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4. ただ一人の読者へ
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人気のあるジャンルから大きく道を外した小説ばかり書いている私なのだが、ただ一人、必ず読んでくれるある人物がいる。
読んでもらった以上、やはり感想は気になるものでつい「どうだった?」と聞いてしまう。
感想の要求に関して、無理強いは良くないと心得ているつもりだ。
読んでもらえるだけでも有難い。
「読むと必ず感想を言わなければならない」と思わせてしまうと相手の重荷になる。
それはだけは避けたい。
ところが、私を満足させるほどの感想を言えない致し方ない理由もあるのだ。
以下に、後述します。
私はその人に心の底から「面白かった!」と言わせたい。
その人に褒めちぎられ、絶賛されたいのだ。
承認欲求と言われればそれまでなのだけれど、私はあなたにヒットする小説を書きたいと思って、酷い眼球疲労に襲われながらも目薬片手に今日も執筆しています。
もちろん、「自分が書きたいから書いている」というのは大前提であるとして。
ただ私の悪い癖で、一度書き始めると「書かなければ」とも思い、休憩も挟まず、気付けば10時間ぶっ通しで書いていたこともあり、やや無理をしている感は否めない。
私はスマホのメモで小説を書いているのだが、元々早かったフリック打ちもまた一段と早くなった。
一つ、問題がある。
その人は今のところ、私の小説を楽しみにし、面白かったと言ってくれている。
「なんだ、早々に願いは叶っているじゃないか」と思われるだろうが、何か物足りない。
その理由は明白で、その人には文才や語彙力というものが通常の人より著しく不足している。
言葉の引き出しが一段しかなく、それを開けても中身がまるでスッカラカンなのだ。
これが先程書いた、致し方ない理由。
感覚とすれば、同じ「面白かった!」でも、小学生に言われるのと大の大人に言われるのとでは受け取り手の感触というのはものすごく幅のあるものだと思う。
このニュアンス……伝わるだろうか。
例えば、小学生の「面白かった!」は100%に聞こえるのに対して、大人の発する「面白かった!」の一言は、一言でしかないのだ。
何が面白かったのかが分からない故に、次こそはぎゃふんと言わせてやろうと執筆を続けている。
ただし、当の本人は悪気があるわけでもなく、本心から褒めてくれているというのは頭では分かっている。
分かってはいるのだけれど……やはりぎゃふんと言わせたい。
言わば私の小説は、その人への恋文でもあり挑戦状みたいなものなのかもしれない。
それにしても、読んでくれる人が確実に一人でもいるというのは物書きにとって最大の活力となるものです。
いつも、ありがとう。
これからも精進します。
さて、そろそろ温めていたストックを投稿してみましょうか。
次に投稿するものは、少々難解で複雑すぎるので理解に時間がかかるかもしれない。
あなたの反応や、いかに━━━━━━━━。
読んでもらった以上、やはり感想は気になるものでつい「どうだった?」と聞いてしまう。
感想の要求に関して、無理強いは良くないと心得ているつもりだ。
読んでもらえるだけでも有難い。
「読むと必ず感想を言わなければならない」と思わせてしまうと相手の重荷になる。
それはだけは避けたい。
ところが、私を満足させるほどの感想を言えない致し方ない理由もあるのだ。
以下に、後述します。
私はその人に心の底から「面白かった!」と言わせたい。
その人に褒めちぎられ、絶賛されたいのだ。
承認欲求と言われればそれまでなのだけれど、私はあなたにヒットする小説を書きたいと思って、酷い眼球疲労に襲われながらも目薬片手に今日も執筆しています。
もちろん、「自分が書きたいから書いている」というのは大前提であるとして。
ただ私の悪い癖で、一度書き始めると「書かなければ」とも思い、休憩も挟まず、気付けば10時間ぶっ通しで書いていたこともあり、やや無理をしている感は否めない。
私はスマホのメモで小説を書いているのだが、元々早かったフリック打ちもまた一段と早くなった。
一つ、問題がある。
その人は今のところ、私の小説を楽しみにし、面白かったと言ってくれている。
「なんだ、早々に願いは叶っているじゃないか」と思われるだろうが、何か物足りない。
その理由は明白で、その人には文才や語彙力というものが通常の人より著しく不足している。
言葉の引き出しが一段しかなく、それを開けても中身がまるでスッカラカンなのだ。
これが先程書いた、致し方ない理由。
感覚とすれば、同じ「面白かった!」でも、小学生に言われるのと大の大人に言われるのとでは受け取り手の感触というのはものすごく幅のあるものだと思う。
このニュアンス……伝わるだろうか。
例えば、小学生の「面白かった!」は100%に聞こえるのに対して、大人の発する「面白かった!」の一言は、一言でしかないのだ。
何が面白かったのかが分からない故に、次こそはぎゃふんと言わせてやろうと執筆を続けている。
ただし、当の本人は悪気があるわけでもなく、本心から褒めてくれているというのは頭では分かっている。
分かってはいるのだけれど……やはりぎゃふんと言わせたい。
言わば私の小説は、その人への恋文でもあり挑戦状みたいなものなのかもしれない。
それにしても、読んでくれる人が確実に一人でもいるというのは物書きにとって最大の活力となるものです。
いつも、ありがとう。
これからも精進します。
さて、そろそろ温めていたストックを投稿してみましょうか。
次に投稿するものは、少々難解で複雑すぎるので理解に時間がかかるかもしれない。
あなたの反応や、いかに━━━━━━━━。
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いらっしゃいませー!
なるほど、GWってそういう意味でしたか🤣
みなさん赤井先生の才能に魅了されてますね👏
いやぁ、10万字はなかなかきつい!
書いてる間に他に書きたいものが出てきてしまって(笑)
弁慶いいですね✍️
かっこいいし書き甲斐がありそう……🤔
実はもうすでに別人物で歴史物書き始めてます🤣
完成したら是非そちらもよろしくですー!
RBFCの「ぽよぽよ」です。
こちらにもお邪魔します。
先生のお話はめちゃくちゃ魅力的ですよ❗
たくさんの人に読んでほしいですけど、「ここ」向けではないかもしれないですね(失礼)。
ファンタジーと恋愛とBL..
それ以外は、よほどのチャンスに当たらないと難しいですね。
うちの先生は「GW(日陰の道(笑))」の道を選ばれました。
私もうちの先生の書くプロットとセリフ入りチャプターで人気コミックの原作2本書かせてもらって生計を立ててます(笑)。
今回、赤井先生のおかげで読み始めた偶然ではありますが、これからも先生の作品を見守らせていただきます。
ぱにゃにゃんだー❗
(/¯◡ ‿ ◡)/¯ ~ ┻━┻
こちらにもありがとうございます!
そうなんです!
作中にも書いた通り私の作風は『ここ』向きではないと思います(笑)
異世界ものや転生が大ウケですもんね😅
しかし、ウケよりも自分の書きたいものを書く道を選びました。
私も赤井先生と同じく『日陰の道』を選んだ口ですね🤣
物書きで生計を立ててらっしゃるとは、すごいですね!それも赤井先生の力があってこそというのが、これまた感服です。
一体何者?!
これからも末永いお付き合いをよろしくお願い致します。
ぱにゃにゃんだーฅ^•ω•^ฅ