古川真治の事件簿ー明治浅草屋殺人事件ー

ロン・インディー

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古川真治の事件簿ー明治浅草屋殺人事件ー

古川真治の事件簿ー明治浅草屋殺人事件ー後編

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「え?半兵衛、憲兵隊に入隊できたんだな」
古川はちょっとびっくりした様子で言った。二人は昔話をしていると右側から怒鳴る声で拒否をする会話が聞こえてきた。
「ちょっと何をする!やめろ」
「いいから危ないものを確認すだけだから暴れないで!」
それは一人の宿泊人と憲兵隊との怒鳴り合いだった。そして宿泊人の手には木箱を携えて、なんだか重そうな感じの荷物だと分かる。
「どうした?」
「ああ小牧隊長、実は」
「テメェーが隊長か?こいつらが俺の大事な物品を手から引き離そうとしやがるんだ!」
宿泊人の男が小牧隊長に苦情を放った、小牧隊長は冷静さを保ち無表情に低い声でこう話した。
「そうでしたか、我が隊員の無勝手な行動に不快な気持ちにさせてしまい申し訳ない。が、しかしそれが我々の仕事です。」
「クソッタレ、絶対に渡すものか!」
宿泊人は絶対に渡さまいと木箱を覆うように抱きしめて頑固に拒否した。
その様子を見ていた古川は浅草屋の女将さんに聞いた。
「あの男は誰ですか?名簿と職業を」
「名簿と職業をですか?そうですね…」
女将さんは少し考えたあと名簿の書かれた紙を古川に渡した。
「これをどうぞ。職業は書いていませんが…」
「ありがとう助かる」
古川は名簿書に目を通した、この旅館には約四十人の宿泊人がいるようだった。
古川真治は名簿書を眺めていると、ドスンッ!と、重たく鈍い地響きと共に悲鳴が鳴り響いた。その悲鳴は木箱を持っていた男性のもので、ドスンッ!と重たい音が鳴り響いたのは男性が大事に持っていた木箱が横に倒れた地響きのようだ。すると木箱の隙間から赤紫の液体が溢れてきた。
周りにいた人はその液体を血と悲鳴を上げた、そして木箱を持っていた男は「あァァァァっ!」と大声て叫び膝から崩れ落ちて言った。
「俺の…俺の酒が!!!」
男は酒と叫び声泣き出した。周りにいる人たちは一体何が起きたのか分からなかった、すると、小牧隊長は液体の方に行きしゃがみこんだと思いきや酒に指を付けペロッと舐めた。
「一体何を?!」
憲兵隊の隊員が小牧隊長に言った。すると小牧隊長は少し考えの間を空け言った。
「これはワインだ」
「ワ、ワイン?」
憲兵隊はワインと何かわからない様子だったので小牧隊長はワインとは何か説明を始めた。
「ああ、ワインとは洋酒だ。西洋に伝わるぶどうを原材料に発酵菌を混ぜて造る手間のかかる酒だ。日本での販売や所持は固く禁じられている。(明治初期までは法律上、洋酒(ワイン、ウォッカ、カクテル)など禁じられ一万円"現在価約8万円"の罰金、または、三年の懲役だあった)お前はこの場で逮捕する。」
「そ、そんなー!」
「お前たち、コイツを逮捕しろ」
憲兵隊達は洋酒所持として男をその場で現行犯逮捕された。

ー洋酒所持違反の男を逮捕した後の鶴の間ー

「師匠、洋酒所持違反の男は捕まりましたが殺人犯の犯人はまだ見つかりませんね」
「しかし、洋酒所持違反の男が捕まったと言うことは犯人がより絞れやすくなったという事だ」
その後、憲兵隊達や古川は殺人犯を探す時間は数時間続いた。
そして憲兵隊の一人が小牧隊長に駆け寄って来た。
「隊長!全く証拠が見つかりません」
「うん…そうか、まだ、どこかに証拠が隠れているかもしれん。もう一度探してくれ。」
「了解」
憲兵隊達は犯人の残した証拠を探している中、古川は周りの宿泊人に事情聴取や気になる人について聴き回っていた。
「気になる人?」
最初は花柄の爽やかな水色の着物を着た若い女性に事情聴取をしていた。
「はい。この旅館で怪しい動きをしていた人や動揺、ソワソワなどしていた人とか…」
若い女性は考えているとあることを思い出しだ。
「そうだ…」
「何かわかりましたか?」
「一人私とすれ違った男性がいたんです。」
「すれ違った男性?」
「ええ、そのすれ違った男性は私と目を会った瞬間服を気にしていました」
「服を気にしていた?あの、その男性の服装と体型を詳しく」
そして若い女性は体を動かしてどんな服装だったかそしてどんな体型、髪型だったか説明した。
「確か…袴は上が濃い苔色のような袴で下は薄い灰色の色をだったわよ。体型は細身で髪型はボサボサだったわよ。」
「ふむ、袴は上は濃い苔色、下は薄い灰色の服装で体型は細く髪はボサボサ」
その後古川はそれにあたる男性を探した。そして探したらそれに近い服装の男性を五人を集めてた。
「急に集めてなんの用だよ」
「済まないね。今犯人探しに協力していただきたいんだ。」
「……」
集まった五人は、うっすらと顔の表情を変えた。
そして古川は五人の職業、名前、年齢を確認した、その場で集団事情聴取を行った。
「じゃあ左から順に名、職、歳を教えてもらいたい。」
先に事情聴取したのは濃い苔色の袴を着た髪ボサボサの男性だ。かなり老けている。
「あ、はい。俺は内村 泰造(たいぞう)、職は郵便員で歳は35歳。兎の間(うのま)に宿泊しています」
「うん、次お願いします。」

次もその色に近い袴の男性だ、さっきの内村さんよりは髪はボサボサではなくまだ若い顔立ちをしている。
「私は飲み屋の店主をやっている宮下 次元(じげん)です。『宮下家』という名で店を開いています、部屋は弦の間で歳は24歳です。」
「居酒屋、『宮下家』のオススメは?」
古川はメニューのオススメを聞いた。
「あ、宮下家のオススメは自家製タレを使った焼鳥ですね。」
「そうか。じゃあ次」

次は最初に事情聴取をした内村さんと同じぐらいのボサボサの髪をした男性だ。袴は濃い苔色をしているが所々破れた部分を針で縫ってある男だ。
「私は大渕(おおぶち)大介。私も居酒屋をやっています。そしてあの亡くなられたお方…実は私の店に何回か来ていただいた方なのです。」
とんでもない衝撃発言に周りにいた憲兵隊達や事情聴取をしていた古川は『知り合い』と言う部分に顔を変えた。
「知り合い?あのお方と知り合いだったんですか?」
古川は大渕さんに聞いた。すると大渕さんは全てを語りだした。
「あのお方の名は服部さんというお方でした。一昨日も服部さんとは話していまして…あの時の服部はいつものように笑って世間話を話してくれました…しかし、あの服部さんがお亡くなられて今も信じられません…」
そして大渕さんは大粒の涙を流して言った。大渕さんは亡くなった服部さんとは意外な知り合い関係で一瞬疑ったがその感情は本物のようだった。
しかし、服部さんを殺した犯人では内容だ。
そして事情聴取は続いた。

「はい、私は絵師をやっています。」
「絵師?その手元の道具は絵師の?」
次の男は絵師をやっている男のようだ、服はよく似た濃い苔色の袴に手には大きな『絵師セット』をずーっと大事そうに持っている。
「ずーっと絵師道具を持っていますが、一度おろしたらどうです?」
「いや、大丈夫だ。」
「中身を見せていただいてもいいですか?」
男は素直に絵師道具を入れたカバンを開けて見せてくれた、質は木製で縦開きの西洋製道具箱のようだ。そして、道具箱の裏には「Yukihira」と英語で名前が書かれていた。
「あなたの名前は幸平と言うのですか?」
「ええ、そうなんですよ。」
「へぇ~、そうなんですか。どんな絵を描かれているんですか?」
「結構な種類の絵を描きますよ。肖像画や浮世絵なんかを」
「なるほど。西洋の絵描き師を見るのは初めてで、一回持ち方と筆の動かし方を見たいな。幸平さん、いいですか?」
古川は頼み込んだ、幸平さんは素直に筆の持ち方、動きを古川に教えた。
「こうやって「人差し指」と「中指」を筆の持ち手に揃えて持つんです。」
「へぇ~なるほど。」
そして幸平さん手首を『大きくくねらせながら』描く素振りをした。
「なるほど、「日本の持ち方」と「海外の持ちた」が違い上、「筆の振り方すら」も違うんですね」
「え、えぇ。まぁ」
そうして幸平さんの事情聴取は終わり次へ回った。

次も同じ濃い苔色の袴に髪は少し落武者風の髪をしている。
「次はあなたは?」
「小生(しょうせい)は元武士をやっていました。」
「武士?」
「あ、はい。武士の頃、「戊辰戦争」に参加していました。今は武士道の稽古をしていますけれども…。あ、すみません。名前を言っていませんでしたよね。小生の名は石川 天在門(てんざいもん)、川柳の間に宿泊する武士道の先生をやっています。」
古川は石川さんの話を聞いて「戊辰戦争」について疑問を持った。
「うん、なるほど、もう一度聞きますが、戊辰戦争に参加していたんですか?」
「はい、この小生戊辰戦争に参加し「幕府軍」に所属、会津藩の攻城戦を行っていました。しかし小生らの軍は敗北「討伐軍」に捕まってしまいました。その後、解放されたものの農民になった時の衝撃は今でも忘れてはいません。」
石川さんは冷静さをたもちながらも怒りの混じった口調で言った。
「……」
 すると服部さんと親しみに近かった大渕さんが何かを思い出したかのように悲鳴に近い声で古川達に言った。
「そういえば!服部さんも戊辰戦争に参加していたと言っていました!!確か…「討伐軍」の足軽だと!」
「エッ?!」
周りにいた憲兵隊達や古川は石川さんに目を向けた。
「なんだって…?!」
石川さんは大渕さんの口から出て衝撃発言に身体を震わせた。そして石川さんの顔は真っ赤に染まり怒りを見せた。周りにいた人たちは石川さんに疑いの目を向け怯えだした。すると大渕さんは石川さんの胸ぐらを掴み大きな声で怒鳴るように叫んだ。
「服部を殺したのはお前か?!」
石川さんは膝から崩れ落ち大声で泣き出し声にならない声で言った。
「小生じゃない!!…殺してはない!!」
しかし石川さんはその声も虚しく憲兵隊達に取り押さえられ服部さんを殺した犯人として連行された。

ー事情聴取の終わった鶴の間ー

その後事情聴取は終了し石川さんは容疑者と認められ一件落着に周りは一安心していた、が、古川だけは違った。古川はまだ納得の行かない様子で(石川さんを含む)5人の語った内容を整理した。その後服部さんの死体は憲兵隊に回収され、部屋は服部さんの血痕と血で濡れた布団だけになった。
古川は5人の事もそうだが今、別の会話を回想していた。
 数分前…古川に最近起きている奇妙な事件に関する話を小牧隊長が話した。
「真治は知っているか?『漆黒の怪人 切り裂き般若』て」
「『漆黒の怪人 切り裂き般若』?初めて聞いたな」
「そうか、今京都で有名な話らしんだ。」
「いや、知らないな『切り裂きジャック』なら知っているが…一体なぜその話を?」
「ああ、それは今起きた服部さんの腹部の切り裂き方が異様で、今まで見てきた中で一番不気味なんだ。腹部を綺麗に切断され、内蔵はえぐられるよ切り裂かれている。」
「……」
 古川は考えていると、ピカッとあるひとつの閃きを脳内に導き出した。小牧隊長の言っていた『切り裂き般若』の殺害行為と事情聴取した5人の中のあの男だと古川は絞り込んだ。
(犯人は石川さんでは無い!まだこの旅館に犯人はいる!)
古川は心の中で断言した。その後古川は助手の加武田(かぶた)や小牧隊長ら隊員を呼び真の犯人について語った。
「どうした?真治」
小牧隊長が聞いた。古川は「犯人は石川さんじゃない」と問うと周りの隊員達は頭の上にハテナが飛び交う。加武田も分からない様子だった。
「犯人は石川さんじゃないてどういうことですか?師匠」
そして古川は事情聴取した4人の中に『漆黒の怪人 切り裂き般若』はいると言った。

ーとある男性の部屋ー

事情聴取を受けた一人の男は服を脱ぎ、真っ黒い『漆黒』と呼べる程の光すらも飲み込むほどの袴に着替え出した。そしてその男の顔には真っ赤な顔の般若の仮面をはめ『切り裂き般若』へと姿を変えた。切り裂き般若は背に刀を身につけた。
切り裂き般若の居た部屋の窓から身を乗り出し、器用に次から次へと旅館の壁のでっぱりをつたりある部屋の壁にペタッと背中を付けるように立ち止まった。その部屋は同じ旅館の鳳凰の間に宿泊する女性の部屋だった。
女性は小説を黙読している。そして切り裂き般若は軽くガタガタ…窓を揺らした。
「風?」
女性は立ち上がり窓の方へ近ずいてきた。それを見ていた切り裂き般若は背中に背負っていた刀を抜き片手に持った。
「……」
女性はガラガラ…と窓を開けた時だった、その隙を見て切り裂き般若は女性に飛びかかって入ってきた。
「キャーーー!!」
「黙れ!女!!」
切り裂き般若は女性の髪を鷲掴みにして抵抗する頭を固定させ刃を首筋に当てた。
「お前の首!もらった!!」
「そこまでだ!切り裂き般若!!」
「?!!」
切り裂き般若は声のする方向に目を向けるとそこには古川らが居た。
「手を離しなさい!切り裂き般若!いや、幸平さん」
「……ッ、お前…」
「そこまでですよ。幸平さん、あなたはもう包囲されています。観念しなさい。」

そして切り裂き般若(幸平さん)を周りを憲兵隊隊に包囲され逃げも隠れも出来なくなった。そして自分が『切り裂き般若』と告白し古川に聞いた。
「何故だ?何故俺が切り裂き般若だと分かった?!」
「何故かだって?それはあなたの筆の振り方にあります。あなたの筆の振り方、手首を蛇の頭のように独特な滑らかさを重視しているようにも見えた。その動きは忍や中国拳法『八極拳』の動きをしていた事、そして、あなたの絵師の西洋製カバンのそこは二重底になっていた。その隙間から黒い漆黒の布が少しだけ飛び出てましたしね。」
すると切り裂き般若は鼻で笑い口を開いた。
「それだけで俺が切り裂き般若って、分からねぇだろ?」
「いや、あなたは事情聴取事に大きな失敗をおかしていた。あなたは名を語ってはいないということだ。俺が名を聞こうとする前に自分が『絵師』と言う話題に事情聴取の会話を逸らした。その逸らし方は俺でもすぐには気づけなかったですよ。そして西洋カバンに書かれていた『Yukihira』という名はあなたが以前どこかで殺(あや)めた相手の物品じゃないですか?その名を書いていることも知らずに」

 すると切り裂き般若はゆっくりと立ち上がり女性を解放した。女性は恐怖で血が上っていたのか、フラフラする体で古川達の方へ走ってきた。
 そして切り裂き般若は刀を捨てた。切り裂き般若は観念したようだ。小牧隊長は切り裂き般若を捕まえるよう憲兵隊達に指示を出した、憲兵隊達は切り裂き般若を捕まえようと駆け寄った、と、その時切り裂き般若は戦闘体勢をとり捕まえようとする憲兵隊達を八極拳で叩き出したのだ。
 古川達は素早い切り裂き般若の拳法で驚いている間にもうそこにいた憲兵隊達を八極拳で倒してしまった。そして拳法も知らない古川も切り裂き般若を捕まえようと拳で殴り掛かるが、耐久、重量、速さ、威力、強さを全て兼ね備えた切り裂き般若に対抗出来ず、腹部を手の甲で突きで飛ばした。
「し、師匠大丈夫ですか?!」
「ああ、心配するな…」
 古川は腹部を押えながら加武田に言った。すると、切り裂き般若は刀を素早く手に取り空いた窓から逃げようとした!
「あ!逃げられる!」
 古川は悲鳴のような声で言った時だ。
「任せろ!!」
 気を張った声で切り裂き般若の方に走り出したのは小牧隊長だ、小牧隊長は逃げようとする切り裂き般若の服の襟元を力づくで引っ張り出し背負投で思いっきり強く畳に叩きつけるように投げ飛ばした。
「グハッ!!」
その後、切り裂き般若はピクリっとも動かなくなった。古川は脅威の力技に小牧隊長に聞いた。
「お前、凄いな…」
「だろ、俺はこの憲兵隊に入って『柔道』を猛特訓したからな」
「……」
そして切り裂き般若は周りに居た宿泊人や旅館の方々の手を借り紐で手足を結び捕まえることに成功した。
するとその時だ、「師匠危ない!」、加武田は叫び声とともに古川を押し倒した、そしてその一秒後、銃声が旅館内に響いた。
 なんと紐で縛ったはずの切り裂き般若が紐から抜け出していた。そして切り裂き般若の手には近代的な片手拳銃を構えていた。そして切り裂き般若は仮面の口が開き、その中から白い煙幕を大量に放出、部屋の中は真っ白い煙に包み込まれた。
「クソ!逃がすか!」
古川は切り裂き般若のいた方向へ走り煙を払った、しかし、そこには切り裂き般若の姿がなかった。旅館の窓は空いており切り裂き般若はその窓から逃げたと推測される、そして畳の上には切り裂き般若の般若仮面が落ちていた。
「クソ…逃がしたか…」
古川は下に落ちていた般若仮面を拾い上げて言った。

 その頃、旅館から脱出した切り裂き般若は、旅館の屋根に立っていた。そして切り裂き般若は懐(ふところ)から手帳を取り出しこう書き記した。
『今日に切り裂いた数は一人、最も少ない数だ。あの"古川"と言う奴が邪魔をしやがったんだ。最悪だ。しかし、我々忍の一族『風魔衆』の末裔として人々を切り裂なきゃならないと言う宿命がある。』
切り裂き般若は書き記した手帳の部分を破り、隣に流れている川に投げ捨てた。
 そして川へ投げ捨てた紙は静かに雪が解けるように消え沈んでいった。
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