよ。その上で私があんたを誰に見立ててオナニーしようが勝手でしょ?」
「セクハラが過ぎますよ。真島さんじゃなくてショックだったからヤケになってるんですか?」
「違うよ。真島さんのことは関係ない」
「そんなに良かったですか?」
「見せ合い?良かったよ、してみなよ」
「……普通にするより恥ずかしくないですか?」
「セックスだったらいいの?」
「違います」
「ひど、そんな即答しなくても」
「いや、そういう意味じゃなくて。その、だいたい見せ合いって何するんですか?」
「だからオナニーだよ。普段してるでしょ?それを見せ合うだけ」
「だけって……」
あぁもう、めんどくさい。
別にあんたがやってくれなくてもいいってば。
私は助手席のシートを倒して、横になりながら胸を出し、揉んでいく。
「はるさん!やめてください!あなた一応有名人なんです。こんなとこすっぱ抜かれたりでもしたら大変ですよ。ここではダメです」
またも、運転しながら片腕で服をサッと戻され、渡瀬はどこかへ向かっていった。
着いた場所はすごく思い入れのある場所だった。
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